Two for the Road いつもふたりで

"Due per la strada" --- ミラノに住むふたり、橘凛夫婦が、徒然とイタリア生活やヨーロッパの綺麗な風景、旅行記を綴ります。

5月は連休だらけのヨーロッパ(イタリア以外)

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狙いはえだまめ

GW明け、皆さんリラックス、リフレッシュされましたでしょうか。

GWなんて最近は夢の中の記憶でしかない私も、
先週末土曜の夜は、妻曰く「不良行為」朝帰りで友人と飲んでおりました。
写真はその時、枝豆を睨む友人の犬、です。
犬って、食べ物を見つめる様は色んな感情が滲み出ていますよね。

ミラノに昨年末オープンした、Kanpaiという居酒屋に行ってきました。
知り合いのシェフの方の料理が美味しかった!
そんな事を言うと、食べたがりの妻にまた怒られてしまいました。

今週のお題ゴールデンウィーク2018」

まぁさり気にはてなお題に乗ってみますが、先述した通り、
日本独自のGWは、ヨーロッパにはありません。まぁ当然。

ただ、日本でもご承知の通り、5月1日はメーデーで、ヨーロッパ全てがお休みでして、
今年のメーデーは火曜だったので結構色んな人が月曜のブリッジ日を休みにしたり、
ついでにその週全て有給休暇をぶち込んで休みにしたりする人が結構おりました。

さらにウチの本社のあるオーストリアやドイツは、それだけに飽き足らず、
5月10日(木) キリスト昇天祭で祝日、これまたブリッジだのぶち込んで連休・・・
(フランスなんかは5月8日は戦勝記念日らしいですね、あれ、勝ったっけお前?)
さらに5月21日(月) 聖霊降臨祭後の月曜で祝日、3連休、
5月31日(木) キリスト聖体節で祝日、これまたブリッジだのぶち・・・(以下略)
・・・連休だらけやないかい。

これら全て宗教絡みの移動祝日で、今年はヨーロッパ諸国、5月は天国みたい。
え、イタリア?
そりゃあ、カトリックのお膝元みたいなこの国が宗教絡みで休まないわけないっしょ。

・・・・・・え?ないの?

・・・なんか悲しくなりました。

 

え、ゴールデンウィークの私ですか?
メーデー以外はずーーーーーーーーーっと仕事でしたよ。
しかもドイツ系の方々が休暇でイタリアへ遊びに来るお陰で、いつも以上の渋滞・・・

ただ、日本のお休み前までに溜まりに溜まりまくった残務を処理しておりました。
お仕事は一応日本も関わる仕事なので、その分良い時間だったかもしれません。

また明日以降も頑張ってお仕事をこなして行きましょう。

TENOHA MILANOについて

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TENOHA MILANOの記事を書きました!

Travel.jpさんに下記記事を寄稿しました。(妻が)

www.travel.co.jp

私も(運転と写真撮影に)行きましたが、すごく綺麗で、
料理もこれまたしっかり美味しくて、非常にオススメの場所です。
特にレストラン等以上に、貸しオフィスというのは魅力的ではないでしょうか。

しかし・・・いや、あの、旦那の私から言わせていただくとね、
そりゃーもう、嬉しいにはめちゃくちゃ嬉しいんですがね、
何でこうもミラノに日本企業が進出しているのか理解できないんですよ。

デュッセルドルフとか、そんな日本文化が根付いた場所じゃないんですよ。
ここミラノですよ?
イタリアの後進国的な汚さと、辛うじて欧州の小綺麗さが混じり合った、
ここミラノですよ?
パッと見ファッション産業とか凄くても、支払い条件何じゃそら知るかいな、の
ここミラノですよ?
特に日本人駐在員が減っている、駐在家族が減っている現在のミラノで、
こんなに日本食が増えているほど、日本文化が現地化してきている。
独身で来始めての頃、一緒に駐在していた人といつも日本食に飢えていた日々、
あれは一体何だったのか、とビックリする昨今です。

 

でもこのテノハミラノ / TENOHA MILANOが出来たことで、
もっと日本から気軽に働ける人が増えるのではないでしょうか。
こういう貸しオフィスは、
私みたいな一人二人程度のオフィスが必要とする業種には結構ピッタリです。
他の業種さんと一緒になる事で、良いシナジー効果が生まれるかもしれませんし。
まぁ私はポルタ・ジェノヴァ地区とは真逆に住んでいるんで、使えませんが・・・

渋滞で止まる時に撮影する風景

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渋滞で止まる時に撮影する風景

ある日の混雑状況です。
モンツァの郵便局前の道。

渋滞は高速道路だけじゃなくて、下道でも沢山あります。
それはヨーロッパでも同じか、もしくはより悪いか。

元々の文化もありなん、悲しい過去もありなん、
我々は建物を改築するのに非常に気軽な気がします。

イタリア含め、ヨーロッパは非常に時間がかかる。
なので幹線道路でも、そんなことお構いなしに狭い道のまま。

そういえば、人口の多い地域にエサを沢山置いて、アメーバに地図を作らせた時、
アメーバが伸ばす菌糸は最も効率的な道路網を表わす、
だなんて話を聞いたことがあります。

良く言えば温故知新、悪く言えばアメーバ以下。
表現する言葉はいつだって表裏一体なんでしょう。
その言葉をどう噛み砕いて、どう捉えるかは、その人次第です。
だから日々勉強して、広く賢くあろうとするのが、我々の責務かと思います。

ウィーンの水道橋

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まーたウィーンへ出張でした

ウィーンの南西、リージング区 / Wien Liesingによく宿泊します。
早朝、散歩をしてみたのですが、やっぱり知らない土地は面白いですね。
ホテルの周辺の雰囲気が延々と続くわけなんて当然なくて、
ちょっと歩けば、それまで見ていた風景がガラッと変わったり。

正直、駅と目の前のショッピングセンターしか知らなかった私ですが、
まさかショッピングセンター奥をどんどん歩いていけば、
こんな水道橋に出会えるだなんて。
初めてのウィーンも同じホテルに泊まっていたので、
それまでの私のリージング駅のイメージをすごく変えてくれました。

 

ちなみにこれ、Googleマップにも載ってなかったんですよ。
多分、水道橋だろうと思って調べたら、案の定水道橋でした。
英語に翻訳かけて読んだドイツ語版Wikipediaからは、19世紀のものと理解しました。
しかも現在もまだ使われているようですね。

Aquädukt Liesing – Wikipedia

本当に、世界というのは、小さくも不思議と発見で溢れていますね。

東京の洋食屋さんの軒先

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ここ何処だろ?

前回帰国時の昨年5月に自分で撮ったのに、何処だったか、とんと思い出せない。
きっと、東京の広尾とか白金のあたりだったかなと思うんですが。

こういう昔ながらの洋食屋って何か良いですよね。
積極的に入るわけではないんですが、日本独特の文化みたいな気がして、見かけるとまじまじと覗いてしまいます。
ニューヨークだとダイナー、ミラノだとバールかターボラカルダみたいな感じかなぁ。

最近、夫のバンド仲間の方に借りた、吉本ばななの短編小説集「デッドエンドの思い出」が思いのほか良くて、久々に女流作家ものにハマっております。

 

デッドエンドの思い出 (文春文庫)

デッドエンドの思い出 (文春文庫)

 

 

特に、表題作ではない「幽霊の家」という短編が、昔ながらの洋食屋さんが出てくるお話で。
主人公の二人の立場が少し羨ましくなるような、可愛いラブストーリーです。個人的に、恋愛ものは読後感が良いものはそうないように思っているので、嬉しかった。

 

今日のBGM


The Beach Boys - Kokomo (1988)

週末に夫が車内で流していた曲。若かりし頃のトム・クルーズも見れます。

最近、本当に晴れ続きでカラッとしているし、晩春も初夏もすっ飛ばして、夏本番みたいな毎日なんです。

海に囲まれたイタリアなのに、すぐ行ける距離にビーチはないのが悲しい 。湖ならいっぱいあるけれど…。
でも、この曲を聴いていると、気持ちだけでもすでに夏のバカンス地へ飛んでいきます。