Two for the Road いつもふたりで

"Due per la strada" --- ミラノに住むふたり、橘凛夫婦が、徒然とイタリア生活やヨーロッパの綺麗な風景、旅行記を綴ります。

ヨーロッパ・夏のバカンス事情

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ヨーロッパ・夏のバカンス事情

いよいよ、8月に入りましたね。

我々の夏のバカンスももうすぐです。

今年は、イタリアからクロアチアボスニア・ヘルツェゴビナスロヴェニアを経て、
またイタリアに戻って来るというアドリア海周遊をする予定です。
今年も、友人を迎えて旅します。
私達は友人も交えてワイワイ旅行するのが大好きなんです。

実は、当初は北アフリカを検討していたのですが、
最近の国際情勢を踏まえて、行き先を変更しました。

こちらでは、ギリシャなど地中海の定番に行くのはもちろん人気なのですが、
北アフリカやトルコのリゾート地*1に行くイコールちょっと通、
みたいな雰囲気があります。
新婚旅行先に、あえてマダカスカルやモーリシャスなどを選ぶ人もいます。

しかし、今年はテロ懸念で、そっち方面に行く人は激減とのこと。
その分、南欧に流れて来ているらしく、イタリアも連日すごい人出です。

先日のスイス・イタリア国境のアウトレットに行った際も、
イタリア入国側は大混雑でした。
車の国別ナンバーは、ドイツ、スイス、リヒテンシュタインから、
はるかオランダやベルギー、デンマークまで!

ヨーロッパの夏は、まさに民族大移動。

ここにたどりつくまでに、すでに何時間、
ともすれば何十時間も運転してきているのでしょう。
普段使用しているであろう乗用車の後ろに、
キャンピングカーやロードバイク、小型ボートを引っ張ってやって来る様子には、
欧州人の鬼気迫ったバカンス熱を感じます。

そういえば、先日の南仏旅行でも、本当に小さなプロヴァンスの村でさえ、
たくさんバカンス客が来ていました。
どんな情勢においても衰えないバカンス欲が欧州を支えている、
といっても過言ではないのかも。

ちなみに、このあたりのバカンスに行かないイタリア人は、
近所の公園で水着になって日向ぼっこです。
水着姿で自転車に乗ったりもしています。
日光なら、イタリアはどこでもいくらでも降り注いできますからね。

今月末にはまた、テラコッタを超えてもはや炭のように肌を焼いた彼らと再会することでしょう。

今日のBGM 

Bay City Rollers "I Only Wanna Be With You" 


I only wanna be with you-Bay City Rollers

コモ湖の東端の街Leccoの湖岸で見かけた、救命胴着を着たワンちゃん。

ドッグトレーナーが投げるフリスビーを懸命に追いかけて、
きらきら輝く湖面にダイブする様子が印象的でした。

こんな爽やかなシーンには、
同じくらい爽やかなムードのBay City Rollersのこの曲を合わせたい。

私達も、アドリア海岸をドライブしながら聴くつもりです。

*1:シティではなくあくまでリゾート地に行くのが重要