Two for the Road いつもふたりで

"Due per la strada" --- ミラノに住むふたり、橘凛夫婦が、徒然とイタリア生活やヨーロッパの綺麗な風景、旅行記を綴ります。

女王陛下よ、安らかに

ディール城

とても大きな訃報でした

先日までUKにいて、ちょうど即位70周年のプラチナジュビリー
目の当たりにしていた私達にとっても、ショックでした。
今、この世界に生きているほとんどの人にとって、物心ついた頃から、
イギリスはエリザベス女王のイメージでしょう。
20代半ばから英連邦を背負って立つ責任とストレスは凄まじかったと思います。
世界一有名な王室なだけあって、取り巻く環境のスキャンダルもたくさんあったし。

昨年、フィリップ殿下が亡くなってから、あまり表舞台に出られなくなっていたし、
やはりお元気がなくなっていっているような印象を受けていました。

あの世で、フィリップ殿下や、懐かしい方達と再び逢われているのでしょうか。

 

写真は、ディール(Deal)というドーヴァー海峡沿いの小さな町にあるディール城
16世紀、当時のイングランド国王ヘンリー8世が、関係悪化していたヨーロッパ大陸との防衛のために造らせた要塞です。

ヘンリー8世といえば、そう、エリザベス一世の父親。
そして英王室の歴史の中でも最もスキャンダラスな人物ともいえる王様です。

こうして見ると、何の変哲もない要塞ですが、上から見るとお花のような形をしていて、Google Mapで何だここは!?と思って見に行きました、
もう夕方だったので、中には入りませんでしたが、、

 

それにしても、イギリスは、ナショナルトラストが盛んです。
個人は年間70ポンド代、家族でも130ポンド代くらいで入会できて、
様々な歴史自然文化施設に入場でき、駐車場代もフリーになります。
郊外にある場所も多いから、駐車場代フリーは何気に凄い。
そしてトイレやカフェなども併設されていたりして、観光地として整えられています。
素晴らしいです!!

が、逆に、ナショナルトラスト非会員はこのような恩恵は受けられないので、
外国からの観光客など短期滞在者には優しくないと感じました。

私達も、イギリスに住んでいたら、必ず入会して、
毎週末のようにいろんなところを巡っていることでしょう。

 

本日の一曲

God Save The Queen


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