Two for the Road いつもふたりで

"Due per la strada" --- ミラノに住むふたり、橘凛夫婦が、徒然とイタリア生活やヨーロッパの綺麗な風景、旅行記を綴ります。

アイスランドのプロポーズ

お題「プロポーズ」

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アイスランド 氷の洞窟

クリスマスイブがプロポーズ記念日です

今年は全員が体調芳しくないのもあり、家で静かに過ごすクリスマスでした。

そういえば、このクリスマスイブで、プロポーズからちょうど丸4年経ったのでした。

 

2015年のクリスマスは、アイスランドにいました。
アイスランドは、冒険旅行をしたい人には強くオススメできる国です。

特にこの冬至の頃のアイスランドは、一日のほとんどが夜という異質な世界です。

レイキャビクから出て、車を走らせても走らせても、対向車はおろか、
動物でさえも、何にも出会さない。

生き物の気配が全く感じられない真っ暗闇の大雪原に、どこまでも続く道路。
その先に黒々とした山がそびえ、大きな月が頭上からすべてを照らしていました。

それが恐ろしく美しい眺めで、あそこまで、この世の果てだと感じた場所は、
お互いにありません。

今、この世には私達しか存在しないのではないだろうかと怖くなるほどで、
車を停めて、ふたりして呆然としたのを覚えています。

高緯度ゆえに長く長く続く夕焼け、雪の中を歩き続けて辿り着く青い氷の洞窟、
大迫力の大自然に、総人口35万人という小さな国なのに洗練された町並み。

私達はすっかりアイスランドの魅力にやられてしまいました。

いつかそのうち。次は夏に行きたいと思っています。

出会いの確率

プロポーズ記念日だった数日前の夜、唐突に、
子供の頃からどうやり直したとしても、
選び直した選択がどんなに小さなものであっても、
ふたりが出会って結婚することになるルートにならなかった。
という結論になりました。

出会いは偶然か必然かわかりませんが、私達は超偶然が重なり合って同じ時期にイタリアに行き、ミラノで出会い、その後不思議なことに仕事やビザなど様々な時期や条件がうまく揃ってトントン拍子に結婚に至りました。

大恋愛だと言われるとそうなのかなぁ?と思いますが、実際、何かひとつでも変わったり、うまくいかなければ、状況は全く違ったものだったろうと思います。

そもそも夫も妻もそれぞれイタリアに仕事で来ることになるとは、それまで本当に想像もしなかったことでした。特に夫側は当初1年間だけのミラノ駐在予定(その後はロンドンに異動予定)だったので、ミラノ時代に出会わずに終わった可能性も十分あったわけです。

そう思うと、出会いの確率って天文学的数字なのかも知れません。

その時の曲


浜田省吾 路地裏の少年

アイスランドでは、数ヶ月後の再会でした。
レンタカーした車の中で最初に流れたのがこの曲。

なので、思い出深い曲となりました。