Two for the Road いつもふたりで

"Due per la strada" --- ミラノに住むふたり、橘凛夫婦が、徒然とイタリア生活やヨーロッパの綺麗な風景、旅行記を綴ります。

捨てられない心

お題「捨てられないもの」

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いつでも強いチームって応援して楽しいですか?

写真はボルツァーノでの一コマです。
先月頭に半年ぶりにイタリア国外に出る本社出張があったんですが、
ギリギリになるまで取らないよう粘っていたフライトが直前キャンセルになり、
ウィーンまで電車というのんびりした時間を過ごさせていただいたのです。

ボルツァーノというとイタリアの中のドイツ語圏、所謂「南チロル」。
南チロルとはドイツ語圏をはじめとした一般的な呼称で、
イタリア語的にはアルト・アディジェ(アディジェ上流)と呼びますがね。

そんなちょっと普通のイタリアとは離れたところでも、"Juve Merda"のラクガキ。
直訳すると、「ユーベ、ク◯ったれ」です。
やっぱりここはイタリアなんだな、っていう安心感と、
え、こんなとこでもユベントス、嫌われてるの?という、これまた安心感。

 

えぇ、ワタクシ、ユベントス大嫌いです。
正確には「好きじゃない」でしょう、
欧州にいながら欧州サッカー、いまいちよく分からないし。
でもそんなんでも全く以って、ユベントス好きになれない。

だって昨シーズンも優勝して、これで9年連続の優勝ですよ。
こんなつまらないリーグはありますか?
しかもトリノフィアットお膝元、だから全国区でファンがいる。
何、その、リーグを代表しちゃってます感?
現代サッカーの最高峰CR7をレアル・マドリードから購入。
うわー、つまらない。
白と黒のストライプ。
はいはい、素敵な「カラーリング」ですね。

やっぱり、何から何まで気に食わない、好きになれない。

 

そういえば、日本にもオレンジの野球チームあるじゃないですか。
ワタクシ、アレも気に食わないのです。
アレにははっきり言えます、大嫌いです。
ユニフォームにオレンジを取り入れてるチームを見るだけでも蕁麻疹を起こすレベル。

東京に5年以上住んでた時、本当に野球が大好きな巨◯ファンとも知り合い、
それ以前の◯人ファンすら嫌いだった頃よりはマシなんですよ、これでも。

最近、まーた強いじゃないですか。
あぁ、気に食わない。
(昨日21日はカープが勝って嬉しい気分です。森下投手、素晴らしい。)
カープは最下位になっても、あのチームが優勝を逃せば、問題ない。
お願いだからあのチームが優勝しませんように。

ユベントスの話から逸れましたが、今日のお題はそう、捨てられないもの。
捨てられない心」とさせていただきます。
毎年強いチーム、確かに応援するストレス少ないと思いますが、
そんなチーム応援して本当に楽しいでしょうか?

 

しかしアレが、高橋由伸監督のままだったら好きになれたのに。
辛苦を舐めて花開く、そんなチームや選手にこそ、本当の心は動かされます。
そんな人にこそ、広島東洋カープというチームがオススメですよ。
今年は堂林選手でしょうか、10年以上もがいて、ようやく花開きつつありますね。
私の地元愛知出身で、最初の背番号13番のユニフォーム、まだ持ってます。
自前の努力でコツコツと強くなる。
チームや選手の低迷期、全盛期、過渡期があるのは仕方ない、それが自然。

 

ちなみにオーストリア人の同僚でアメフト大好きな奴がいるのですが、
私が好きなニューイングランド・ペイトリオッツを同じような理由で詰ります。

いやー、ペイトリオッツはちょっと違うんだよなぁ。
私がファンになった90年代半ばまで、
スーパーボウルに行ったのも一回だけのクソチームだったんだから。。。
でも最近のAFL東地区総ナメは、確かにちょっと面白くないよね。

あな、捨てられぬ心・・・