Two for the Road いつもふたりで

"Due per la strada" --- ミラノに住むふたり、橘凛夫婦が、徒然とイタリア生活やヨーロッパの綺麗な風景、旅行記を綴ります。

カープ優勝!!

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カープ25年ぶり優勝!!

すみません。
今日だけは、本サイトを広島東洋カープのファンブログにさせてください。
(妻もちょうど出掛けている、このスキに笑)

ニュース等でご存知の通り、
9月10日、ついに広島東洋カープセリーグ優勝を成し遂げました。
実に25年ぶり。
長かった。本当に長かった。
子どもの頃、強かったカープを知っている私も、
まさか四半世紀も優勝から遠ざかるなんて思いもしませんでした。
最近では、優勝なんてものが、もしやカープに訪れるなんて思いもせず、
Aクラスに入れているかが、一番気になっていたところでした。
一ファンでしかありませんが、ようやく優勝の味を噛み締めています。

今日は泣くに泣きました

今日の私は、朝起きてから全てカープのために時間を使おうと思っていました。
朝起きて、まず試合のストリーミング配信サイトを探し、
それから買い物に行き、朝ご飯も準備して、さぁ観戦。
(試合開始時間18時はこちらの11時になります。)

今日の試合中は一挙手一投足に涙が出そうになりました。
鈴木誠也選手の同点HR、その直後の初球、松山選手の二打者連続逆転HR。
さらに点差を突き放す鈴木誠也選手の二打席連続ツーラン。
黒田選手の直球も冴え、今村選手、ジャクソン選手と
少し危なげながらも力のある直球で、相手バッターを三振に取っていく。

最後は中崎選手が締めて、ショートゴロが田中選手から新井選手へ渡った瞬間。
それまでの思いが一気に解放されました。
カープを熱狂的に応援し始めてから、10年は軽く超えましたが、
8月頃には既に優勝の可能性を感じず、選手の個人タイトル楽しみで観ていたこと、
若い選手の成長した姿やその片鱗を見て、いつもその成熟した将来を思い描いたこと、
カープの選手のスーパープレイを観て、自分も自信をもらえたこと、
そして徐々に力をつけてついに初めてのCSにたどり着いたチームに泣いたこと、
そのどれもが涙を流すには簡単な理由でした。

 

そして今日10日は試合終了から夜まで、何度も何度も、
胴上げの瞬間の動画を観て、その度に泣かされています。
優勝が決まって、喜ぶ選手達の歓喜の輪。
ベンチで泣きながら抱き合う監督、コーチ陣、
テレビに映されるファンも目頭を押さえるのがちらほら。
NHKの放送終了間際では、私くらいの世代のお父さんが号泣しながら、
これまた号泣している5歳くらいの息子さんに、
おそらくそれまでの苦難を思い出しながら語っているようなシーンは、
深く、深く、私の心にも刻まれました。

 

優勝決定シーンというのは、いつでも貰い泣きするシーンばかりですが、
25年という長い年月が示す、今日ほど思い入れがあるシーンというのは、
一生の中でもそうそうあるものだと思えません。

私が感動したのは、特に黒田選手と新井選手の抱き合うシーン。
それまで涙を流しながらもまだ体裁を保っていた両選手が、
お互いに抱き合った瞬間に感極まって号泣始め、
優勝の輪の中に、二人を取り囲む笑顔の輪が自然発生したシーン。

それまでの弱いカープの時代を支えながら、自身の挑戦のためにカープを離れ、
さらに選手生活の最後を悩みながらもこのチームに捧げようと戻ってきた、
その集大成がこんな素晴らしい結果で飾られて、
二人が味わってきた苦労を知っているファンにとって、
この二人が号泣しているシーンは誰もが泣いたと思います。

 

25年ぶり。
これでもまだ、リーグ優勝での話です。
日本一に関しては、1984年以来32年遠ざかっています。

次は日本一、
まずは10月に入ってからのポストシーズンで勝ち上がり、
そして日本シリーズで、この最強のカープを見せて欲しいものです。

とりあえず今日は、夢を見させてくれて本当にありがとう、カープ
これからも、遠い異国からでも、熱狂的に応援しています!!