決死のステルヴィオ峠
「世界最高のドライビングロード」
この夏はオーストリア・イタリア・ドイツにまたがるチロル地方に行ってましたが、
旅路の終わりに寄ってきたのが、「ステルヴィオ峠」です。
ここはイタリアとスイスの国境地点でもあります。
アルプスはこの4カ国にまたがっているので、旅行しながらも、
今、自分がどこの国にいるのか分からなくなることがあります。
それはさておき、
ステルヴィオ?なんか聞いたことあるような?
と思ったあなたは、きっとイタ車好き。
ちなみにイタリアでは、アルファロメオは本国ゆえか、結構よく見ます。
コンパクトなMITOやジュリアが主流ですが、色はやっぱり赤が多いかも。
しかし、このステルヴィオ峠。
危ない。想像以上でした。
とにかくヘアピンカーブに次ぐヘアピンカーブ。
道も細く、対向車との譲り合いそして牽制し合い。
「世界最高のドライビングロード」と称されるだけあって、
ヨーロッパの車・バイク好きの聖地だそうですが、
道中は、そんなのをしみじみ感じ入る余裕もない。
しかし、上ってみると、なんとまあ美しいことか。
芸術作品のようなドライビングロード。
頂上にはホテルもたくさんあって、一泊しました。
ここで働くのはキツすぎだろう(上り下りという意味で。季節営業なので、もしかしたら住み込みかも知れませんが)と思いましたが、決死の覚悟で行って良かったです。
今日の一曲
最近、我が家でよく流れている・練習しているこの曲。
Jeff Buckleyは30歳で早世したアーティスト。
ヨーロッパの広場に行くと、パフォーマーがとてもよく演奏しています。
ゆえに、自然と耳にすることが多い名曲です。
雨続きの今年のイタリアを乗り切るレイングッズ☔️
今週のお題「レイングッズ」
寒い寒い!
イタリア、というか、欧州全土のようですが。
今年は初夏の訪れが非常に遅いです。
例年なら、年間300日は晴れているんじゃないかと思われるイタリア。
しかも、Maggio(5月)といえば、暑くもなく寒くもなく、新緑が輝く最高の季節。
なのに今年は…ほぼ毎日が曇天、そして雨が時折降って、とにかく寒い。
夜間はいまだに電気毛布をつけて寝ている状態です。
日本はすでに真夏日になっているというニュースを見たりすると、
遠い世界のことのように思えます。
普段は傘の類を持ち歩くことがほぼないのですが、
今年に限っては、毎日傘を持ち歩かないと不安になってます。
私の小さなこだわりは、
『雨の日は赤いアイテムを身につける』ということ。
視界の悪い雨の日でも、車などから身を守るためというのが大きな理由ですが、
単純に、赤という元気なカラーから、雨の日でもパワーをもらうというのも理由です。
ということで、下記が私のお気に入りアイテム。
<赤い傘>
折り畳み傘ならマリメッコ。
長傘ならミラノの雑貨屋Lagami Milanoのハート型の傘。
ド派手ですが、全世代で真っ赤なパンツスタイルがやたら映えるイタリアなので、
問題ないでしょう。
<レインシューズ>
AIGLEのレインシューズは優秀です。
これは全体は濃いネイビーなんですが、上部に赤いラインが入ってるのが可愛いです。
品質は言うことなしで、少しヒールがあるのが歩きやすい。
<レインパーカ>
以前、フェラーリストアで真っ赤なウィンドブレーカーを買ったのですが…
まだ着る機会がない。
さすがに赤い傘を差していると、服はベーシックカラーで良いような気がしてます。
個人的にはネイビーのドットのトップスやスカートが好きですね。
こんな感じで、雨の日はトリコロールが気分なんです。
今日の一曲
今年は春だ〜🌸といううららかな日は本当に少ないですが、
気持ちだけでも春らしく。
本年もよろしくお願いします!
特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと」
写真も紅白のおめでたい感じで☆
ウィーンのクリスマスマーケットでの一コマです。
遠目に見ると、日本の可愛い手毬のようにも見えます^^
先月はその後、インフルエンザに倒れてしまい、
忙しい師走をほぼ寝込んで過ごすという非常に悔しい思いをしていました。
久々のインフルエンザ、39度の高熱を経験しました。
その後も、味覚・嗅覚障害が続き(インフルエンザでもなるんですね)、
今はようやく空咳と鼻詰まり程度に落ち着いてきましたが、もうかれこれ1ヶ月近く。
ちなみに、インフルエンザ治療でタミフルを使用しているのは、
実は世界で日本くらい(!!)だそうです。
こちらでは普通の風邪とほぼ同じ扱いになるので、ひたすら自宅で寝込むしかない。
しかし、インフルって私は人生数度目ではあるんですが、
あの一気に高熱に駆け上がるスピード、やっぱり凄まじいです。
発症後48時間以内に服用しないといけないタミフルはなかなかハード。
高熱の最中はとてもホームドクターに行く気力など湧かなかったので。。
我が家の近所には、365日やっている薬局があるのですが、
こちらのクリスマスデー、26日、そして元旦には、長蛇の列ができていました。
コロナやインフル、その他風邪、やはり大流行しているようです。
貴重な年末年始が思うように過ごせなかったのもあり、
今年の第一の目標は、無病息災です。
昨年は夫婦ともに健康面でいろいろあって、体が何よりの資本ということを
ひしひしと実感しました。
健康でないと、何にも打ち込めないですからね。
なので、ちょっとした健康オタクになっていこうと思ってます。
それから、個人的に、去年から夢中で取り組んでいることがあるので、
実っていけば良いなぁと願っています。
2023年も、本ブログを訪れるすべての方が幸せでありますように。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
今日の一曲
キリスト教圏では、1月6日の公現祭までは、引き続きクリスマスシーズンなので、
お正月過ぎても、まだまだクリスマスソングがガンガン流れてます。
この歌が、昨日行ったショッピングセンターでも流れてました。
ヨーロッパ各地のクリスマスマーケットも、6日で店じまいです。
今週のあいだに、近所のはもう一度は行っておこうと思ってます。
私はこの文化がなかなか好きです。
クリスマスシーズンが長いのはやっぱり気持ちが華やぐし、
それに、クリスマスが終わって急いで飾り付けを片付ける必要がないから(笑)
イエス・キリストの生誕後だもの、そりゃしばらくめでたいよねと思いつつ、
今週末にクリスマスツリーやリースを地下倉庫にしまいます。
日記を継続するための、たった2つのマイルール
今週のお題「日記の書き方」
私は日記歴が長いです
12歳頃から、なんやかんやでずっと書いてます。
私にとって、日記を書くポイントは、①「毎日書くことを義務にしない」こと。
そして、②「その日、何があったか」ではなく、
「何を考えたか」をメインに書くことです。
この2つのルールにより、20年以上の間、継続してきました。
やっぱり文章が書くのが好きなんです。
日々はすぐ流れてしまうので、日記を書くことで、
そのときそのときの自分の想いや考えを言語化しておきたいのです。
そうすることで、自分のなかで、確固たる軸にしていけたと思います。
日記には、中学生以降の私の中のいろんな想いが込められまくっています。
喜怒哀楽はもちろん、特に10代はやっぱり恋愛のときめきとかが多かったかな。
無印やキャンパスの小さめのノートに書いていたので、
書き溜めてきたものは、もうすでに何十冊というレベルであります。。。
やはり恥ずかしいので、読み返しはしていません。
老後あたりになったら、ようやく楽しんでできそうかなと思ってます。
自分以外の誰かに読まれるなんて、それこそ死んでしまうので、
小さ目のスーツケースにすべて詰め、今住んでいる家の地下倉庫の隅に置いてます。
夫はもちろん知ってるので、私がもし急死しても良いようにしてくれるでしょう。
思春期の頃の気持ちや考えを綴っておいて良かった、と思うのは、
今でいう、自己肯定力の高め方や、自分への自信の持ち方などを、
人知れず真剣に考えまくっていたことです。
当時は当時で、とても楽しかったけど、精神的葛藤もたくさんあってしんどかった。
でも、年を経るにつれ、子供の頃やティーンエイジャーだった頃の記憶は、
少しずつあやふやになってきてしまいます。
でも、その頃の気持ちや想いを少しばかりでも覚えていれば。
将来、子育てが思春期以降に差し掛かっても、子供の気持ちを少しばかりは、
同じ年の頃の気持ちになって考えられるかな?とちょっと思います。
あまりに嵩張ってきたので、20代後半以降、自分の日記をノートに書くのはやめました。
それ以降は、自分だけが見られるように、アプリのメモや、メールの下書きなどに綴っています。
手書きよりも、PCタッチでの方がすっかり速くなってしまったので、
こちらの方が効率良いのですよね。
そのなかで、このこと話したいなぁとか、誰かの役に立ちそうかな、と思ったことは、
こうしてブログに書いたりして公開しています。
今日の一曲
すっかりクリスマスシーズンですね。
先週は、ウィーンのクリスマスマーケット巡りに行っていました。
が、ウィーンの寒さにすぐ風邪をひいてしまった私です。
風邪が治ったら、写真を整理しようと思います。
好きなクリスマスソングはそれこそ山ほどあるけれど、
今日は可愛さと多幸感でいっぱいのこちらを。
Britney Spears - My Only Wish (This Year)
留学が私の人生を変えた
今週のお題「人生変わった瞬間」
私の場合は留学です。
もともと、海外旅行が大好きでした。
「国内行くなら海外行きたい!」といつも言っていて、親や周囲に呆れられてました。。
とはいえ旅行中毒だったので、国内もめぼしいところはかなり回りました。
特に北海道に行くのが大好きで、今でもよく行きたくなります。
そんな私が留学先に選んだのは、アメリカ・ニューヨーク。
高校2年の夏休みに初めて行って感激し、いつか住んでみたい!!と決意。
親の理解もあって、数年後に実現しました。
ニューヨークに到着したのは、新緑の5月はじめ。
学生寮に入る前に、アッパーウェストサイドのホテルに泊まっていたので、
新緑眩しいW72nd Streetを歩きながら、
「今日はどうしよう!明日から何しよう!?」と、
底知れぬワクワク感で全身震えたのを覚えています。
その夏からの日々は、もうこの生涯、命終わるときまで、
心の中の宝箱に閉じ込めておきたいと思うほど、輝いた毎日でした。
私は個人的に青春時代が長かった方かな?と思ってるんですが、
そのときの毎日は、「青春」ってきっとこういうことを指すのだろうと、
心から実感できるような日々でした。
そして、自分には、海外生活、やっぱり合っているのかも知れない…と、
漠然と思うようになったわけです。
留学後は、東京に引越し&仕事、そして色々あってイタリアにやってくるわけですが、
数年に一度は、ホストファミリーや友人に会いに、ニューヨークに行っていました。
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不思議なもので、ニューヨーク大好き、アメリカ大好きだった私も、
今やヨーロッパの方が好きだし、イタリア暮らしがなんだか落ち着きます。
夫も、ヨーロッパ来るまでは、アメリカ東海岸大好き派だったらしいので、同じくです。
今でも英語や英語圏は好きで、暮らしやすくて良いなと思うんですが
(今夏の英国旅行でもまさにそう思った)、
ヨーロッパ大陸の多民族・多国籍が、ひしめき合ってる感じも何か好きなんですよ。
少し車を走らせたり、短距離飛行機で移動するだけで、全く違う言語や文化があって、色々な人がそれぞれの場所で生活を営んでいる。
多様性というものをより身近に感じられるようになったからかも知れません。
ただ、外国人である、ということを感じることは多いし、不便さもアップしました。
なんかドMっぽいけど、何事も物事は表裏一体。
それゆえに面白いこともたくさんあるし、
なんとか創意工夫していこうと頑張ってる自分達のこと、
嫌いじゃないんですよね。
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長らく続いたコロナ時代。
留学を迷っている人、諦めた人、いらっしゃるんじゃないかなと思います。
人生ってタイミングだから、合わない、ということも確実にある。
でも、もし、少しでも、気持ちが残っているのなら、
チャレンジしてみて欲しい。短期間でも。
自分自身が、本当に好きなこと、意外に頑張れること、
こんな一面も持っているんだなということ。
外の世界に飛び出すことで、見えてくるものがあると思うのです。
本日の一曲
New York State Of Mind
私の心の郷のひとつであるニューヨークを思い出したい時に弾きます。
ビリージョエルのニューヨークの街への愛が詰まった、「街へのラブソング」。
イントロ部分だけで、胸がきゅっとします。
彼のようにカッコ良くないけれど、、、
ニューヨークの片隅のジャズバーで弾いてる気分に、少しだけ酔えます。