Two for the Road いつもふたりで

"Due per la strada" --- ミラノに住むふたり、橘凛夫婦が、徒然とイタリア生活やヨーロッパの綺麗な風景、旅行記を綴ります。

草野球の話

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球春到来

というタイトルに反して、
最近Foster The PeopleというバンドのRubyという曲にハマっています。

(以下二つのバージョンがあるらしい)


Foster The People - Ruby (Audio)


Ruby - Foster the People

私はとにかく切なくて、心にグッとくる曲が好きなんでしょうね。
それ以外の彼らの曲には特にハマっていないんですが、
こういうピアノでしんみり、しっとり語りかけるような曲に、
胸が締め付けられます。

そして、胸が締め付けられる曲を聞くと、色々過去を思い出したりします。
過去って何であんなに甘美なんでしょうね。
もう戻らないからこそ美化される、というのはよく聞く話。

 

先々週はウィーンにいて、同僚たちとバトミントンをやったりもしました。
ウチの会社の敷地には今もビーチバレー場があったり、
たまに誘われてサッカーをちょくちょくやったり、色々スポーツの機会も多いですが、
やっぱり、同僚から野球という言葉は出ません。
まぁ当然の事なんだけど。

当然の事なんだけど、やっぱり寂しい。
昔はあんなに草野球やってたのに、この10年近く全然野球やってない。
こないだ香港で会った後輩にその事を話したら、
いや、僕も同じですよ、という言葉が返ってきた。

そうなんです、我々が所属していた草野球チームの一つが、
一昨年解散してしまったことが大きな要因でした。
そりゃあ、我々も海外駐在になるわ、みんな子どもが成長するわ、
どんどん参加する人がいなくなっていたんですよね。
それでも、40年も運営されていたチームだったんです。
まさか無くなるとは、寂しい。

 

写真は、一時帰国の際に参加した試合後に行われていた、誰かの試合です。
いつも試合前の挨拶はどこに並べばいいのか、迷ってました。
私はピッチャーとかそんないいポジションじゃなかったので、
後ろに並ぶんですが、でも無駄に背が高いので下位だとやたら目立つわ、で。

湿った土の匂いが、好きだった事を思い出しました。