Two for the Road いつもふたりで

"Due per la strada" --- ミラノに住むふたり、橘凛夫婦が、徒然とイタリア生活やヨーロッパの綺麗な風景、旅行記を綴ります。

本日、新鮮なポルチーニ(茸)あります。

お題「ちょっとした贅沢」

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ナヴィリオの骨董市

先日、まだお天気が良かった頃。
ミラノのナヴィリオ運河に行ってました。
まぁ行ったとはいっても、私はあまりの人の多さに、一瞬だけ。
今日は月一回、最終日曜日だけ開かれる骨董市の、まさにその日で、
骨董好きの妻はそれ目当てだったのでしっかり堪能したようですが。

ナヴィリオ運河というと、日本からいらっしゃる方を案内する度に、
「『紅の豚』のワンシーンに出てくるんですよ、この運河。」
と、お決まりのように説明するんですが、
実際はあんな飛行艇が飛べるような広さどころか、この運河、本当に狭い。
(昔は運河が埋め立てられておらず、そんな広さがあったのかと思いますが)

そんな狭い運河に骨董市の露店が隙間なく開かれ、
いつでも多い観光客に、骨董市目当ての地元民が合わさった人混みコンボ。
あまりの人の多さにすぐにベビーカーを引きずって、近くの公園に避難しました。

食事だけ一緒に来た感じです。

私にとって、今日はテノハラーメンが美味しかったことで、十分です。

定番の秋冬料理

さて、秋といえばやっぱり「食欲の秋」。
Goloso(食いしん坊)にとって、イタリアの秋は楽しみな季節です。
(毎年言ってる気がしますが、、、)

以前紹介したうなぎや、白トリュフもそうですが、 

そんな地域限定のものではなく、
より一般的なのはフンギ・ポルチーニでしょう。
フンギ=Funghiとはキノコのこと、ポルチーニ茸は日本でも結構有名ですよね。

初秋になると、スーパーマーケットにもじゃんじゃん出てきます。
シーズンじゃくても、乾燥ポルチーニならいつでも手に入ります。

どう調理したって美味しいですが、やはり私は、リゾットで食べるのが一番好き。

私の場合、リゾットってなぜか量は沢山食べられないんですが、
フンギのリゾットだけは別格!!!!
あの特徴のある濃厚なコクと味わいに、ペロリと一皿いけちゃいます。

もうひとつ、こちらでの秋冬の風物詩として有名なのは、オッソブーコ。

仔牛の骨付きすね肉を煮込んだミラノ料理で、黄色いミラノ風リゾットとワンプレートでいただきます。骨髄までしっかり食べるので、一皿でお腹いっぱい。
きちんとオシャレして、温かいコートに身を包んで出かける晩に食べたいご馳走です。

あぁ、書いてたら無性に食べたくなってきた。

近所にオッソブーコを出す可愛いオステリアがあるから、近いうち行こうかな。