Two for the Road いつもふたりで

"Due per la strada" --- ミラノに住むふたり、橘凛夫婦が、徒然とイタリア生活やヨーロッパの綺麗な風景、旅行記を綴ります。

『日本の忘年会=クリスマスパーティー』説

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まだまだ風邪気味、不眠気味でございます

お久しぶりでございます、実に2ヶ月ぶりです。
妻がその間はちょくちょく記載してくれて、彼女には感謝しかありません。

仕事の事を盾にして忙しいと言いたくないんですが、
本当に毎週どこかに出掛けすぎて、家にいる日は何もしたくありませんでした。
私は全くマルチタスクではなく、一つの事も出来ない不器用人間です。
それなのに色んな事に首を突っ込んでしまうので、
その分周りに迷惑をかけてしまうのです。
本当にそんな性格は、未だ咳に苦しめられて不眠症の毎日以上に治らない。
来年も忙しいので、少しはそういったところが抑え気味に行けるといいのですが。

さて私の反省はさておき、12月ももう終わりです。
我々は今も風邪に苦しめられていますが、
例年通り街はクリスマスの装いへ正して、12月をつつがなく駆け抜けたわけです。
これは「師走」なんて言わないヨーロッパとて一緒。
ただ少しばかり日本より駆け抜け方が早いくらい。

クリスマスパーティー=日本の忘年会』説

私が常々思っているのは、ヨーロッパの人のクリスマスの過ごし方は、
まさしく我々の年越し、年明けと一緒。
通常、家族や親族一同で過ごすし、人によっては普段行かない教会にも行く。
これこそまさに実家に帰省して除夜の鐘や初詣に行く我々のノリ。

反対に、こちらの年末年始は、まさに日本のクリスマスのノリ。
友人や恋人たちと過ごして、盛大にヒャッホウ、と祝うわけです。

そして他にも共通項があると思っています。
それは「忘年会」と「クリスマスパーティー」。

クリスマスパーティー、と聞くとなんだかクリーンなイメージありませんか。
そもそも「クリスマス」という単語が(本来の)厳かなイメージを持っているし、
「パーティー」なんていう単語も、フォーマルでビシッと決めた紳士淑女達が
オシャレなシャンパングラス片手に談笑しているイメージ。

いやいや、とんでもない。
クリスマスパーティー、すごく乱痴気騒ぎです。

私は今のところ経験値が二つ、両方共ドイツ語圏だからか、皆飲み方がすごい。
カクテル、ビールが蛇口を捻るかのように飲まれて行くのは当たり前、
その上アルコール度数が高いウォッカをガンガンに勧められる。

今年は安全でしたが、昨年はスーパーご機嫌の上司(普段とても紳士)から、
「飲んでるー?えー?飲んでるの目の前で見てないなぁ」みたいなノリで
綺麗なライトグリーンの飲み物を渡されました。
若干暗い店内で光るそのライトグリーンは、見惚れてしまうほど綺麗で、
「うわー美味そう」と一気に口に含んだ先には後悔が。

分かる人には分かるんでしょうか。
その飲み物の名は、アブサン、アルコール度数70度前後。
上司は私が躊躇すると思っていたそうで、一気した様を見て驚いたそうで、
今年飲む度にその話題で盛り上がります。
ちなみに、普段飲み方は綺麗な人たちですよ。 

そんなわけで今日の写真は、今年のクリスマスパーティー
奥のステージでDJが音楽を鳴らして、目の前で皆が踊っています。
弊社は基本一通りのパーティーが終わった後、クラブに早変わりするシステムで、
基本の食事が23時くらいまで、それ以降はひたすらドンツク。

でも残念ながら、今年はイマイチでした。
何でしょうね、イマイチ音楽がノれなくて、例年より冷めていたかも。
いつもは私よりも遅くまで残る、朝帰りどころか昼帰りする同僚も、
あんまり楽しくない、と私と一緒にホテルへ戻るほど。
まぁ、それでも5時戻りの朝帰りでしたが。。。

ところで何故暗闇の中でこんなに鮮明な写真が撮れたのか。
パーティー前に時間があった私は、
待ち合わせ場所の"すぐ隣"にクリスマスマーケットがあると聞いて、
先に行って写真撮影でもしようと思って持ってきた三脚&カメラ。
でも行った先にはクリスマスマーケットの影も形もなくて。。。
同僚に時間潰しのカフェで文句言われましたが、持ってきた甲斐はありましたね。