Two for the Road いつもふたりで

"Due per la strada" --- ミラノに住むふたり、橘凛夫婦が、徒然とイタリア生活やヨーロッパの綺麗な風景、旅行記を綴ります。

Wedding in Paris - レストラン編 -

お題「もう一度行きたい場所」

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披露宴会場に決めた”Lasserre"

私達は、EU圏の友人も気軽に週末参加してもらえるよう、挙式を土曜日にセッティングしました。週末は礼拝などの行事があるアメリカンチャーチは、それらが終わる17時から挙式のプログラムを組んでくれました。

(結婚情報誌などでは、アメリカンチャーチは平日日中のみ挙式可能と書いてありましたが、自分達でコンタクトしたら、教会から土曜日もOKとの返事もらいました)

一般的には、結婚式って、朝~ランチタイムが多いですよね。
夏至のころなので、17時でもちょうどお昼間くらいに明るいパリ。ナイトウェディングという雰囲気ではありません。ゲストには挙式当日でも観光したり、ゆっくり準備してもらえたので、この時間帯にして本当に良かったと思います。

当日は、数日前までの熱波が去り、爽やかな初夏晴れの下、式を挙げることができました。

 

そして、その後の披露宴。せっかくの晩餐会なので、本場フレンチの完璧なフルコースディナーをゲストに楽しんでいただきたい!ということで選んだのは、グランパレ隣にある、ミシュラン常連の老舗フレンチ「ラセール」

 

Restaurant Lasserre
HP: https://www.restaurant-lasserre.com/en/
Address: 17 Avenue Franklin Roosevelt 75008 Paris

TEL: Phone : +33 (0)1 43 59 02 13
営業: 昼12:00〜(木・金)/ 夜 19:00〜(火〜土曜)
休日: 日曜日、月曜日

オススメ度:☆☆☆☆☆(全て値段以上の感動があります。)
店の雰囲気:☆☆☆☆
予算:合計200〜300ユーロ
  (男女で行くと、男性用メニューにのみ金額が記載されています。)

 

鳩がトレードマークで、真っ白な一軒家レストランというのが、ウェディングのイメージにぴったり!ということで、教会と同じくこちらも即決しました。

地上階に品の良いプライベートサロンがあるので、そこを借し切ることに決めました。

ラセールは1942年創業の世界的に有名なレストランで、パリの御三家レストランのひとつとも呼ばれているそう。遠方からわざわざ足を運んでいただくゲストにも申し分のない、トップレベルのレストランでした。

ラセールとは、メールと電話でほとんどのやり取りをしましたが、返答もなかなか早く、親切な対応でした。前日の打ち合わせでも、細かいところまで一緒に考えて準備してくれました。(本番は、まぁ思うほど完璧には物事は進まないですが、それも良しとしましょう)

アメリカンチャーチからも、セーヌ川にかかる橋を渡ってすぐというパーフェクトな立地。

しかし、開けてびっくり!
私達の結婚式当日は、パリで2024年夏季オリンピック招致イベントとLGBTパレードが開催された一大イベントデーでした。

パリ中心地にあるアメリカンチャーチとラセールを繋ぐ最寄りの橋も封鎖され、ゲストには遠回りして違う橋を渡ってもらうことに・・・

まさか同日にこんなに大規模なイベントがあるなんてと、申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、私達もお色直し準備があってどうすることもできませんでした・・・。

 

これから海外挙式をする予定の方は、当日の周囲のイベント情報や公共交通機関の状況など事前に調べて置くと良いかも知れませんね。

思い入れのあるレストラン

ラセールにすると決めてから知ったことなのですが・・・

このレストランは、結婚式にも参列してくれた私の伯父が新婚旅行で行った想い出のレストランなのです。

それは、もうかれこれ約40年前、1970年代後半のパリでのお話。

2階にあるレストランスペースは、ラセール名物である開閉式の天井があり、そこで食事をしたそうです。天井が開いた途端、秋のパリの夜の冷たい空気がさーっと降りてきたのが忘れられないのだとか。

披露宴のスピーチで、当時のことを伯父が感慨深げに話してくれて、私達も万感の思いでした。

記念日に行きたいレストラン

今回、結婚式を終えて、パリを去る最後の夜に、ふたりでもう一度ラセールにディナーに行きました。

伯父がスピーチで話してくれた通り、2階は天井が開いてパリの空が現れ、生演奏のピアノが流れ、とてもクラシカルで素敵な雰囲気でした。

パリは星の数ほど美味しいレストランがありますが、私達にとっても大切な想い出の場所となりました。

また結婚記念日が来たら訪れたいね、と話しています。

 

ラセールのお料理の詳細は、第2ブログ"Due per la cucina"のほうに書きたいと思います♪

ventottoprimavera-travelinfo.hatenablog.com

Wedding in Paris - 教会編 -

お題「結婚」

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パリのアメリカンチャーチ

昨年初めに、パリで結婚式をすると決めてから、早速、昨年4月に下見をしにパリに飛びました。

イタリアという、世界中からハネムーナー達がやってくる国に住んでいるのに、何故パリで?ということで、周囲から散々質問攻めに遭いましたが、理由は主に下記。

1.カトリックの教会は、異教徒は条件付きでしか挙式できない。

イタリアで大多数を占めるカトリック教会。こちらでカトリック教徒と結婚した人は、数ヶ月に渡る講習塾のようなものに通ってから、ローカルの教会で結婚式をしています。私達は双方ともカトリック教徒ではなく、そのようなことをわざわざする意義を感じませんでした。その点、アメリカンチャーチはプロテスタント系で、宗教など関係なく挙げられる教会でした(もちろん、教会によります)。

 

2.家族に花の都パリを見せたかった。

私達はもう数年イタリアに住んでいるので、家族や親戚、親友などは一通りイタリア訪問をしてくれていて、四大都市などはすでに回っている人ばかり。

パリは好き嫌いは分かれる都市ですが、その文化芸術性の高さ、美しさ、華やかさは、ヨーロッパ内でもトップレベルだと思っています。

両家ともに、アーティスティックなところがあるタイプなのもあり、やはり全員に一度はパリを訪れて欲しかったのです。

 

3.大聖堂でのJune brideは、新婦の幼い頃からの夢だった。

私は海外児童文学ばかり読んでいたせいか外国かぶれな節があり、子供の頃から絶対に海外挙式、そしてJune brideをしたいとずーっと考えていました。

フランス挙式というとシャトーでの結婚式をイメージされやすいのですが、私の夢は何故かステンドグラスが輝く大聖堂。

アメリカンチャーチに入った瞬間、真っ白な壁と大きなステンドグラスに、この教会こそが私の求めていた大聖堂だ!!とその場で即決しました。

 

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パリ中心地にある教会

折しもアメリカンチャーチがあるのは、パリの超中心地。オルセー美術館やグランパレのすぐそばで、目の前にセーヌ川が流れています。

ヨーロッパ挙式だと、ハネムーンついでの新郎新婦のみか、来ても家族のみというパターンが多いので、郊外のシャトー婚もメジャーなようですが、私達はこちら在住ということもあり、それなりにゲストを招待したので、パリど真ん中にあるアクセスは申し分ないものでした。

ちなみに、パリ市内でも、宗教関係なく挙げられる教会は3つくらいしかないそうです。アメリカンチャーチから歩いていけるアメリカン・カテドラルも見学に行きましたが、重厚な雰囲気で、結婚式よりも式典などに合いそうな雰囲気でした。

コーディネーターなしの手作り結婚式

普通、結婚式はウェディングプランナーやコーディネーターと一緒に作っていくものなのでしょうが、私達は自分達でやりたかったので、どこにも頼みませんでした。

アメリカンチャーチにも、自分達でメールや電話でコンタクト!アメリカ系教会ということで、全部英語でやり取り出来るのが便利です。挙式中も日本語通訳は頼まず、すべて英語で通しました。

写真・動画撮影やフラワーシャワー、パイプオルガンでの演奏曲など、私達が素直にやりたいと希望したことを全部決められたし、後悔はありません。ちなみに教会挙式費用も抑えられるので、いいこと尽くしでした。

他にも、撮影を頼んだフォトグラファー、フラワーシャワーを用意してくれたパリの街角のお花屋さんなどなど、手作り準備のお話はたくさんあるので、また次の機会に^^

 今日の音楽


結婚行進曲 メンデルスゾーン【オルガン演奏Ver.】

父との入場曲は、この曲を選びました。

この曲、華やかなので、新郎との退場曲に使われる方が一般的なようですが、私達が結婚式をした日は、ちょうど夏至の頃。パリだと夜23時くらいまで明るい時期です。

そんな季節なので、シェイクスピアの戯曲「夏の夜の夢」に出てくる、このウェディングマーチがぴったりでしょ!ということで、最初に演奏してもらうことを決めました。

バージンロードで起こったちょっとしたハプニングは忘れられません。

きっと、ずっと笑い草になる想い出です。

パリで挙式しました

お題「結婚」

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ようやく結婚式です。。。

匿名性を謳歌するためのブログなのですが、
さすがに挙式準備と挙式後の諸々で更新が滞ってしまったので、
言い訳をきちんと記載させていただきます。

いやはや、本当に疲れました。
先週から今日まで、妻の忙しさはもちろんのこと、
私はウィーン→ミラノ→ウィーン→ミラノ→パリという、
挙式直前に仕事を軽々しく受け入れすぎた超八方美人日程のツケがきて、
最後のウィーン出張中は毎日発狂寸前まで追い詰められてました。
実は完了できてない仕事があるので、明日を若干恐れていたりします笑

 

しかしその分、充実した日々だったなぁと思います。
欧州各地からは基より、日本からお越しくださった方々には感謝だらけです。
また、妻が準備に沢山動いてくれたので、彼女には頭が上がりません。

また、式についてある程度の反省はあるものの
教会の場所だったり、写真撮影だったり、晩餐会の場所だったり、
我々が選んだものは全て、ハズレが一切なかったので、
本ブログ、もしくは第二ブログのどこかでご紹介できたら、と思います。

 

さてさて、今日の写真ですが、夜のエッフェル塔です。
この季節は1時まで点灯しているんですね。
毎時のお知らせは、さらにここから白色灯が5分ほど点滅するんですが、
午前1時の場合、黄色灯が消えて白色灯のみの点滅になり、
5分後全て消灯となるようです。

昨晩0時を回ってしまったお陰で知ることができました。
その写真はまた明日にでも。
今日は疲れを癒しに、寝ます。
おやすみなさい。
この記事を読んで、少しくらいは幸せな気持ちになっていただけると嬉しいです。

ヴェネツィア、海のギャング達

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海のギャング達

ヴェネツィアの街をのっしのっしと歩くこのギャング達。
この街は彼らのもの、神出鬼没に現れ、とにかく食べ物を狙っています。
時には実力行使にも出て来ます。

バサバサッ!

何枚も撮ろうとしても、ピントを合わせてくれません。。。
くぅ。。。。

ミコノスの犬

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夏をどう乗り越えましょうか

犬だって暑いんですよ。

しかも、こんな毛を全身にもふもふさせて。
それでも散歩ではトコトコ、その四肢をフル活動して、
私のジョギングなんかより全然まともに走ってる。

なんと頑張り屋なわんこさん達なんだろう。
我々は、服装で少し調整できるからマシだと思うようにしましょう。

・・・

・・・・・・

あ、日本だと、毎日スーツを着ていく会社が多いですよね。
これからクッソ暑くなるにも関わらず、大変ですね。
失礼致しました。(棒読み)

 

写真はミコノスで歩いていた、わんこさんです。
今年の夏もギリシャで過ごそうかと企み中でございます。