Two for the Road いつもふたりで

"Due per la strada" --- ミラノに住むふたり、橘凛夫婦が、徒然とイタリア生活やヨーロッパの綺麗な風景、旅行記を綴ります。

春先のアーモンド

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3月中旬から北イタリア各地で咲き誇っていたアーモンドの花です
今はもうほぼ散ってしまい、すでに新緑が次々と芽吹き始めています。
3月は別れの季節ですねー。
こちらでは3月決算4月始まりという文化はないので、特別そう感じることはないのですが、仲良くしていた日本人夫婦が帰国していったりと、日本に関わることでは出会い別れを実感します。

大多数のイタリア人は、来たるイースター休暇(今年は4月15日~17日)に胸を膨らませていたりと、いつも通りのんきな感じです。

今週からsummer timeも始まり、夜8時過ぎても明るくなったので、我々はランニング開始!

今日の一曲


キャンディーズ/微笑みがえし

3月は引っ越しの季節でもあるからか、なぜかこの歌を思い出します。
言わずと知れたキャンディーズ解散曲です。世代でないので、当時のブームは知らないのですが・・・。

初めてこの曲を聴いたときは、謎めいた歌詞だなと思ってましたが、それもそのはず、シングルのヒット曲のタイトルをたくさん散りばめた粋な計らいだったということを後に知りました。
これは当時のファン、嬉しかっただろうなぁ。

曲中のヒロインの別れに対する本心を隠しているところとか、それぞれの道を歩むと歌うアイドルのリアルな気持ちが、みずみずしくて春らしいなと思います。

すごく明るい曲調なのに、悲しい歌。昔の歌はそういうのが多くて惹かれます。

夕暮れの松本城

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HDR合成

初めてHDR合成をしてみましたが、面白いですね。

長野県は3月後半にしてはあまりにも寒くて、
その後名古屋に、イタリアに、と暖かくなったせいか、
疲れが風邪として出てきたようです。

来月も帰国日程がありますが、今度は風邪をひかないようにしないと。

ヘルシンキでのショッピング

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ヘルシンキのSTOCKMANN

フィンランドって、ネイチャー系がメインなんですが、ショッピングを楽しみに行く人が結構多いと思うのです。マリメッコイッタラ・アラビア・ムーミン、、北欧雑貨が好きな人にはたまらないブランド目白押しですよね。

写真は、ヘルシンキの繁華街。クリスマスっぽいですが、普通のときです。

ヘルシンキではアウトレットもいろいろ行ったのですが、それはまた後日に。

中心街で、いいなと思って何度か通ったのが、写真右手にあるデパート・ストックマン(STOCKMANN)。このヘルシンキ本店が北欧最大のデパートだそうです。確かに外見以上に中がかなり広くて、最初は若干迷いました。迷うくらいに大きなデパートというと、ロンドンのハロッズが近い印象です。

このデパートは、5階くらいにあるホームリビングフロアがとてもオススメです。有名な北欧雑貨は全部入っているから一気にチェックできるし、その他のブランドもおしゃれで目を引くものが多かったです。

ここで、アラビアのプレート20センチ(24Hパープル)を4枚、フィンランド独立100周年記念限定マグカップ2つを購入したら、ムーミンのガールフレンド・フローレンの限定マグをおまけにつけてくれました(下記はイメージ)。20センチは普段の食卓で使いやすく、早速レギュラーとして大活躍しています。

 

 

 

後日行ったアラビアのアウトレットには、24Hはなかったので、ここで買っておいて良かった!ただし、色はパープルしか置いてありませんでした。

ローマ法王ミラノ訪問

今日は天気が良かったので運動に出かけたのですが、ちょうどローマ法王ミラノ訪問の日でした。ちょうど会場近くまで行ったので、ローマ法王の姿を一目見ようと心待ちにしている信者たちと一緒に待機してみました。

しかし、てっきり後部座席にお乗りと思っていたのに、まさかの助手席乗車で、車道の左側で待機していた私からは、手を振る法王の後頭部しか見えず。そしてテロ対策なのか、車はあっという間に駆け抜けて行ってしまい、写真に収めることができずでした。残念無念。

しかし、今日のミラノは、大勢の信者が詰めかけ、ヴァチカンがやってきたかのような賑やかな1日でした。普段、ローマに住んでいるわけではないのでつい忘れがちなんですが、こういう日は、カトリック総本山の国に住んでいるのだということをしみじみ実感します。

 

花園神社のカップル

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二人でお祈り

新宿の花園神社で、神社にお参りしているカップルを撮影。
すみません、肖像権侵害で申し訳ないです。

でも本当に二人の祈りが、二人の密な関係性を表しているようで、
ほっこりしました。

Laplandの森とFinlandia

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Laplandの森

ラップランドの風景です。
長い冬の間は、こんな荒涼とした、でもファンタジックな景色が延々と続いています。運が良ければ、オーロラが空で踊ります。
 
この夜、インストラクターとツアーのメンバーと一緒に、ひたすらスノーモービルで走り(私は運転音痴なので、ペアを組んだフィンランド人男性にほとんど運転してもらいました)、人里を離れた森の中へずんずん入って行きました。迷ったらおしまいになりそうな迷宮です。
 
スノーモービルのライトを消すと、あたりには一切光がなく、すぐ隣にいる人の姿も見えない。動物の気配もないので、物音は一切聞こえない。
視覚と聴覚をなくし、自然界の真の闇の中で佇んでいました。
 

今日の一曲

大自然の風景には、クラシック音楽が一番合うと思います。
 
この景色に合う曲はいろいろあると思うのですが…
やはり交響詩フィンランディアを選びたい。
 
 
これは、19世紀末・ロシア帝国政権下のフィンランドで発表され、ロシア政権に演奏禁止された有名な曲。当時の副題はフィンランドは目覚める」で、国を代表する作曲家シベリウスの祖国への愛国心が爆発しています。
 
今でこそ平和なイメージのフィンランドですが、大国ロシアとスウェーデンに挟まれ、過酷な歴史を歩んでいる国なんですよね。
 
わりと弾きやすく、金管が派手なので、オケでは定番人気のレパートリー。
中間部のメロディーは、キリスト教系の学校に通った人は、礼拝で讃美歌「やすかれわがこころよ」として一度は歌ったことがあるはずです(私もその一人です)。なので、この曲を聴くと、毎朝のように聖書賛美歌を抱えてチャペルに向かい、オケの部活に放課後励んだ学生時代も鮮やかに思い出します。
 
この動画からもわかるように、「フィンランディア」は、今もフィンランド第二国歌として愛されているようです。作曲家やその時代の人々の心情を思うと、涙なくして聴けない名曲だと思います。