Two for the Road いつもふたりで

"Due per la strada" --- ミラノに住むふたり、橘凛夫婦が、徒然とイタリア生活やヨーロッパの綺麗な風景、旅行記を綴ります。

写真の位置情報とミラノ・チャイナタウンの豆腐屋

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写真の位置情報について

昨日の写真、2週間前だったか、ウィーンに行く途中のものだったので、
てっきりチロル地方のものかと思っていましたが(離陸時は寝てましたし)、
いやいや、まだまだ、全然イタリアもイタリア、
南チロルですらなく、イゼーオ湖の北東、ブレーノ辺りだったようで。
あの辺りでもまだ春先はこんな景色を残すんだなぁ、と驚きました。

携帯電話で撮影した写真なので位置情報まで書き足すんですよね。
それは確かに2010年くらいにはもう実装されていて、
当時iPhone4の写真で十分だった私は結構その機能を気に入っておりました。
一眼レフは専用のGPSモジュールが無いと着けられないですからね。
ちなみにGPS信号なんで、携帯電話がフライトモードでも、使えるわけです。

でも最近ではGoogleフォトとかに入れておくと、
中のアシスタント機能がえらく優秀で、場所分けをすごいしてくるんです。
これまた、すごい勝手に。

何が恐ろしいかって、これ、自分ちの庭で撮影しても、
自分の住んでる町の中の分類になってるんですよ。
別に風景とか撮ってるわけでもない写真でも、レストランの中の写真でも。
あれどうやってるんだろう。
私の携帯がGPS情報を送ったりしていて、その時間で勝手に分類するのかしら。

顔判別もそうですよね。
未だに通りすがりの人やらポスターの写真やらダビデ像やら(笑)判別しますが、
いやいや、これが結構正確で。

で、今世の中の携帯Androidも結構な数いるわけで(特に欧州は)。
その携帯には、基本的にGoogleフォトが入っているし、同期もオンなんですよね。
そして、それぞれの携帯写真が、アップされて、顔やら風景やら判別されて、
そうなっていくと、その人のやってることや行動パターンとかも、
やろうと思えば分かっちゃいますよね。
それは、ちょっと怖いのかもしれない。

まぁ便利さというのは、常にリスクが付き纏うわけで。
私なんかは自宅と職場の場所もGoogleマップに登録していて、
そうしておくと朝起きた時も携帯が、今混雑しているかしていないか、
簡単な渋滞情報を教えてくれるし、
ミラノ辺りを調べていると、その場所まで何分かかるかとか教えてくれる。
もし万が一、私の事を傷めようと思う人がいれば、
その情報を盗んで分析すれば、多分簡単に出来ちゃうでしょう。
まぁそんな分析する程ヒマな人がいるか分かりませんが。

先日出張を共にした同僚とも話していましたが、
要は便利とリスクとの付き合い方なんですよね。
重要なのはリテラシー、リスクをどこまで受容しながら、利便性を享受するか。
SNSや携帯を使いながらもたまにふとリスクについて考えてみるのも良いのでは。

 

しかしGoogleフォト。
アップローダーに関しては非常に、なんというか、不便です。
特に今。
最近強制的に使わされているアップロードソフト「バックアップと同期」が、
ただただ長い・・・そして名前不詳、おいおいGoogle怖いよ。
この3日間PCを立ち上げっぱなしにしても、まだ半分も終わってないとか。(絶望)

Picasaからずっと使っていた身としては、Picasaが使えなくなって、
Googleフォトアプリをインストールして再度同期したりして、
でそのアプリが急に停止になり、今回の「バックアップと同期」・・・
次また新しいソフトになる時はいっその事Googleフォトを止めようかと思っています。

おっと、今日の写真はミラノのチャイナタウンです。

閑話休題

今日の写真はミラノのチャイナタウンの一画。
写真の中心には、チャイナタウンに行く度に寄るお豆腐屋さん、Da Zhong Dou Fu。
もちろん中国の豆腐で、絹ごし豆腐はないですが、木綿豆腐によく似た食感のがあり、
しかもかなりデカい一丁が1.2ユーロなんて安さなので、
チャイナタウンに寄る際は毎回必ず買うようにしています。

ミラノのチャイナタウンは結構異質で、面白い町だと思います。
イタリアの建物をそのまんまに、お店のサインは漢字、漢字、漢字。
行き交う人も半分くらい中国人で、聞こえてくる言語も中国語だらけ。

でも、残りの半分くらいはイタリア人なので、
ミラネーゼ達にもこの不思議な世界は受容されているのかなと思います。

そんなミラノのチャイナタウンですが、
最近オープンしたうどん屋さんが我々の大のお気に入りです。
ちょっと覗いてみていただけると幸いです。

飛行機から眺めるアルプス

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私も書きます

ご無沙汰しております。
投稿しない期間がかなり長くなってしまいました。

その間も出張先等で、ちょくちょく撮影しているのですが、
なんというか、個人的にあまり変わり映えのしない写真が多くて、
撮る度に投稿したいと思えるか悩んで結局投稿していません。

そんな難しく考えず、最近撮影した中で話のネタになるのを、
ただただ出すだけでいいんですけどね。

 

なので今日は、とりあえず携帯写真でも。
今日のは飛行機で見下ろすアルプスです。
ミラノから北に移動しようとすると、当然アルプスが立ちはだかります。
このアルプスが延々と続く様が、天気が良いとこうやって窓の下で見られます。

私は預け荷物がある時、意識的に窓側の席を取っています。
到着してもどうせ預け荷物で待たされるので、通路側を取ってもしょうがない。
それ以外では、何分にもせっかちなので、
特に眠くもなくて、降りたらすぐに空港から出られるなら、
通路側の席を取って、少しでも早く動けるようにしたいんです。

窓側の席を取ったとき、特に超早朝のフライトの場合、
往往にして寝る事ばかり考えているのですが(窓に寄り掛かれるし)、
そんな時に限って朝日が綺麗で、雲もなくて、アルプスの景色が本当に綺麗なんです。
朝3時に起きて眠い中でも、撮らなきゃいけない使命感と、勿体ない貧乏性。
・・・今までに何枚も何枚も撮ってるんですけどね。

携帯は、最近購入したMoto Z2 Play、それに付属出来るHasselbladのカメラ。

持ち運びがよくて、さらにズームが出来て、非常に満足しております。

イタリアのネット・携帯事情

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新居にようやくネットが繋がりました

最近、全く更新出来ていなかった本ブログ。
というのも先月から引っ越しをしていて、ネット回線のお引越しも中々出来ていなかったのです。。

3月から、こちらから何度も何度も業者に来るように連絡していても、カスタマーよりも業者が強いこの国のこと、アポが向こう都合で二転三転し、ようやく業者がやって来たのが昨日。1ヶ月近く、携帯回線のみの不便な生活を強いられていましたが、ようやく解放されました。


我が家は、家のネットも携帯も、ここ数年はVodafoneを利用しているのですが、正直、特に何か優れているというところはないです。夫の仕事携帯込みで、妻の携帯料金は家族分ということで無料になっていることくらいでしょうか。

イタリアの大手キャリアは、TIM,Vodafone,WIND,TRE...などがあって、
私は上記のうち、WIND以外は利用しましたが、どれもサービスの質は似たり寄ったりです。繋がりやすさなどは、都会部であれば、特にどれも変わりないと思います。コストはTIM(←私の中ではdocomo的立ち位置)から高い順なので、学生さんにはWINDやTREが良いかも知れません。実際、私がTREを利用していた頃の月額料金は15ユーロくらいでした。最安プランなら一桁ユーロ台程度のはず。

他にも探せば、もっと格安SIMがあるかも知れませんが、所感では、イタリアのキャリアは日本に比べるとかなり割安感があるので、十分かなと思っています。

夫は仕事でイタリア国外にたくさん電話するので、EU圏と北米にお得にかけられるプランにしていますが、EUが昨年6月から、 EUローミングフリーEUの携帯キャリアを持っていれば、EU圏内なら国内と同じように使えるように。旅行・出張先でも電話・ネットが使い放題!という画期的な取り組みを始めたので、最近はさほどメリットもなくなってきたように思います。 今後も仕事との兼ね合いがあるので、Vodafoneから変更することはないと思いますが...消極的選択といった感じです^^;

毎日快晴、毎日夏日

先週頃までのしつこい肌寒さは何処へやら、今週からは、毎日25度超えの夏日です。根っからの暑がりなので、今夜あたりからすでに扇風機を稼働させようか悩んでいるほど。

新居は、居間とベッドルームに2台エアコンがあるので、この夏が猛暑になっても何とかやり過ごせそうです(イタリアはエアコンがある物件がかなり少ないです。ヨーロッパを北上していけばもっとないですが...。でも、毎年夏がだんだん暑くなっていっているので、家電量販店ではエアコンを売り出しまくっています)。

体調管理が大変ですが、今はミラノがサローネ(国際家具見本市)真っ最中、これほど毎日快晴だと気持ちいいですね。私達も明日あたりぶらっとフオーリ・サローネに行ってみる予定です。

今日のBGM


Nodame Cantabile OST [Full Album] - with track listings

引っ越しすると、忘れていたいろんな楽譜やCD、DVDが出て来て、整理に追われていました。合間に懐かし「のだめカンタービレ」のDVDドラマ鑑賞。これももうすでに12年前なんですね。これほど原作に忠実・誠実だったキャスティング、世界観の実写ドラマは他にないでしょう。私の周りでも、音楽のプロアマ問わず、みんな満足していたように思います。

Youtubeに、抜粋ですがアルバムがあったので流しています。

五年ぶりの桜が見られました

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最近は忙しくあります

最近は引っ越し、出張等で忙しく、中々更新出来ておりません。

3月中旬、出張で日本に行ったのですが、
ちょうど東京では桜が咲き始め、週の終わりには満開近くになってくれました。
私にとってはこれは五年ぶりの桜でした。
季節外れだったはずなのに、たまたま桜前線が合わせてくれて、
本当に運が良かった。

ちなみに諏訪湖にも行ってきましたが、ここでは雪に遭いました。
たった1週間で雪も桜も見られるとは。

ローマのもう一度行きたいレストラン

お題「もう一度行きたい場所」

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2017年の「もう一度行きたいレストラン」暫定1位!

昨年だけでも、我々の中でもう一度行きたいレストランが結構ひしめいてますが、
ここを訪れたのは12月30日という年の瀬。
 
Hostaria dell'Orso
VIA DEI SOLDATI 25/C, 00186 ROMA
 

最後の最後にガツンと記憶に残る、素晴らしいレストランでした。

その日、私達はItaloに乗ってローマに到着したばかり。
在住の友人にオススメされていたお店に行ったのですが、予約せずに行ったので、満席であえなく撃沈。
仕方ないので、テヴェレ川沿いをブラブラ歩きながら、夫御用達・ミシュランアプリでふと見つけたレストランです。
場所はウンベルト1世橋のすぐ近く。

 
クリスマスから年末年始シーズンというのもありますが、もう、見た目からしfancy!です。元貴族の館らしく、内装も重厚で、記念日ディナーやデートにも持ってこいの雰囲気。バーやディスコテカ(クラブ)も併設されています。
もし、私がローマ在住なら、訪ねてきてくれた友人知人を必ずお連れするだろうと思います。味が良くてかつ雰囲気込みのレストランは、あるようでそうないですからね〜。
 
お料理はイタリアンですが、いわゆる「何を食べても美味しい!」というイタリアあるあるな至福なやつで、きのこのパスタやお肉のタリアータの味が忘れられません。
そのうちレストランブログにも詳細載せられたらいいなと思います。
 
その晩はわりと空いていて、予約せずとも、一番良いと思われる窓辺の席に案内してもらえました。隣がパリから来たカップルで、日本大好きらしく、色々話かけてくれました。私達と同じようにローマでの年越しを楽しみにやって来たそうです。近年の日本ブームのせいか、ざっくばらんに話しかけられることが以前よりあります。
 
大晦日はやはり和食が食べたいという我々の願望で、ローマ老舗日本食濱清の年越しディナーに行って、勿論良かったですが、テヴェレ川ビューのここで年越しというのも粋で良かったかも。
 

永遠の都の夜

食後は、川沿いをまた散歩して、サンタンジェロ城を通り過ぎ、最終的にはヴァチカン市国の方まで歩いて行きました。

ローマ在住の方々には、ミラノの方が洒落ている、ローマなんて下町だ、といったことを日頃から散々言われます。生粋のローマ人には、北イタリアへの対抗意識を持っている人も結構います。が、しかし、サン・ピエトロ大聖堂のライトアップとオレンジ色の街灯が幾重にも重なって川面に揺らめく様は、パリのセーヌ川沿いにも負けず劣らずの壮麗さ。ローマの魅力の底力を感じました。やはり、ローマは都なのです。
 
それにしても、人にオススメされたレストラン以上に、偶然見つけたレストランの方がより鮮やかに記憶に残るような気がするのは、気のせいでしょうか。。
 
一応、レストランのサイト載せておきますね(音楽が流れるので注意)。