Two for the Road いつもふたりで

"Due per la strada" --- ミラノに住むふたり、橘凛夫婦が、徒然とイタリア生活やヨーロッパの綺麗な風景、旅行記を綴ります。

ウィーン楽友協会の話

お題「演奏できる楽器」

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ウィーン楽友協会で演奏してきました

1週間近く更新できずでした。出張→旅行→出張という数えるとほぼ2週間。仕事PCを持っていくので音楽・写真編集&ブログ用のMacは持ち歩かなかったのです。

今日は、はてなのお題もつけてみました。そもそも我々は結構な音楽夫婦で、私は初中級程度にギター、ベース、ドラム、ウクレレと演奏でき、対して妻もバイオリンやピアノ、フルートなど演奏できます。元々出会った当初の話題は、音楽についての話でしたし、今でもこんなに楽器を抱えている家はないだろうと勝手に自負しております。

そういったこともあって、私はミラノでバンドを組んでいますし、妻はたまに誘われるアマチュア・オーケストラに参加したりします。そして今回も、妻がアマチュア・オーケストラに出演することになったので、その演奏場所、なんとウィーン楽友協会まで行ってきました。

本日の写真はウィーン楽友協会。クラシックに疎い私でも名前は聞いたことありましたが、実際に文字以上に実感したのはゲネプロを観覧した時。え、ここ観たことある、と凄さを実感しました。そう、このウィーン楽友協会は、毎年元旦に演奏中継されるウィーンフィルニューイヤーコンサートの舞台。実際に間近で観て初めて、こんな場所の素晴らしい席で観覧できたことを、妻に感謝したいと思います。

写真は楽友協会の外観です。実は中でもパシャパシャと撮影していたのですが、最近になって楽友協会内のホールでは撮影禁止になったそうで、また、演奏者の中には肖像権のある方もいらっしゃるので、添付は控えます。まぁまた忘れた頃にアップロードするかもしれません。

オケでは、ベートーヴェン作曲のピアノ協奏曲第5番、通称「皇帝」と、マーラー作曲の交響曲第1番、通称「巨人」の2曲が演奏されました。妻はファーストバイオリンで、結構前の方で演奏していました。

素人ながらの感想ですが、初めてクラシックの曲がこんなにも素晴らしいものだと思えました。場所が良いんでしょうか、もちろん聴こえる音、聴こえない音があれど、各パートの演奏がいかに緻密に重なり合って響いているか、その奥深さに感動しました。また美術館で絵画を鑑賞するような、この芸術の作者は一体何を意図してこのパートを紡いだのか、私の心の中に沢山の興味のタネをまいてくれました。

そんなわけで最近はクラシックが頭の中で流れています。実は今回、義母も渡墺して観覧しており、散々、私にはチェロが向いている、と説得されましたが、さてはて。いずれにせよ、もう少しクラシックの色々な曲を知っていきたいですね。

今日のBGM

ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 作品73


Beethoven - 5th Piano Concerto 'Emperor' (Zimerman, Bernstein, Wiener Philharmoniker)

これがいわゆるベートーヴェンの「皇帝」。演奏はもちろんかの有名なウィーンフィルですが、妻もこの曲を同じ場所で演奏していました、これって本当にすごいことですね。