Two for the Road いつもふたりで

"Due per la strada" --- ミラノに住むふたり、橘凛夫婦が、徒然とイタリア生活やヨーロッパの綺麗な風景、旅行記を綴ります。

ミラノ随一の見どころ

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ミラノのユネスコ世界遺産

以前の会社の後輩から珍しくメールが。
今度ミラノ行くんですが、最後の晩餐のチケットが取れない、助けて、と。

大概行けばなんとかなるイタリアですが、唯一予約が必須なのは、ここ。
ミラノはサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の『最後の晩餐』。
中世の教会で描かれている一般的なフレスコ画ではなく、
テンペラ画という、壁に直接絵の具を塗る方法で描かれているため、
簡単に剥がれやすく、それ故に観る人数を毎日制限しているのが理由です。

ネットで3ヶ月先まで予約できるんですが、これが腹の立つことに、
行きたい日に限って、売り切れているのです。
あれ、何でなんでしょうね。
私は、世界中の旅行代理店がおさえまくってるからだと睨んでいるのですが。

その証拠に、実はそんな簡単に諦めなくても大丈夫。

一つは、キャンセル待ちが後々どんどん出てくる。
私が睨んでいる通りだと、代理店がどんどん手放すんでしょうかね。
ある日見た時だと埋まっているのに、1週間後に見ると空いているとか、
結構あります。

もう一つは、電話予約分も結構残している。
ネットで予約できなかった方、国際電話になりますが、
電話してみても良いと思いますよ?
もちろん英語が通じます、片言でもレッツトライ。

さらに最後の一つ、当日販売分も少なからず、ある。
当日朝一(8時オープンだったか)で行けば、
予約時間はいつになるか分かりませんが、チケット購入可能です。
この場合、当日は1日ミラノにいるのが大事ですし、
調整可能なスケジュールにされる方が良いと思います。
この教会、ミラノ市内、中心地圏内とはいえ、
ミラノ絶対の見どころドゥオーモ周辺からは離れてます故。

 

ただ、残念ながら世界中の人が移動することの多い、
例えば年末年始とか、クリスマス前後とか、
そういったバカンス期間は早めにおさえた方が賢明です。
皆さん同じようなことを考えますからね。

ちなみに8月半ばは、そもそもミラノ人がバカンスに出かけるため、
超絶空いてます、一応定休日以外は年中無休なので。
っていうか街自体がガラガラです。
教会の入り口すぐ近くには若干路駐スペースがありますが、
この時ほど自由気ままに駐められる期間はありません。
観光地価格のレストランで宜しければ、この期間に訪れるのも良いかも。

 

ところで、弊サイトは写真(メインの)ブログなので、写真の話をすると。
この最後の晩餐、最近ようやく一般写真撮影OKになったんです。
2015年までは一切ダメだったんです。
狭い部屋に監視してるオバちゃん達いるんで、目を盗む事すら不可能でした。

しかし、今では撮影は全然オッケー。
すこーし後ろめたさを感じながらシャッターを切ってみても、
オバちゃん達、一切飛んでこない、なんか嬉しい。
あ、でも、もちろんフラッシュはダメですよ?

まぁミラノだって気まぐれイタリアン、朝令暮改な世界なので、
明日また写真撮影禁止になってしまうかもしれません。
その時は悪しからず。