Two for the Road いつもふたりで

"Due per la strada" --- ミラノに住むふたり、橘凛夫婦が、徒然とイタリア生活やヨーロッパの綺麗な風景、旅行記を綴ります。

Wedding in Paris - パリのフラワーショップ編 -

お題「結婚」

f:id:ventottoprimavera:20170719072408j:plain

フラワーシャワーがしたい!

結婚式に欠かせないものといえば、ウェディングブーケ。

挙式では、白を基調にしたフレッシュフラワーのパリスタイルブーケ(ヘアメイクさんに当日ご用意いただきました)、フォトツアー&披露宴では、事前に自分で作ったプリザーブドのピンクのバラのブーケを準備していたため、万全のつもりだったのですが・・・。

アメリカンチャーチで、前日にリハーサルをした際に、牧師さんから教会前でフラワーシャワーをしても良いということを聞き、急にどうしてもやりたくなってしまいました。

(ちなみにアメリカン・カテドラルでは、フラワーシャワーは禁止だそうなのでご注意を)

私達は、アメリカンチャーチから徒歩すぐのパリ7区のアパルトマンに長期滞在していたので、このあたりで良いフラワーショップはないかな?と探し歩いて見つけたのが、ココ!

f:id:ventottoprimavera:20170719072246j:plain

Eric Chauvin

http://www.ericchauvin.fr/fr/

パリでも有名なフローリストのお店でした。
市内にいくつか店舗がありますが、私達がお世話になったのは、Le Jardin店です。

22, rue Jean Nicot
75007 Paris
T. 33.(0)1.45.50.43.54
Monday to Saturday 9:00 – 20:30

公式サイトの可愛らしさもさることながら、、、

お店の外観も、「パリのお花屋さん」のイメージそのもの!
レトロなドアを開けて一歩お店に入ると、バラをはじめ所狭しとお花に囲まれて、本当にJardinにいるみたい!

小さなお店には、ひっきりなしにお客さんが入ってきて、ブーケの注文をしています。

また、なんと運の良いことに、その日は日本人女性スタッフがいらっしゃいました。
ワーキングホリデーでお花の勉強をしていて、ここでインターンをしているとのことでした。

当日用意していただいたのは、ウェディングにぴったりな真っ白なローズペタル、たっぷり3袋分。ショップバッグもとっても可愛い!
挙式後、参列者のみんなから祝福してもらえて、本当に幸せな気持ちになりました。

お花は配達も可能だそうです(要別料金)。
アメリカンチャーチでの挙式に使うのであれば、本当に至近距離なので、ピックアップしやすくておすすめ!!

 

今日の一曲

chay 「運命のアイラブユー」 

運命のアイラブユー

運命のアイラブユー

  • chay
  • J-Pop
  • ¥250

先日、日本一時帰国した際に、街で流れていました。
レトロ楽曲が好きな私は、「あ~やっぱり昔の歌はいいなぁ」と思いながら、楽曲認識アプリで調べたら、つい最近の曲だと知ってビックリ!!
てっきり、曲調も、声の感じも、70年代くらいかな?と思いました。PVのファッションもそのあたりの雰囲気です。

よくよく聴くと、結婚式がテーマのハッピーソング。
笑顔があふれるフラワーシャワーは、こういう明るい曲調が合いますね。 

エッフェル塔が見える街角とモノクロ写真のお話

f:id:ventottoprimavera:20170712060434j:plain

パリの街角

自分の直感に従ってモノクロにしてみました。
ただ雲と青空のコントラストがちょっぴり気に入らないんですよねぇ。

 

そういえば、モノクロ写真について、
以前、某ドイツ系お値段すんごいカメラメーカーさんの、
技術の方とお話したことがあります。
(言って良いのか・・・日本人の方でした。)
あのカメラって、機種によってはモノクロカメラの方が、
カラーカメラより値段が高いんですよね。
優しい方だったので、何でですか?って気軽に伺ってみたら、
カラーセンサの写真をモノクロ変換したモノクロ写真と、
モノクロセンサで撮影されたモノクロ写真とでは、ワケが違います、
当社のモノクロカメラはそこにこだわりを持っており、
それゆえ沢山のお客様にご愛顧いただいているのです、
と、他のカメラが憎らしいように*1、力説してくださいました。

確かにどんなモノクロ写真でも、そもそも入ってくる光は白黒ではないワケで、
色の波長やら濃淡やら、色んなものが含まれたそういった光を、
白黒の表現枠に当てはめて、ネガやセンサに記録するんですよね、ああいうカメラは。
そうすると、カラーセンサが記録したカラー写真を、
色の明暗濃淡などでデジタルで白黒変換しても、確かに同じにはならないですよね。
確かに、微妙なニュアンスですが、滑らかになるのかもしれません。

 

その方には色々お話伺いましたが、
たかが白黒写真じゃん、って思ってる我々の及ばないところで、
この世界の色をどう切り取って、どうやって理想のイメージへと変換するか、
日々あれこれ考えていらっしゃるからこそ、
あのブランド力があると理解できました。
センサの話でここまでの上、さらにレンズはもっとこだわっているとのこと。

ただ、これまた以前にお話伺った、
某ドイツ系映像機器メーカーさん*2の技術に言わせれば、
あいつらはありもしないもんをああだこうだ言ってるだけだ、
なんて言われてもいました。
まぁこのメーカーさんも、なかなかのこだわりをお持ちでしたけどね。
でも、世界最高の品質を追い求めているなんて、両者ともカッコイイお仕事です。

 

は!
今日は軽く写真をアップするつもりだったのに、長くなってしまいました。
とりあえずこんなところで。

今日のBGM

Olivia Ruiz "La Femme Chocolat"

La Femme Chocolat

La Femme Chocolat

  • オリヴィア・ルイス
  • フレンチポップ
  • ¥250

フランスでジャケ買いしたアルバムで、結構聴いた曲です。
私はなんだかフランスポップに、ふわっとした曲調を求めているようです。

*1:私の主観です。

*2:こちらは値段が高すぎて、レンタル商売もあるようなメーカーさん。まぁ映像機器ですから。

エッフェル塔午前1時の姿

お題「カメラ」

f:id:ventottoprimavera:20170711071648j:plain

f:id:ventottoprimavera:20170711071804j:plain

エッフェル塔午前1時の姿

italia.hatenadiary.com

一応先日お話した件です。
皆さん優しくて、ついつい甘えて、記事をサボっていました。

エッフェル塔のライトアップは、前記事の写真の通り黄色灯が中心で、
唯一、時報のように毎時ちょうどになると、
黄色灯の枠組みは残しながら、中の白色灯が5分ほど点滅するようで、
それを見ていると、少し時間を忘れてしまうくらい、綺麗です。

さて、そんなエッフェル塔のライトアップ午前1時までなんですが、
最後のライトアップ時報だけ、黄色灯の枠組みが写真の通り、切れます。

写真は、
上)シャッター速度を少し遅くして点滅感が出るように撮影したもの
下)シャッター速度を更に遅くして点滅箇所全部が撮影できるようにしたもの
の両者です。
下の写真の通り、実は枠内のライト全て点滅して、
エッフェル塔を象っているのが分かります。
写真を撮ってないと、実は分からないですよね、
こういう時、持ってて良かった、リモコン。

ちょっと面白いのが、
おそらく電球が切れている箇所がちょこちょことあること、
中の展望フロアがガラス張りで、ほんの少し中が覗けること。
是非、写真をクリックし、拡大して見てみてください。

 

七夕@ミラノ

f:id:ventottoprimavera:20170709230127j:plain

ミラノで七夕!

少し遅くなりましたが、七夕です。

実はここ毎年、7月7日のミラノプラネタリウムで七夕鑑賞をやっております。
そして、普段は行かない我々も興味でプラネタリウムに行くのですが、
七夕だからなのか、それとも普段からなのか、激烈に混んでいるのです。

昨年は、時間10分前に行ってみたところ、チケット売り切れ。
今年は30分前に行ってみたところ、やっぱり売り切れ。
但し、今年はあまりの人の多さに、第二部も急遽開催してくれて、
第二部のチケットを購入する事が出来ました、良かった。
ちなみにネット予約はない*1、電話予約もほとんど繋がらない、
開始2時間前にチケット買おうとしてもそもそも開いてやしない、
さすがイタリアな対応なんですが、
実際に買うときのおばちゃんの笑顔や愛想などはとても良く、
これもまた、さすがイタリアな対応でした。
どうやら開始1時間前からチケット売り場は開くとのこと。

内容は、プラネタリウムをバックに、
七夕伝説をゆっくりと説明するのかな、と思っていたのですが、
十二支の話題、日本での月の見え方、竹取物語古事記、等々
1時間ちょっとをふんだんに使った、
あれ?日本の神話・物語講義やん、という内容でした。

 

もう少し詳細は別ブログで掲載出来たら、と思います。

葛飾区にある銀河座というプラネタリウムと共同で行なっているようで、
一応、二つともリンク貼っておきますね。

Milano Planetario
ミラノ・プラネタリウム - Wikipedia

The Planetarium Theater "GALAXY" / 銀河座
銀河座 - Wikipedia

 

プラネタリウムの前には笹が飾られており、自由に短冊が記入出来ました。
写真の短冊の願い事は、
Salute per tutti i miei cari. / 私の愛する皆が健康でありますように。
素敵な言葉だったので、この写真を選びました。
皆様も今年、健康でお過ごしいただけますよう。

今日のBGM

Michelle Branch "Everywhere"


Michelle Branch - Everywhere [Official Music Video]

ミッシェル・ブランチの大ヒット曲。
私は高校時代に良く聴いていて、今でも聴くと当時の思い出を懐かしがれます。

聴いていたのが高校受験勉強中の夜とかだったからか、
この曲は今でも夜に、特に寝る前にしんみり聴くのが大好きです。
もう15年近く経ってるんですよねー、時間が経つってすごいなぁ。

*1:現在工事中・・・工事中という名のイタリア式拒否方法(笑)

Wedding in Paris - レストラン編 -

お題「もう一度行きたい場所」

f:id:ventottoprimavera:20170707203658j:plain

披露宴会場に決めた”Lasserre"

私達は、EU圏の友人も気軽に週末参加してもらえるよう、挙式を土曜日にセッティングしました。週末は礼拝などの行事があるアメリカンチャーチは、それらが終わる17時から挙式のプログラムを組んでくれました。

(結婚情報誌などでは、アメリカンチャーチは平日日中のみ挙式可能と書いてありましたが、自分達でコンタクトしたら、教会から土曜日もOKとの返事もらいました)

一般的には、結婚式って、朝~ランチタイムが多いですよね。
夏至のころなので、17時でもちょうどお昼間くらいに明るいパリ。ナイトウェディングという雰囲気ではありません。ゲストには挙式当日でも観光したり、ゆっくり準備してもらえたので、この時間帯にして本当に良かったと思います。

当日は、数日前までの熱波が去り、爽やかな初夏晴れの下、式を挙げることができました。

 

そして、その後の披露宴。せっかくの晩餐会なので、本場フレンチの完璧なフルコースディナーをゲストに楽しんでいただきたい!ということで選んだのは、グランパレ隣にある、ミシュラン常連の老舗フレンチ「ラセール」

 

Restaurant Lasserre
HP: https://www.restaurant-lasserre.com/en/
Address: 17 Avenue Franklin Roosevelt 75008 Paris

TEL: Phone : +33 (0)1 43 59 02 13
営業: 昼12:00〜(木・金)/ 夜 19:00〜(火〜土曜)
休日: 日曜日、月曜日

オススメ度:☆☆☆☆☆(全て値段以上の感動があります。)
店の雰囲気:☆☆☆☆
予算:合計200〜300ユーロ
  (男女で行くと、男性用メニューにのみ金額が記載されています。)

 

鳩がトレードマークで、真っ白な一軒家レストランというのが、ウェディングのイメージにぴったり!ということで、教会と同じくこちらも即決しました。

地上階に品の良いプライベートサロンがあるので、そこを借し切ることに決めました。

ラセールは1942年創業の世界的に有名なレストランで、パリの御三家レストランのひとつとも呼ばれているそう。遠方からわざわざ足を運んでいただくゲストにも申し分のない、トップレベルのレストランでした。

ラセールとは、メールと電話でほとんどのやり取りをしましたが、返答もなかなか早く、親切な対応でした。前日の打ち合わせでも、細かいところまで一緒に考えて準備してくれました。(本番は、まぁ思うほど完璧には物事は進まないですが、それも良しとしましょう)

アメリカンチャーチからも、セーヌ川にかかる橋を渡ってすぐというパーフェクトな立地。

しかし、開けてびっくり!
私達の結婚式当日は、パリで2024年夏季オリンピック招致イベントとLGBTパレードが開催された一大イベントデーでした。

パリ中心地にあるアメリカンチャーチとラセールを繋ぐ最寄りの橋も封鎖され、ゲストには遠回りして違う橋を渡ってもらうことに・・・

まさか同日にこんなに大規模なイベントがあるなんてと、申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、私達もお色直し準備があってどうすることもできませんでした・・・。

 

これから海外挙式をする予定の方は、当日の周囲のイベント情報や公共交通機関の状況など事前に調べて置くと良いかも知れませんね。

思い入れのあるレストラン

ラセールにすると決めてから知ったことなのですが・・・

このレストランは、結婚式にも参列してくれた私の伯父が新婚旅行で行った想い出のレストランなのです。

それは、もうかれこれ約40年前、1970年代後半のパリでのお話。

2階にあるレストランスペースは、ラセール名物である開閉式の天井があり、そこで食事をしたそうです。天井が開いた途端、秋のパリの夜の冷たい空気がさーっと降りてきたのが忘れられないのだとか。

披露宴のスピーチで、当時のことを伯父が感慨深げに話してくれて、私達も万感の思いでした。

記念日に行きたいレストラン

今回、結婚式を終えて、パリを去る最後の夜に、ふたりでもう一度ラセールにディナーに行きました。

伯父がスピーチで話してくれた通り、2階は天井が開いてパリの空が現れ、生演奏のピアノが流れ、とてもクラシカルで素敵な雰囲気でした。

パリは星の数ほど美味しいレストランがありますが、私達にとっても大切な想い出の場所となりました。

また結婚記念日が来たら訪れたいね、と話しています。

 

ラセールのお料理の詳細は、第2ブログ"Due per la cucina"のほうに書きたいと思います♪

ventottoprimavera-travelinfo.hatenablog.com