決死のステルヴィオ峠
「世界最高のドライビングロード」
この夏はオーストリア・イタリア・ドイツにまたがるチロル地方に行ってましたが、
旅路の終わりに寄ってきたのが、「ステルヴィオ峠」です。
ここはイタリアとスイスの国境地点でもあります。
アルプスはこの4カ国にまたがっているので、旅行しながらも、
今、自分がどこの国にいるのか分からなくなることがあります。
それはさておき、
ステルヴィオ?なんか聞いたことあるような?
と思ったあなたは、きっとイタ車好き。
ちなみにイタリアでは、アルファロメオは本国ゆえか、結構よく見ます。
コンパクトなMITOやジュリアが主流ですが、色はやっぱり赤が多いかも。
しかし、このステルヴィオ峠。
危ない。想像以上でした。
とにかくヘアピンカーブに次ぐヘアピンカーブ。
道も細く、対向車との譲り合いそして牽制し合い。
「世界最高のドライビングロード」と称されるだけあって、
ヨーロッパの車・バイク好きの聖地だそうですが、
道中は、そんなのをしみじみ感じ入る余裕もない。
しかし、上ってみると、なんとまあ美しいことか。
芸術作品のようなドライビングロード。
頂上にはホテルもたくさんあって、一泊しました。
ここで働くのはキツすぎだろう(上り下りという意味で。季節営業なので、もしかしたら住み込みかも知れませんが)と思いましたが、決死の覚悟で行って良かったです。
今日の一曲
最近、我が家でよく流れている・練習しているこの曲。
Jeff Buckleyは30歳で早世したアーティスト。
ヨーロッパの広場に行くと、パフォーマーがとてもよく演奏しています。
ゆえに、自然と耳にすることが多い名曲です。
今では大好物のブロッコリー
今週のお題「苦手だったもの」
過去、偏食が多かった私(今も?)
ブロッコリーも見た目が苦手で食べられないもののひとつでした。
しかし、学生時代に、カリフォルニアに数週間ホームステイした際に、
毎食毎食、付け合わせが、山盛りの茹でたブロッコリー。
残すのもホストファミリーの手前、何だか気が引けるし…
思い切って食べてみたところ…、美味しい!と驚きました。
そこからは、野菜の中でもかなり好物ランキング上位のほうに。
荒療治というのか、逃げ場がない環境というのは、なかなか効くものです。
8月も終わり
この夏は、アルプスのチロル地方の山奥にこもったので、時々襲ってきていた熱波から逃れることができていました。
星空写真を撮るために山奥に入っていたのですが、山奥過ぎて、電波もあまり良くなかったし、その上、PCやスマホの調子も芳しくなかったので、デジタルから離れた生活を送りました。
さて、明日から、Back to Schoolの9月です。
新しいクラス・習い事の選定や登録などなど、親が奔走しなければならない季節です。
また新しい出会いやどんな驚きがあるのか、少しの疲れと共に、楽しみです。
イタリアといえばジェラート、そして選ぶのはミント味
今週のお題「ベストアイス2023」
ジェラートの国イタリア
気づけば、7月も最終日。
今年は南欧はかつてない猛暑という報道がされているようですが、
実は私達の住む北イタリアは、30度を超える日が少なく、例年よりも過ごしやすい夏です。
イタリアって南北に長いので、北と南で、気候が異なることが結構あります。
夏といえば、やはりジェラート。
実は、私は筋金入りのチョコミン党(以前も書いたかもですが…)
ジェラテリアの前で真っ先にやるのは、
「ミント味があるかどうか」のチェックです!
ミントがない場合、ジェラートを食べること自体、中止にしたりします。。。
それでも食べたいときは、どうするか?
ミルク(Fiori di latte)や塩キャラメル(Caramello Salato)などを食べます。
これらももちろん、とても美味しいです。
が、やっぱりミントが一番好き。
なので…今回のブログは、イタリアに行ってもチョコミン党なあなたに贈ります。
まず、残念なことから話しますと、
イタリアンジェラートに、
チョコミントというフレーバーは、基本ありません。
その代わり、Menta(メンタ/意味:ミント)というフレーバーがあります!
しかしこれもどこでもというわけではありません。
グリーンカラーのジェラートはピスタチオである率が相当高いです。
ジェラートとピスタチオは相当相性が良いのか、当地でも人気だからか、
置いていないところをまず見かけません。
ピスタチオでも満足できる人はそれで妥協も良いですが、
党員ならば、やはりミントでないと!
先ほど、チョコミントがないと言いましたが、それは本当にそうで、
メンタのジェラートにはチョコチップが入っていません。
チョコチップが入っていないチョコミントなどチョコミントじゃない!という、
チョコチップ重視派の党員も多いと思いますが、
私はどちらかというとミントフレーバーが好きなので、
その分、なめらかなミント味を楽しんでいます。
色合いは、着色料ありなら、あのミントグリーンカラーですが、
着色料なしなら、白色をしていることが多いです。
イタリアでは、自然派も年々増えているので、着色料なしのジェラテリアが多くなってきているように感じます。
個人的には、ミントが置いてないジェラテリアはまあまああれど、
味がハズレのジェラテリアはあまりないと思っているので、
イタリアにお越しの際は、ぜひどこのジェラテリアも試してみてください。
今日の一曲
前回に引き続き、夏っぽい軽快なナンバー。
DJ Otziというオーストリアの人気アーティストにより、
"Hey Baby"というオールディーズをディスコナンバーに仕上げた一曲です。
この曲、先日行った屋内アミューズメントプールでガンガンに鳴ってて、
プールサイドに立ったバイトの子たちと一緒に、老若男女みんなでプールの中で踊り狂いました。
こういうとき、なんともラテンなノリの中に生きてるなぁーと感心します。
選挙バイトと青春の日々
今週のお題「やったことがあるアルバイト」
一番印象的だったアルバイト
私立エスカレーター校で育った私にとって、
大学生になるまでアルバイトは縁のないものでした。
いわゆる附属上がりなので、大学入学後、日本各地からやってきた同級生達に出会い、
自分の世間知らずっぷりが急に恥ずかしくなったのも、大学生になってからでした。
政治経済系の学部だったので、学ぶからにはとことんやりたい性格なのもあり、
大学の長い夏休みを1年目は地元の国会議員事務所、
2年目は東京永田町の国会議員事務所でインターンをするということに費やしました。
そんなことをしていたら、必ず回ってくるのが、「選挙のバイト」。
先日、Netflixで公開された日本のドラマ「離婚しようよ」は、
国政選挙をメインに取り上げたドタバタコメディ劇で、
かつての選挙バイトの日々を懐かしーく思い出しました!
あーまさにこんなんだった!って感じです。
みんなでお揃いのTシャツ着て、主要な駅前でビラ配りや声出し、
この写真みたいに、選挙カーや自転車で駆け回っていた。
事務所に戻れば、演説の設営やお茶出し、手紙書きや電話掛け、
短い選挙期間中だから、やることは山ほどあります。
そしてバイトは学生が多いものだから、当然、恋の火花もあちこち飛び散って、
嗚呼、青春の日々!!!!😆
複数回手伝ったので、当選も落選も経験しました。
落選のときは、ほんの100票差ほどで負けたので、全員が呆然と佇んでいたのが忘れられないです。
そこから時は流れ…
今はイタリアで外国人として暮らしているので、住む国の選挙権を持っていないけれど、
こちらの選挙は選挙カーなんて無いし、いつ選挙やってたの?というくらい静かなものです。
郵便受けにビラが入っていることはありますが、基本的に国民は平日夕方などに行われる討論会などに出かけて、誰に投票するのか決めるのだそう。
そういえば、数年前に行われた国民投票では、イタリア国会議員定数を削減する議案についてで、国民の圧倒的賛成により可決されました。
そう思うと、このドラマ内で繰り広げられる選挙戦は、改めて、ちょっと異様だなぁ、と苦笑いしてしまいました。
脚本家であるクドカン達が、日本の政治や選挙が少し風変わりなところを海外の人に知ってもらえたら、というようなことを言っているインタビューを読みましたが、実際、異質だと思います。
ただ、多感な大学生のときに、こういった世界が垣間見れて良かった!
学生時代って、いろんな職業体験ができる最高の機会でもありますよね。
大学時代、バイトは他にもしたけれど、もっといろいろしても良かったなと思うくらいです!
趣味全開で、サーティーワンとかサンリオショップとかでも働いてみたかったな〜(笑)
今日の一曲
⛱DISCO PARADISE🌻
青春の日々ということで、イタリアの思いっきりパリピな一曲を!
この夏、イタリア各地で流れまくっている、めちゃくちゃ夏っぽいナンバーです🌈
将来の楽器に投資したい
今週のお題「30万円あったら」
30万円!
考えるだけで、ちょっとワクワクしてきますね。
新しいiPhoneとMacに買い換えたい(合計でちょうど30万円くらいでは?)、
音楽の機材や新しいカメラ、いろんなファッション小物も気になる。。。
夏は車でアルプス方面に出かけるつもりだけど、きっと30万もかからないかな…
ただ、この超円安時代。
ユーロに換算すると、30万円も2000€を切ってしまうのが泣きどころ…とほほ。
しかし、自分達のことも良いのだけど、最近は子どものことが気になる。
今月、子どもが5歳の誕生日を迎えました。
誕生日の少し前に、「誕生日に何が欲しい?」と聞いたら、
「ヴァイオリン」と言ってビックリ!
私は主にピアノとヴァイオリンを弾きますが、人生で最初に始めたのはピアノ。
なので、子どもも、楽器の王様であるピアノから始めるのが良いだろうと思い、
1年ほど前から先生についてもらい、ピアノレッスンは始めていました。
しかし、ヴァイオリンに関しては、もっと後々、もし興味が出てきたら…
くらいに思っていたので、本人に勧めたことは一度もありません。
なのに、本人からやりたいという言葉が出たのは、とても意外で。
そして、嬉しいことでした。
早速、ミラノの楽器屋に走って、分数ヴァイオリンのレンタル契約をしてきました。
現在の身長的に、1/8サイズのヴァイオリンになりました。
オブジェみたいで、とっても可愛い!
その日から、子どもは楽しく練習始めてます。
私も一緒にやりながら、初心に帰ったような気がしています。
もし継続することができたら、いつか自分のヴァイオリンを選び、大切にして欲しい。
そのために30万円を使いたいかな。
私がマイヴァイオリンを買ってもらったのは、もうかれこれ20年以上前のこと。
そこからブランク期間も含め、メンテナンスを続けながら、ずっと一緒です。
楽器は、人の一生よりも長く生きるもの。
そう考えると高い買い物ではないのです。
ちなみに、ミラノのおすすめの楽器屋、載せておきます。
チェロを習っているイタリア人知人に教えてもらいました。
どちらもなかなか在庫豊富です。
☆Accordi Sas
Via Giovanni Pezzotti 8, Milano
☆MAMU
Via Francesco Soave 3, Milano
https://www.magazzinomusica.it/