Two for the Road いつもふたりで

"Due per la strada" --- ミラノに住むふたり、橘凛夫婦が、徒然とイタリア生活やヨーロッパの綺麗な風景、旅行記を綴ります。

バローロの丘から

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ワインの秋

先日お伝えしていた通り、白トリュフを食べにアルバまで行っていたのですが、
実はアルバの町周辺は、
アスティ/Asti、バローロ/Barolo、バルバレスコ/Barbarescoと、
イタリアワインの中でも名だたるワインの名産地です。
(アルバ自体もDolcetto D'AlbaというDOCの甘口ワインの産地です。)
なのでちょいと車を10分〜15分走らせてしまえば、バローロの村にも辿り着けます。

 

先日白トリュフを食べにアルバまで泳いだ際、
夕食まで時間があったので、バローロまでひょいと足を伸ばしてみました。
日曜はあいにくの雨、ちょうど撮影の際は霧がかっております。
それでも夕暮れが、秋を綺麗に彩っていたのでパシャパシャと撮影しておりました。

バローロ村/Barolo。
イタリアワインの王様バローロワインの名前を冠しているものの、
この村だけがバローロワインの産地ではないんですね、あくまで一産地。
調べてみたら、11の村で、100以上の区画で全て違う、とのこと。

代表的なのは下記リンクが詳しいので、ぜひご参照下さい。

www.italian-wine-search.com

ちなみに我々夫婦は甘党の二人なので、バローロバルバレスコよりも、
モスカート・ダスティ/Moscato D'Asti の方が好きです。
このお酒、甘口白ワインではあるんですが、
甘すぎないスッキリさが弱発泡と絡まり、まるで炭酸ジュースのような美味しさ。
それもそのはず、使っているのはブドウではなくマスカット。
もちろん甘味はマスカットから来る成分のみ、とっても健康に良い甘さです。

ワインの渋みをたくさん覚えていきたいのですが、
どうしても甘さに負けてしまう我々は、ついつい2本も買って帰りました。

ところで。
白トリュフ祭りの会場では色んなワインの試飲ができ、
また気に入ったワインを10ユーロ前後で購入出来ます。
ぜひ行かれる際は、特産地を生で味わって、色々散財してみてください。

今日の一枚

Fleet Foxes "White Winter Hymnal"

White Winter Hymnal

White Winter Hymnal

ミラノは少しづつ秋が深まり、少しづつ寒さが身にしみてき始めています。
暖かみのあるこの曲は、こんな季節にはピッタリです。
皆様も、季節の変わり目、くれぐれも風邪をひくことなきよう、ご自愛ください。