Two for the Road いつもふたりで

"Due per la strada" --- ミラノに住むふたり、橘凛夫婦が、徒然とイタリア生活やヨーロッパの綺麗な風景、旅行記を綴ります。

夜のコモ湖畔ドライブ

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二日連続で写真が暗い 

今日も元々外出予定だったので、今日は夕食後にドライブを。
コモ湖を少し走っていました。

本当に、ドライブで見られる景色が最高に綺麗なんです、この湖畔。
私の写真ではとても表現できないくらい。
対岸側も急峻で、でもところどころ集落が灯りを灯していて、
その景色がパノラマに広がって、
また湖だから水面は静かで、お月様だって穏やかに映ってるんです。

結構名前が知られているコモかもしれませんが、
私はイタリアに来るまで名前も知りませんでした、ごめんなさい。

guide.travel.co.jp

今日のBGM

R.E.M. "Nightswimming"

Nightswimming

Nightswimming

今晩のドライブではひたすらこの曲を聴いてました。
R.E.M.で一番この曲が好きです。
何かを懐かしむような、そんな語りのようなメロディーがたまりません。
一人でも、二人でも、夜の水面に静かにぷかぷか浮かんでいたいなぁ。

ワイン畑も星が綺麗・民泊に対する愚痴

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イタリア超北部のワイン畑と星空

ヴァルテッリーナ / Valtellinaという、
ミラノを州都としたロンバルディア州の北側の地方があるのですが、
その中で、モルベーニョ / Morbegnoに昨日は行きました。

この地方は、名前をヴァルテッリーナというワインも有名で、
ヴァルテッリーナ (ワイン) - Wikipedia
たまたま撮影したこのワイン畑は、そんな葡萄を育てているんでしょうか。

しかし星というのはうまく撮れませんね。
今回、ピントがまだ上手く合ったと思うんですが、
若干ブレが見られるのは恥ずかしいばかりです。
三脚のネジの締め具合がどうやら弱かった模様。

 

さてさて最近ですが。

本当に悪魔的暑さの高気圧のせいで、散々に遭っています。
そもそも何でヴァルテッリーナに行こうとしたのか。
それは我々の家の話からしなければなりません。

我々の今の家の構造は、ベッドルームがロフトにあり、そこに窓が二つ。
エアコンはリビングにしかありません。
ベッドルームにはエアコンの穴はないんで、携帯のエアコンもつけられません。

冬は、南向きの暖かさを優しく一日中保ってくれるのですが、
夏は、その日当たりを結構頑固に留めてくれます。

普段は過ごせるんですけどね。
本来の夏の気候であれば、やっぱり夕方は涼しくなって、排熱できますもの。
でも、さすがに36〜38℃の熱波なんて毎日来ていたら。
私が根を上げました、週末は涼しいとこ行きたい、泊まろう、と。

 

本当にミラノっていいなぁ、と思うのはそのロケーションで、
車をちょっと走らせればアルプスに入れます。
ここがまた、夏は涼しいんです。
スイスの天気を見ると、土曜午後から雨だし、
まだ天気が良いイタリアの北の方で良いか、と今回ヴァルテッリーナを選んだ次第。
コモ湖の北にあり、レイクビューと書かれてあったのが気に入りました。

今回、宿に選んだのは安めのアパートメント。
安いって言っても50ユーロだし、田舎のホテルだとよくある価格設定だし、
なのでアパートメントタイプのホテルかと思って予約したら、
これがどうやら民泊のアパート。行って見て初めて知る。

今までの民泊は、ほんと民泊用の宿で、しっかり綺麗にしてるし、
土地の割に広い部屋だったり、長期でも安かったりという利点があったんですが、
ただ、今回の宿は、なんというか、、、ほぼ田舎のホームステイやん。
なんか家の3階部分が余ったから、君、入る?みたいな、
魔女の宅急便でキキがパン屋の裏に泊まる、とかそんなレベルでした。

別にホームステイが悪いと言いません。
犬みたいな性格の私は、自分の住処だと思えば部屋の改造とか楽しめるんですが、
たった1泊の宿で、そんな気にはなれない。

部屋からコモ湖は見えないし、45平米と書いてあったけど、とてもそんな大きさはない。
あと床は綺麗だったけど、ゴミとかは捨ててない。
さらに、涼しさを求めてきたのに、気温は下がっても湿度がこもって暑い。
何も利点ないやん、と初めて宿泊せずに深夜に家に帰ってきました。
50ユーロは勉強料です。

 

民泊に対する愚痴

某サイト・・・まぁBooking.comなんですが、
本当に使いやすいし、仕事でも私用でも使っていて、
今まで私も妻も沢山レビューを書いています。
ただ、去年くらいから民泊の宿が増えてきて、非常に迷惑しています。

特に我々は、ホテルやアパートメントではないアパートホテルを探しているのですが、
ホステルは検索で引っ掛かっても、
ドミトリー形式やら共用バスルームやら、で見抜けるんですが、
ただ、民泊はなかなか見抜けないんですよね。
ようやく分かったのが、宿の名前がApartment+何かの名前だと
でもそういう名前のアパートホテルもあるので一概に言えない。

 

民泊が受け入れられれば良いじゃないか、と思うのですが、
申し訳ないですが、今までホテルと思った民泊を予約したもので、
ホテルよりも良かった!というのは一切ありません。
過去記事の時もそう。
本来、民泊推奨しないマンションで民泊はいかんでしょう。

 

もちろん、上にも書いたように、民泊にだって利点はあります。
例えば都市部でも、同じ値段でホテル以上の広さが取れたり。
観光地で長期滞在する際に安値でまかなえたり。
そういう場合は、そんな利点を目当てにしてるわけだから、
ホテルじゃなかったとしてもある程度目を瞑れるんですよ。

ただ明らかに、人に宿を貸す以前の物件があるのはダメでしょう。
清掃業者に頼らず、管理者自身で清掃するのは問題ないですが、
ポテトチップのカスが落ちてる、ゴミが捨ててない、灰皿にゴミを残したまま、
これで他のホテルなどと同じ値段って、バカにしすぎでは。

上記の話は、Booking.comへ直接メールをしました。
別途今回の宿に関しても、直接名指ししようかなと思っています。

でもそれくらい酷いのもあるので、みなさん、くれぐれも気をつけてくださいね。

悪魔襲来

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 悪魔がやってきた

6月にイタリアで猛威を奮っていた熱波ですが、結婚式名目でパリに脱出し、帰伊した頃には涼しさを感じられ。

その後、ちょこちょことした暑さはあったものの、気温の下がる晩も増え、ほどなく8月、これで今年の夏はひと段落と胸を撫でおろしていました。

(うちは全面的に南向き&異常に機密性が良い建物なので、冬は真冬でも室内半袖の天国なのですが、夏の暑さはダイレクトに響くのです。)

 

しかし。。。我々の読みは甘かった。
今週、今年最大にして最強の熱波が到来、その名も「悪魔(LUCIFERO)」。

いつも通りアフリカ方面からイタリア半島を直撃する熱波ですが、名称からしてやばすぎます。

それでもまだ北部のミラノは最高37度とマシな方で、iPhoneの天気予報のローマ気温は41度。

しかし、8月のイタリアといえば、他国からやって来るバカンス客のピーク期。ローマ以南の南イタリアは灼け焦げるのではないでしょうか。

そういえば、ミラノ方面でも、2ヶ月ほど、ほぼカンカン照りの毎日なので、よく樹々や植物は生き長らえてるなと感心しています。今週、イタリア旅行中の皆さんが結構本気で心配です。

我々も、車で北上して納涼を考えてるんですけど・・・、ドイツ圏の人々が民族大移動のように南下して来るので、北イタリアの主要道路は凄まじい渋滞に見舞われるのです。

過去記事参照:
italia.hatenadiary.com

という訳で、8月のイタリアは、どこ行ってもシッチャカメッチャカ、我々も早めにバカンス逃亡したいところです。。(8月半ばに役所に招集される日があるので、なかなか出かけられない)

今日の写真

自分で撮りながら忘れてた、写真は5月に撮影した、旅先の徳島・鳴門大橋です。

日本は5月、そして10月から初冬にかけてが最高の気候ですよね。いつもその頃に帰るのを何とか画策しています。

今日の一曲


AC/DC - Hells Bells (Official Video)

悪魔襲来中の熱帯夜、これ聴いてテンション上げてます。汗ダラダラ。

綺麗なところばかりじゃないイタリア

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陰だってある

イタリアだって、日本だって、綺麗なところもあれば、汚いところだってあります。
写真はポルタ・ジェノバ駅から、線路を渡る際の陸橋。
あっち側に飲屋街があります。

悲しい事に、おばあさんが真ん中でひたすら恵みを待っていますが、
ああいう物乞いに、私はどうしても恵む気になれない。
場合によっては、カモだと思われて、後をつけられたりするらしいですよ?

喜捨という考えは素晴らしいと思いますが、
臆病者の私には、どうしてもできない。
君子危うきに近寄らず、と言い訳を盾にする。

 

閑話休題

同僚の奥さん(元((円満別居で、今では子どもの面倒を見合う親友みたいな感じです。籍を外さないのは、二人で購入した家の財産分与が面倒だから。ヨーロッパの度量ってすげーな、ってつくづく思います。)))が、来週末から日本に行くそうで、
日曜日は夕飯にお呼ばれして、色々とお話してきました。
行く先は東京、京都、広島。
広島は、カープ坊やを至る所で見かける最高の場所だよ、
と当然の事ながら宣伝話しておきましたが、
私が住んでいた東京は、やっぱり行って綺麗なところと、
あまり行かない方が良い場所も話しておきました。
だってオススメしたくないところはオススメしたくないもの。
京都は逆に一切話さなかった。
確かにあそこもオススメしないところもあった。

 

でも、巣鴨ってどう?って聞かれて、普通の生活以外何もないよ、と答えたら、
そういうところにこそ行ってみたいのよ、と言われてしまいました。
そういうところに行って、ぶらついてみて、雰囲気を味わいたいんですって。
確かに、何があるからその場所に行く、という訳ではないんですよね、旅行は。
自分の写真に生活感ない理由なのかな、と少し反省。

どうでもいい文章を羅列しましたが、彼女が日本旅行を楽しんでくれると嬉しい。

アイスランドの氷を懐かしむ

お題「好きな街」

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こういう暑い時こそ氷

夏だから、とアイスランドの写真を載せるのは、
去年に続いて2回目です。

氷の洞窟だけじゃなくて、アイスランドという国自体が、
すごく素敵で、幻想的な場所でした。

もう一度行きたいなぁ。