Two for the Road いつもふたりで

"Due per la strada" --- ミラノに住むふたり、橘凛夫婦が、徒然とイタリア生活やヨーロッパの綺麗な風景、旅行記を綴ります。

イタリアでの幼児教育始めました

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子どもの近況

最近は沢山歩けるようになり、より行動範囲が広がった、もうすぐ1歳半。
しかし未だ前髪は生えず、ほんと乳児がそのまま大きくなったみたいな。

同じサイズの子どもがフサフサ生えているのに、このコは対称的で面白い笑

もう駆けっこ出来そうなくらいに歩けて、乳歯も全部生え揃ったけど、
おしゃべりはまだまだ宇宙語。

無理もありませんね、家では日本語、外ではイタリア語や英語な状態では。


こちらの暦で新学期が始まるこの10月から、Asilo Nido(イタリアでいう保育園)に
少しずつ行き始めました。
家から歩いてすぐの私立のNidoなのですが、外国人家族を歓迎している園ということで、前々から目星をつけていました。

実際に始めてみると、子どもたちに対する手厚いケアに驚くとともに感激。
評判が良い園だったので期待してましたが、今のところ期待以上です。

まず、親子同伴の登園が3週間ほど続きます。

最初の週は1時間。次の週が2時間。そしてその次の週が3時間〜。

すごく手厚いでしょう???

少しずつ親は別室に行ったりして、子どもの様子を見ながら、徐々に集団生活に慣れさせていきます。両親の都合がどうしてもつかない家庭の子は、ベビーシッターの方が来られています。

 

うちの子は、午前中の通園ですが、もともとかなり外向的な子なので、楽しんでくれているようです。

大きい子クラスに入ったので、月齢が少し上の子が多く、刺激を沢山受けて、ぐんぐん吸収しているのがわかります。ランチはプリモもセコンドもがっつり食べて、おかわりまでしているらしい。すでにGoloso(食いしん坊)の名を欲しいままにしています泣笑。

同時期に入園した子には、親子同伴でもやはり集団生活に馴染めない子もいたりして、そういう子は時間短縮したり、ゆっくりペースで通っていて、やはり手厚い。

うちの子は一度も泣かないらしく、先生方にもすごいね〜と感心されています。

これから長い長い学校生活が続くのですから、楽しんでくれる子になってくれれば親としても有難い限りです。

この園は36ヶ月までの子が対象。それを超えると、全員が様々なScuola Materna(幼稚園)に進級していきます。

ちなみに、公立のAsilo Nidoももちろんありますが、両親共働きが必須条件であることや世帯年収によって保育料がかなり変わること、待機児童問題もあるみたいで、イタリアでも都市部では「保活」があるようです。

それに比べると、私立は空きがあると受け入れ可能で、週3回〜など柔軟に対応してくれます。保育料は一律で、結構しますが、モンテッソーリなどのお膝元であるイタリアの幼児教育の指導レベルは、かなり高いように思います。義務教育からはわかりませんが。。

 

それにしても、まだ言葉もままならない0−2歳児って本当に可愛い!

この数週間、親子同伴で通って、いろんな子どもとふれあえて、とても新鮮で楽しかったです。

いつも家で歌っている日本語の歌を教えてと先生に頼まれ、みんなの前で恥ずかしながら「大きな栗の木の下で」を踊って熱唱しましたが、

あれ、私ってば、ついこの間、これを歌って踊る子どもの側だったのに、、、

なんてノスタルジックな気持ちになってしまいました。人生って早いですね〜

夫にそう言うと、いや、そんな記憶はるか遠い昔だよと笑われてしまいましたが。

 

海外にそこそこ住んでも、育児は初めて、教育も初めて。

わからないことばかりですが、子ども自身がこうやって新しい世界の扉を開けて連れ出していってくれるのだなぁと思います。