ミラノにだってチャイナタウンはあるんだぜ
ミラノの人間でパオロ・サルピなんていう単語を使うと、
あぁ、チャイナタウンかという認識になります。
「パオロ・サルピにある〜」というと中華街にあるという代名詞で、
まぁ大抵それに冠されて出てくるお店の形態は、中華か和食。
これは日本人だけの認識じゃなく、イタリア人もそうで、
同僚からパオロ・サルピにある姉の恋人の家に行ってきたと聞き、
え、あんなところイタリア人も住むの?と素で返したら、
そりゃそうだよ、チャイナタウンでも昔から家持ってるんだってさ、と。
そうか、あそこ一応センピオーネ通り近くでミラノ凱旋門も近いし、
ロケーションとしては抜群なんですよね。
ちょっとうるさいけど、イタリア人には不人気の場所なんかじゃない。
イタリア人やら中国人やら歩いてる、ほんと不思議な区画、パオロ・サルピ通り。
で、よく考えたら、パオロ・サルピさんも歴史的偉人なんですよね。
イタリアの通りは、地名や偉人の名前が使われる事が多くて、
ウチのオフィスがあるのはジョン・F・ケネディ通りだし、
ミラノからモンツァに向かうのはモンツァ通り、適当だな。
近くのセスト・サンジョバンニにはヒロシマ・ナガサキ広場なんてあります。
これには少し感動した、話題と全く関係ないけど。
で、偉人さんは大抵生没年が記載されている。
パオロ・サルピ、調べてみたら日本語Wikipediaにまで載っている人物、すげー。
うーーん、Wikipedia読んでもいまいちどんな人物か分からない・・・
世界史の教員になろうと息巻いていた過去は一体なんとやら。
もちろん、他の町にもパオロ・サルピ通りはあると思います。
そこではミラネーゼみたいな扱いはされないでしょうね。
ちゃんと奉られている事でしょう。
チャイナタウン、イタリア語と中国語と落書きが混じる不思議な区画です。
こんなところでも落書きは当然アルファベット。
センスも何もない、いかにイタリアという国が阿呆か分かります。
落書きする事は百歩譲っても、どうしてこんなにアートセンスもない馬鹿が多いのか。「鹿を指して馬となす」馬とも鹿とも分からない、イタリアは馬鹿以下か。
おっと、口悪い性格が出てしまった。今日はここまで。