ラップランドの焚き火
パチパチ、パチパチ・・・
フィンランドでは、何度も焚き火をする機会に恵まれました。
1月のフィンランドは、寒いだけでなく、日照時間が体感でおそらく6時間もありません。朝10時前に、ようやく一面明るくなったなぁと感じ、午後3時を過ぎると少しずつ暗がりを感じ始める、そんな日々。冬至の頃のアイスランドもそんな感じでした。
緯度の高いオウルでは、夕方5時くらいでも、もはや深夜のような暗闇と静寂でした。故に、なかなか明るい写真を撮ることができず苦戦しました。。
年中、太陽が燦々と輝くイタリアでは、そういえば、焚き火やキャンドルといった習慣があまりない気がします。
子供の頃、大好きだった、スウェーデンを舞台にした児童文学「エレベーターで4階へ」(この本をご存知の方いるのでしょうか…?)でも、長い夜とキャンドルを愛用している暮らしがとても美しく描かれていて、未知なる北欧への想像を当時かき立てられたことを思い出します。
焚き火ってね、あんまりお互いの表情とか見えないのがいいですよね。
スポーツの後、ハスキー犬ぞりの後、温かい飲み物を片手に、揺らぐ炎をじーっと見つめながら語り合う、そんな静かで豊かな時間を共有できたラップランドの深い夜でした。
今夜の一曲
MISIA - キスして 抱きしめて - THE TOUR OF MISIA 2004 MARS & ROSES
この曲、過去に聴いていた訳ではないのですが、
なぜかどうも懐かしくて胸がキュンと締め付けられます。
今夜の月と星が特別綺麗だからかなぁ、とてもしんみりします。
ひとりの晩に聴きたい、名曲ですね。