エッフェル塔が見える街角とモノクロ写真のお話
パリの街角
自分の直感に従ってモノクロにしてみました。
ただ雲と青空のコントラストがちょっぴり気に入らないんですよねぇ。
そういえば、モノクロ写真について、
以前、某ドイツ系お値段すんごいカメラメーカーさんの、
技術の方とお話したことがあります。
(言って良いのか・・・日本人の方でした。)
あのカメラって、機種によってはモノクロカメラの方が、
カラーカメラより値段が高いんですよね。
優しい方だったので、何でですか?って気軽に伺ってみたら、
カラーセンサの写真をモノクロ変換したモノクロ写真と、
モノクロセンサで撮影されたモノクロ写真とでは、ワケが違います、
当社のモノクロカメラはそこにこだわりを持っており、
それゆえ沢山のお客様にご愛顧いただいているのです、
と、他のカメラが憎らしいように*1、力説してくださいました。
確かにどんなモノクロ写真でも、そもそも入ってくる光は白黒ではないワケで、
色の波長やら濃淡やら、色んなものが含まれたそういった光を、
白黒の表現枠に当てはめて、ネガやセンサに記録するんですよね、ああいうカメラは。
そうすると、カラーセンサが記録したカラー写真を、
色の明暗濃淡などでデジタルで白黒変換しても、確かに同じにはならないですよね。
確かに、微妙なニュアンスですが、滑らかになるのかもしれません。
その方には色々お話伺いましたが、
たかが白黒写真じゃん、って思ってる我々の及ばないところで、
この世界の色をどう切り取って、どうやって理想のイメージへと変換するか、
日々あれこれ考えていらっしゃるからこそ、
あのブランド力があると理解できました。
センサの話でここまでの上、さらにレンズはもっとこだわっているとのこと。
ただ、これまた以前にお話伺った、
某ドイツ系映像機器メーカーさん*2の技術に言わせれば、
あいつらはありもしないもんをああだこうだ言ってるだけだ、
なんて言われてもいました。
まぁこのメーカーさんも、なかなかのこだわりをお持ちでしたけどね。
でも、世界最高の品質を追い求めているなんて、両者ともカッコイイお仕事です。
は!
今日は軽く写真をアップするつもりだったのに、長くなってしまいました。
とりあえずこんなところで。
今日のBGM
Olivia Ruiz "La Femme Chocolat"
フランスでジャケ買いしたアルバムで、結構聴いた曲です。
私はなんだかフランスポップに、ふわっとした曲調を求めているようです。