Two for the Road いつもふたりで

"Due per la strada" --- ミラノに住むふたり、橘凛夫婦が、徒然とイタリア生活やヨーロッパの綺麗な風景、旅行記を綴ります。

海外生活の話 / ①年金制度について

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今週のお題

今週のお題「もしも100万円が手に入ったら」

もしも100万円が手に入ったら〜〜〜
とりあえず、将来に備えて「貯金」
・・・・・・なんていうつまらない回答で申し訳ないのですが、
今はユーロよりも日本円が欲しいのです。

 

海外で仕事・生活するという事に、
友人たちや知り合いの方々からは「すごい」と言われるのですが、
別に何のこっちゃない、思い立って働き始めただけで、
周りには、職人で渡り歩いてるとか、特殊な会社を経営する方もいて、
そういった方々と比べると、私自身まだまだと思っています。

ただ、海外で暮らすと色々複雑な事柄がつきもの。

その一つが、どの国に年金を払うのか?ということです。
私は日本の国民年金も払い続けています。

日本とイタリアの年金制度、残念ながらまだ統一化されておりません。
(下記、個人的な備忘録として)

italia-ryugaku.com

私はまだ最低納付期間に達しておらず(年齢バレますかね)、
日本でそれまで払ってきた年金が勿体無いと思い、
今後も払い続けている選択肢を取っています。

しかしそのためには日本円が必要。
ユーロの口座には貯まっていくんですが、
日本で働いていない分、日本円の口座は貯まりません。

ユーロを日本円に換金しちゃえばいいじゃん、とお考えかもしれませんが、
私が口座開設した銀行がちょっとマイナーなのと、
日本の金融機関はガラパゴス化しているせいか、単なる口座間の送金にならず、
手数料アン手数料アン手数料で、結構目減りしたりするのです。
そう考えると、送金は最終手段で、しばらく年金は日本円口座で乗り切ろうかな、と。

海外で暮らすと、本当色々知っておかないといけないこと多いです。

でも、その分生きている実感がします。
それまで年金制度を真剣に考えてきたことはなかったですし、
それ以外の自分の身の回りの事も適当に考えてきましたが、
一人の人間が、どうやって成り立っているのか、
少なからず向き合ってこられました。

海外生活をするということ、この選択に後悔はないと思います。

 

そんなわけで。
写真は、実際にペトラ土産にあった、米ドルのキーホルダー。
いかんでしょ(笑)

ちなみに現金・・・所謂ゲンナマでは、
米ドルをある程度持っている方が、色々な国で使えます。
日本や先進国にいると流通通貨がその国の通貨だけと思ったりしますが、
東南アジアでも、中東でも、米ドルって後進国ではどこでも使えます。

世界最強通貨なんですよ、ドルって。
そしてユーロも円も、実は強いんです。

しかし円、もうちょっと弱まってくれてもいいんだよ?

今日のBGM

Death Cab For Cutie "All Is Full Of Love" 

Björkのアルバムを聴き直しているんですが、
この曲ってBjörkの曲だったんですね。

このデスキャブの方はカバー。
でも物悲しい感じは、私はデスキャブにピッタシだと思うのです。