Two for the Road いつもふたりで

"Due per la strada" --- ミラノに住むふたり、橘凛夫婦が、徒然とイタリア生活やヨーロッパの綺麗な風景、旅行記を綴ります。

意外に働き者?なイタリア

お題「今日の出来事」

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12月。ミラノのガッレリアもこんな感じにおめかしします

イタリア、本日も晴天なり

11月の終わりからでしょうか、12月頭くらいからでしょうか、
ひどかった秋雨前線を脱し、とってもお天気の良い毎日が続いています。
やはりここは晴れの国なので、晴れてこそイタリア!という感じがします。
 
こうなると今度は極端で、連日快晴続きです。
陽射しが眩しいくらいなので、街行く人々も、コートにサングラスのスタイルをビシッと決めてます。
 
そして、次に襲ってくるのは極度の乾燥です。
まさにSuperdry 極度乾燥(しなさい)。←英国発のヤング向け人気アパレルブランド
室内はセントラルヒーティングが効いているので常時22度くらいに保たれていて快適なんですが、気をつけないと湿度35%くらいになっていたり。
洗濯物を部屋干ししたり、除菌カプセルを置いたりして、家族の健康管理しています。
 
夫は、全国挙げてのストライキを先週決行していたフランスから帰って来たかと思うと、
次はオーストリアに旅立って行きました。
そして、私と息子は季節柄なのか体調崩し、また病院通い。
 
フランスのストライキは散々だったようです。
パリでのホテルにチェックイン出来ず、違うホテルに泊まることになったり、
ドイツに渡る途中では人生初のロスバゲにも遭い、
でもそれもストライキ中で荷物の行方が知れず、、と、
聞いているだけでも気の毒になるくらい、最悪な道中(笑)
電車のアナウンスがフランス語しかなく、駅にも駅名表示がなかったため、
ドイツ人の同僚とユーロディズニーランドの駅で間違えて下車してしまったりと。
 
フランスは本当にひどい。
住むことは出来ない、と夫はじめ周囲の人々はよく言ってます。
(フランスにお住まいの方いらしたらごめんなさい、、
でも私達、フランスの文化や食べ物は大好きで、本ブログでもフランスを度々称賛してます笑)
 
そして、イタリア人は仕事しない、ダメダメなイメージを世界的に持たれがちですが、
住んでいる身としては、実は、イタリアって結構働き者な方なのでは?と思っています。
 
夏にフランス・ドイツ旅行に行っていた時に感じた不便さ。
フランスもドイツも、平日は17時か18時くらいであらゆるお店が閉まるし、
日曜に至っては、スーパーやドラッグストアでさえ閉まっているので、とても閉口しました。地方だからかと思いましたが、都市部のフランクフルトでさえそうで驚きました。
 
その点、イタリアは19時半まで開いているところがほとんどだし、土日も大抵どこでも開いているので、買い物の不便さを感じない。
スーパーに至っては、24時間オープンのところも増えているし、21時〜24時くらいまでやってくれるところが多いので助かります。最近、レストランも日曜より月曜休みが多くなってきている気がします。
これはここ5年くらいの動きかなという気がしているのですが、日本ほどのレベルでは全くないですが、イタリアの都市部は意外に便利なんですよ。
 
そういえば、いくつかの国のオフィスを見た知人も、イタリア人が意外に責任感があって一番長い時間働くというのを言っていたなぁ。
 

クリスマスの準備は着々と

12月7日はミラノ守護聖人サンタンブロージョの日でした。
この日は、地域一帯が祝日になります。
ちなみにローマは6/29、フィレンツェの方は6/24だそう。
地域によって祝日が異なるの面白いですよね。
とりあえずミラノ地域は12月なので、この日を境に、クリスマス・ホリデームードがますます本格化していきます。
定番のクリスマスマーケット、期間限定の特設アイススケートリンク、ドゥオモのライトアップ、アレンガリオのプロジェクションマッピング、突然始まるクリスマスキャロル、この時期は散歩するだけでも楽しいです。
 
そしてあらゆるお店のデコレートされたショーウィンドー。
飾り付けのセンスが良いお店が多くて、思わず見惚れてしまいますが、
実はこれ、完成形以上に、飾り付けをしている段階を眺めるのも面白い。
イタリア人達、クリスマスツリーの飾りひとつとっても、どれが良いか、どこに付けるのが良いかなど、
本当に真剣な顔つきをしながら、熱心に飾り付けしているんです。
生まれ持ったセンスの良さかと思いきや、結構頑張ってるんだなと思わせてくれます。