Two for the Road いつもふたりで

"Due per la strada" --- ミラノに住むふたり、橘凛夫婦が、徒然とイタリア生活やヨーロッパの綺麗な風景、旅行記を綴ります。

久しぶりの更新・ペニーレインの空

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Canon EOS 70D  f5.6  55mm 1/8000s ISO800 マニュアル

今日の場所

久しぶりの更新です。ネタが尽きたというわけでなく、単純に日本に帰国していたり、ミラノに帰ってきて12時間後にオーストリアへ出張行ったり、忙しい週を過ごしておりました。

寧ろ、ネタはまだまだあるというか、だからこそブログを始めたのもありますが、それよりも写真の整理が追いつかないこともあります。歳をとるにつれ、時間は有限と感じつつあります。

 

閑話休題。

今日はリバプール / Liverpool、そしてその中でもかの有名な通り、ペニー・レイン / Penny Laneです。

そんなにロック音楽に詳しくない方でもこの道の名前を冠した曲はご存知でしょう、"Penny Lane"。ビートルズマニアのワタクシとしては世界一有名な道ではないか、と勝手に自負(?)しております。ジョン・レノンの"Strawberry Fields Forever"に触発されたポール・マッカートニーが、ジョンが住んでいたペニー・レインに足繁く通った過去を懐かしんでいる曲です。

曲中に出ている床屋も街角の銀行も、もっと言えば近くに消防局もラウンドバウトもあります。ただ、ペニーレイン自体は他愛もない、住宅地の中の、それなりに路駐もある、普通の一般道です。片側1車線ずつあるので、単なる小道ではなく、地区のメインストリートといったところでしょうか。

そんな中でも、Penny Lane Development Trustという観光名所のゲートは、ビートルズらしいゲートになっていました。分かる人には分かる、ビートルズのアルバム"Help"の表紙写真の影絵です。

曲"Penny Lane"自体は"Help"よりもアルバム4枚くらい後の"Magical Mystery Tour"に収録されているので、個人的には"Magical Mystery Tour"の表紙ジャケット・4匹のセイウチを影絵にしてくれればベストだったんですが、多分ビートルズファンでも判別難しくなるんでしょうね。有名な影絵だからこそ、訪れるファンを喜ばしてくれるんでしょう。

行き方

私は例によってレンタカーです。こういったビートルズの幼年時代に縁のある場所はリバプール中心地から離れており、折角リバプールまで来て、ビートルズ縁の場所巡りをされるのであれば、車でちゃちゃっと行くのを私はお勧めします。

特に、少し行けばビートルズマニアにはご存知、メンローヴ通り / Menlove Avenue。メンローブ通り沿いのジョン生誕の家(予約要)はペニーレインからも更に離れており、やはり歩くよりは車を使った方が良いかと。

ジョンの生家まで行けば、有名なStrawberry Fieldsも、ジョンとポールが出会ったSt. Peters Churchも、すぐ近く。St. Peters ChurchにはEleanor Rigbyのお墓があります。ビートルズの前身バンドThe Quarry Menの名前元となったQuarry Bank High School (現Calderstones School)も、ジョンの生家とペニーレインの間にあります。

 

イギリスは日本と同様、右ハンドル左側通行です。しかし大陸の左ハンドルに慣れてしまった私でも意外と感覚が残っているのか、右ハンドルでも案外運転できます。

尚、欧州で慣れている人にとっては楽なのが、ウインカーとワイパーレバーが欧州左ハンドル車と一緒で、左レバーが方向指示ウインカー、右レバーがワイパーになります。そこが日本の車と少し違うかもしれません。

また、私は8月連休に行って意外と空いていたのか、鉄道をクロスする橋の手前に路駐しました。近くにめぼしい駐車場はありません。路駐する際は、必ず近隣住民の迷惑とならない事を考えて駐車くださいね。

今日のBGM

The Beatles "Penny Lane"

 

There beneath the blue suburban skies.という一節が、私は青空を眺める度に思い出します。