Two for the Road いつもふたりで

"Due per la strada" --- ミラノに住むふたり、橘凛夫婦が、徒然とイタリア生活やヨーロッパの綺麗な風景、旅行記を綴ります。

夕暮れのクレタと海と女の子

今週のお題はてなブログ フォトコンテスト 2017夏」

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あーあ、夏が終わっちゃった。

女の子とありますが、妻です。
年齢詐称ですみません、と謝ると妻に怒られるので、謝らないでおきます。
あっちもこっちも立てられないんです、旦那というのは。

 

我々の夏休みハネムーン、クレタ島ではキサモスにホテルを取って、
そこを基点に、バロス、エラフォニシの両ビーチまで車で行ったのですが、
宿泊した最後の日没後に気付いてしまったのです、
ホテル隣接のビーチに入っていなかった!って。

水着を次の朝まで乾かさなければいけないので、
とりあえずは膝下まで、じゃぶじゃぶじゃぶじゃぶ、と進む。
日没後の、泳ぐ人がどんどん去っていく海って、寂しいですね。
僕らの今年の夏の終わりだと思いました。

 

ちなみに、この写真の後*1、今まで使っていたCanon 70Dが、
何故か純正のレンズを認識しなくなり、イカれ始めました。
発売直後に買って、4年近く飛び回るように使ってたんで、
仕方がないのですが、いやはや、しかし悲しい。

イタリアには、
新婚さんはハネムーン休暇として一律14日間(2週間)取れるなんていう、
強きを援け弱きを挫くイタリアにしてはめずらしく素敵な法律がありまして、
さんざんイタリアという国、国民、文化に振り回されてきた我々にも、
たまにはいい事あるじゃん、と思っていたのですが。
結局はイタリアの呪いなんじゃないか、と勝手になすりつけておきます。

 

ちなみに、どれくらい使い込んだら、カメラって故障しだすんでしょうか?

今日のBGM 

Mr.Children 「君がいた夏

君がいた夏

君がいた夏

ド定番で申し訳ないですが、ミスチルのファーストシングルを。
夏が終わるとこの曲をただただ聴くっていうのは、
もう高校生の頃から変わっていないですね。
変わったのは、夏が過ぎても「君がいる」ってところでしょうか。
お後がよろしいようで。

 

ちなみに夏が終わった私は、休暇最後の日を移動日にあてて、
早速もう出張に入っています、そんなストックホルム
35℃の世界から、18℃の世界へこんにちは。
昨日は晴れたんですが、久しぶりに雨を見ましたよ。
雨って寒いじゃん!

*1:正確にはこの夕暮れの撮影以降

クノッソス宮殿の夕暮れ

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クノッソス宮殿

クノッソス宮殿には最終日、18時頃に行きました。
ヘラクリオンの考古学博物館と同様、20時まで開場*1だったためです。

先に考古学博物館に行き、夕方宮殿に行ったのは正解でした。
やっぱり夏のエーゲ海、日差しはとてもきつい。
太陽が上っている頃は、日陰がすぐに見つかる街の方が過ごしやすいし、
夕方の方が、遺跡見学は過ごしやすいし、人も少なかったです。

また、知識の入りようも変わってきます。
個人的にクノッソス宮殿は、ただ単に行ってみたい、という理由と、
考古学博物館は、線文字Aと線文字Bが見てみたい、という理由で、
旅行の計画に入れてましたが、考古学博物館を先に行ったお陰で、
どういう背景にこの宮殿があったのか、先におさらいできました。
もちろん、携帯で日本語のWikipediaとか、
地球の歩き方のページとか、読みながらでしたけどね(笑)

 

また、見学終わった後は、ちょっと興味を持って調べたりもしました。
下記サイトが素晴らしいほどしっかりした情報があり、
訪問前でも、訪問後でも、読み物としてオススメです。

hp1.cyberstation.ne.jp

(リンクフリーという事なので、無許可で貼らせていただきます。)

コメント欄がなかったので、こちらで勝手に御礼申し上げます。

*1:2017年現在

クレタのビーチ筆頭バロス・ラグーン

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軽いハイキングの後の目を瞠る風景

今回、クレタ島にも行ってました。

クレタ島、なんといっても安い!
ヨーロッパの観光地かとビックリするくらい、ご飯やホテルが安いです。
あまり日本の方にも知られていないんだと思います。
全くといって良いほど日本の方に出会いませんでした。

その代わり、イタリア人が多い。。。
日頃の疲れを癒しに来たはずなのに、来たところはイタリア語ばかり聞こえて、
なんだか普段とあまり変わらないようでした。

 

閑話休題
クレタ島ですが、個人的に2つの見所を楽しみにしていました。

一つは有名どころ、クノッソス宮殿
ギリシア神話のミノタウルスのラビリンスで有名なこの宮殿、
実際はその神話が出来るよりも遥か昔、
紀元前1800〜1300年頃に栄えたミノア文明の宮殿。
滅亡後に宮殿跡地を見たギリシア人達が後付けで神話を作ったそうです。
世界史では、アーサー・エヴァンスが発見・発掘した事で有名。
これはまた後日ご紹介という事で。

 

実はもう一つは、クレタ島にあるビーチでした。
行ったのはイラフォニシ / Irafonissi と このバロス / Balos。
このクレタ島、実はTripadvisorや、他の旅行サイトの中で、
ギリシャ第1位、第2位を獲得するくらい、綺麗なビーチを持っています。
どこのサイト見ても、5位以内には確実に入ります。
紅の豚で有名なザキントス島のビーチよりも、概ね評価が高い。)

これは(写真撮りに)行ってみたい、と思い、駆けつけた次第。

 

 

・・・中々ハードな行程でした。

特にこのバロス・ビーチ / Balos Beach。
バロス・ラグーン / Balos Lagoonという名前もあるように、
ラグーン(潟)地形で、すぐ傍に居住地はありません。。。
レンタカーで途中から未舗装の道を時速30kmで砂埃上げながら、走る事20分。
駐車場に駐めた後、徒歩で下る事15分。
いやー、気軽に重い荷物なんか持って来ちゃって、大変でした。

さらに大変だったのは、晴れにも関わらず、強風だった事。
舞い上がった砂がビシバシ当たって痛いのなんの。
折角持って来た砂浜用テントとか、張ることすら許されない笑
天候は前以って確認してから、日程を決めて行った方が良いですね。

 

でも写真としては、素晴らしい写真が撮れました。
あと、透明感抜群の海を泳げたのも素敵な思い出です。
また後々アップしていきます。

ちなみに
我々は朝10時くらいに到着して、昼過ぎにはいそいそと脱出したのですが、
昼くらいになると、駐車場にすら駐められず、
未舗装の道に道すがら駐めて歩くことになります。
いやぁ、朝が遅いイタリア人だらけで良かった笑

イアの夕暮れ

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帰宅しました

あまりネット環境が良くなく、サボりぐせも重なって久しぶりの投稿です。

写真はサントリーニのイア。
夕陽が沈んだ後の時間帯が、個人的に一番好きです。
イアの夕暮れをタイムラプスで撮影したんですが、
まず載せたいと思ったのはこの夕暮れ後の写真。

夜の青が濃く染まる前に、どうして夕陽は正反対の赤を濃くするのか。
そして夕陽が沈んだ後、その赤と青が様々な比率で紫を見事に彩っている。
青と赤の中間という意味を持った「紫」が、個人的にすごく好きです。

 

イアの要塞から夕陽を撮影するのに、
日が沈む2〜3時間前には既に場所取りが始まっていると聞いていたので、
日の入りが始まる19時半(8月後半)から3時間前と思って16時半から並んでいました。
でも30分くらい、しばらくは自分独りなんていう事態に・・・
アホですね。

気がついたら後ろに他のアジア人がいらっしゃって、
服装からして中国人かな、と思っていたら、どうやら日本人の方。。。(すみません)
ドイツにいらっしゃる駐在の方でした。
その節は、本当にご迷惑おかけしました。。。