Two for the Road いつもふたりで

"Due per la strada" --- ミラノに住むふたり、橘凛夫婦が、徒然とイタリア生活やヨーロッパの綺麗な風景、旅行記を綴ります。

ウェディングドレスショップ@ミラノ

f:id:ventottoprimavera:20161218060127j:plain

ウェディング・プロジェクト始動

最近のミラノは、濃霧に包まれています。年末にかけてよくあることなんですけどね。
室内はとにかくひどい乾燥で、卓上加湿器では追いつかず、ついに大きい加湿器を出しました。

それはそうと、私達は、来年の6月に式を挙げる予定です。会場となる教会はずっと前から予約済なんですが、なんだかんだで迫ってきたので、少しずつ準備を始めています。

その一つがウェディングドレス。東京のドレスショップで既に試着していて、安易に決めようかとしていましたが、やはりヨーロッパの本場ドレスショップに行ってみたくなり、予約。

ウェディング系のお店は幾つか知っていたのですが、よく行くリストランテ "Oriental Attitude GONG" と居酒屋 "SAKETEKA GO" の間にある、このドレスショップのショーウィンドーがいつも気になっていたので、行ってみました。ウェディング・プロジェクトという名を持つお店です。

Progetto Sposa Milano

http://www.progettosposamilano.it/

ウェディングドレスに対する情熱

いざ行ってみてわかったのですが、ここはプロノビアス/PRONOVIAS系列の取扱店でした。しかし、行って良かった。ウェディングドレスに対する、こだわりがたっぷり聞けました。

ヨーロッパでは、ウェディングドレスはレンタルよりも購入が主流。このショップでの購入は、花嫁ひとりひとりの体型に合わせた完全オーダーメイド式で、挙式の最低5ヶ月前でないと注文受付できないそう。サルトリア(仕立て屋)が多くあるイタリアらしく、式の2ヶ月前、1ヶ月前、直前1週間前と、合計3回に渡って試着と調整を繰り返すこだわりっぷり。体型の変化にすぐ対応するためらしいです。

ドレスは、プロノビアスのコレクションからまずいくつか選びました。どのドレスも、華やかなのに軽くて、レースやチュールがすごく繊細!!ミカドシルクのクラシカルなラインやマーメイドドレスなどの取り揃えも多かったです。スタッフが何度も言うことは、とにかく、自分にとって着心地が良いと思うものを選んでということ。

私は、袖があるデザインがあまり好きではないので、胸元ハートカット・プリンセス〜Aラインの広がったデザイン・夏の挙式だから軽やかな素材というのが譲れないポイントでした。何着か試着した上、胸元にスワロフスキーをあしらったPRASAというモデルにしようかなと考えながら、その日は帰りました。

2度目に入った時に、ハッと目に留まったADELAIDAというモデルを試したら、これがぴったり!PRASAに比べてレースがより純白で清楚な雰囲気で、満場一致で決まりました。2017年の最新コレクションだそうで、まだサイトにも掲載されてないとか。前回来た時にはまだ入荷していなかったらしく、これも縁かなと思いました。これでウェディングドレスは決定、あとはプロノビアスのベールやペチコートなども紹介してくれました。

スタッフに、とにかく驚かれたのが、私達が夫婦で来店したこと。カップルで試着に来るなんてほぼいないらしくて、花嫁はたいていマンマとやって来るらしい。私からすると、いつもベッタリに思えるイタリア人カップルが、ドレスを一緒に選ばないことの方が意外。結婚式に関することは、何でも夫婦一緒に決めたいものです。

代金のお支払いは、前金、4月の調整時、そして最終調整時の3回に分けてでした。ドレスの世界的ブランドでこれだけの手間暇をかけるので、納得できるものでした。

ドレスが出来上がる春先が楽しみ!

Something Four

あと、サムシングフォーについても熱心に教えてくれました。やはり、こういう言い伝えを大事にするんですね。
ウェディングドレスがSomething Newとなるので、あとのSomething Old、Something Borrowed、Something Blueは何にしようかな?

今日のBGM

斉藤和義 "ウエディング・ソング"

ウエディング・ソング

ウエディング・ソング

出張から帰ってきて早々書いてます。「ウェ」ディングではなく、「ウエ」ですので悪しからず。

結婚式の曲でよく使われるのはもっと知名度のある曲かもしれませんが、個人的には斉藤和義のこの曲を推したいです。初めて聴いたのは大学卒業間近、自動車の運転免許をさすがに取らないと、と思って通い始めていた自動車教習所で。それから数年後に尊敬するギター弾きの親友が手癖で弾いていたのを聴いてハマりました。

ギターのアルペジオが難しいようで覚えてしまうと簡単で、声がそこまで高くなくて歌えることもあって、結婚式で出し物をやってとお願いされると必ずこの曲をやります。

でもメロディーも良いんですが、それ以上に感情移入できる贈るための曲というのが、結婚式にピッタシです。もし宜しければ聴いてみてください。