Two for the Road いつもふたりで

"Due per la strada" --- ミラノに住むふたり、橘凛夫婦が、徒然とイタリア生活やヨーロッパの綺麗な風景、旅行記を綴ります。

ユーロヴィジョン2018はイスラエル優勝という幕切れでした

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お題「思い出の一枚」

今日の写真はエルサレムです

そういえば、エルサレムに行った事あったと思い出しました。
早3年半経ちましたが、あんなに冒険感に満ちた観光都市は初めてでした。

写真はDominus Flevit、日本語だと「主の涙の教会」と訳されていますが、
外観のドーム状はまるで涙のよう。
エルサレムの街中ではなく、でも街が一望できる近くのオリーブ山にあります。
エルサレムの街を見渡せる場所で、
昔、イエスがここからエルサレムを眺め、その滅亡を予言し涙したとされたそうです。

Dominus Flevit Church - Wikipedia

この近くにも沢山の史跡や教会があって、
エスが昇天した昇天教会だとか、
エスが弟子に請われて主の祈りを教えた主の祈りの教会だとか、
エスが捕まったゲッセマネの園だとか、マリアの墓の教会だとか、
さっと書いただけでも、信者でないような私でも、
へぇと感心する場所でした。

昨夜はEUROVISION FINALでした

ユーロビジョンとは、毎年この季節に行われるEUの国別対抗歌合戦です。
日本の紅白歌合戦のもっと規模の大きなバージョン。
今年はポルトガル開催、昨夜は決勝で、26ヶ国が参加していました。

感心するのが、youtubeで全面LIVE配信な上、
EU中心に述べ43に渡る国の視聴者がスマホアプリで気に入った歌手に即投票。

テレビを持っていない私達も、最後の投票までして楽しめました。
これは日本の放送局じゃなかなか実現できないでしょうが、
紅白もこういうやり方すれば、宣伝になるんじゃないかなぁ。

数日間に渡る激戦の末、優勝を掴んだのはイスラエル
来年のユーロビジョンはイスラエルで開催されることとなるそうです。

ちなみに、出場国の過半数、いや8割方が英語での曲引っさげての出場でした、
そしてアーティストもみんな英語堪能。
グローバルな勢いってこんなとこにも感じられて面白いです。

今日のBGM

優勝曲である、イスラエルのNettaというアーティストのTOYという曲。
正直、私達には響かなかったですが、殆どの国の投票で大きな支持を得ていました。
サイケな着物風衣装に大量の招き猫を配置したステージで、日本人から見るとかなりシュールなパフォーマンスでした笑。


Netta - TOY - Israel - Official Music Video - Eurovision 2018

 

5月のミラノの風物詩・TASTE OF MILANO

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お題「今日の出来事」

食の祭典・TASTE OF MILANO

近頃は、旅行よりも食べ歩きに走っている我々夫婦。
友人シェフが出店するともあって、TASTE OF MILANO
というグルメな展示会に初めて行ってきました。

今日から日曜までの4日間、出店店舗など詳しくは下記へ↓

ミラノを中心に、ミシュラン星付きなどいわゆる高級リストランテ
15店舗以上出店していて、おすすめメニューをカジュアルに試せます
(入場料と5〜10EUR程度のプレート料がかかります)。

どこも記念日や誕生日なんかに行きたくなる素敵リストランテばかり。
住んでいる私達でも、意外と知らないところもあったので、
今後の行きたいWISH LISTに挙がりました。

ちなみに会場は、イタリアで唯一といっていい、高層ビル群が乱立する、
ミラノのPORTA NUOVA地区にある展示会場THE MALLです。

この辺りは大規模再開発地区で、どこも綺麗で整っています。
今の季節は夜風も爽やかで、歩いていて気持ちが良いです。
正直、全くイタリアにいる感じがしません。

オフィスビルがほとんどなので、決して観光地ではないですが、
イタリアの新しい一面を感じられる場所ですよ。

 

 

5月は連休だらけのヨーロッパ(イタリア以外)

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狙いはえだまめ

GW明け、皆さんリラックス、リフレッシュされましたでしょうか。

GWなんて最近は夢の中の記憶でしかない私も、
先週末土曜の夜は、妻曰く「不良行為」朝帰りで友人と飲んでおりました。
写真はその時、枝豆を睨む友人の犬、です。
犬って、食べ物を見つめる様は色んな感情が滲み出ていますよね。

ミラノに昨年末オープンした、Kanpaiという居酒屋に行ってきました。
知り合いのシェフの方の料理が美味しかった!
そんな事を言うと、食べたがりの妻にまた怒られてしまいました。

今週のお題ゴールデンウィーク2018」

まぁさり気にはてなお題に乗ってみますが、先述した通り、
日本独自のGWは、ヨーロッパにはありません。まぁ当然。

ただ、日本でもご承知の通り、5月1日はメーデーで、ヨーロッパ全てがお休みでして、
今年のメーデーは火曜だったので結構色んな人が月曜のブリッジ日を休みにしたり、
ついでにその週全て有給休暇をぶち込んで休みにしたりする人が結構おりました。

さらにウチの本社のあるオーストリアやドイツは、それだけに飽き足らず、
5月10日(木) キリスト昇天祭で祝日、これまたブリッジだのぶち込んで連休・・・
(フランスなんかは5月8日は戦勝記念日らしいですね、あれ、勝ったっけお前?)
さらに5月21日(月) 聖霊降臨祭後の月曜で祝日、3連休、
5月31日(木) キリスト聖体節で祝日、これまたブリッジだのぶち・・・(以下略)
・・・連休だらけやないかい。

これら全て宗教絡みの移動祝日で、今年はヨーロッパ諸国、5月は天国みたい。
え、イタリア?
そりゃあ、カトリックのお膝元みたいなこの国が宗教絡みで休まないわけないっしょ。

・・・・・・え?ないの?

・・・なんか悲しくなりました。

 

え、ゴールデンウィークの私ですか?
メーデー以外はずーーーーーーーーーっと仕事でしたよ。
しかもドイツ系の方々が休暇でイタリアへ遊びに来るお陰で、いつも以上の渋滞・・・

ただ、日本のお休み前までに溜まりに溜まりまくった残務を処理しておりました。
お仕事は一応日本も関わる仕事なので、その分良い時間だったかもしれません。

また明日以降も頑張ってお仕事をこなして行きましょう。

TENOHA MILANOについて

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TENOHA MILANOの記事を書きました!

Travel.jpさんに下記記事を寄稿しました。(妻が)

www.travel.co.jp

私も(運転と写真撮影に)行きましたが、すごく綺麗で、
料理もこれまたしっかり美味しくて、非常にオススメの場所です。
特にレストラン等以上に、貸しオフィスというのは魅力的ではないでしょうか。

しかし・・・いや、あの、旦那の私から言わせていただくとね、
そりゃーもう、嬉しいにはめちゃくちゃ嬉しいんですがね、
何でこうもミラノに日本企業が進出しているのか理解できないんですよ。

デュッセルドルフとか、そんな日本文化が根付いた場所じゃないんですよ。
ここミラノですよ?
イタリアの後進国的な汚さと、辛うじて欧州の小綺麗さが混じり合った、
ここミラノですよ?
パッと見ファッション産業とか凄くても、支払い条件何じゃそら知るかいな、の
ここミラノですよ?
特に日本人駐在員が減っている、駐在家族が減っている現在のミラノで、
こんなに日本食が増えているほど、日本文化が現地化してきている。
独身で来始めての頃、一緒に駐在していた人といつも日本食に飢えていた日々、
あれは一体何だったのか、とビックリする昨今です。

 

でもこのテノハミラノ / TENOHA MILANOが出来たことで、
もっと日本から気軽に働ける人が増えるのではないでしょうか。
こういう貸しオフィスは、
私みたいな一人二人程度のオフィスが必要とする業種には結構ピッタリです。
他の業種さんと一緒になる事で、良いシナジー効果が生まれるかもしれませんし。
まぁ私はポルタ・ジェノヴァ地区とは真逆に住んでいるんで、使えませんが・・・

渋滞で止まる時に撮影する風景

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渋滞で止まる時に撮影する風景

ある日の混雑状況です。
モンツァの郵便局前の道。

渋滞は高速道路だけじゃなくて、下道でも沢山あります。
それはヨーロッパでも同じか、もしくはより悪いか。

元々の文化もありなん、悲しい過去もありなん、
我々は建物を改築するのに非常に気軽な気がします。

イタリア含め、ヨーロッパは非常に時間がかかる。
なので幹線道路でも、そんなことお構いなしに狭い道のまま。

そういえば、人口の多い地域にエサを沢山置いて、アメーバに地図を作らせた時、
アメーバが伸ばす菌糸は最も効率的な道路網を表わす、
だなんて話を聞いたことがあります。

良く言えば温故知新、悪く言えばアメーバ以下。
表現する言葉はいつだって表裏一体なんでしょう。
その言葉をどう噛み砕いて、どう捉えるかは、その人次第です。
だから日々勉強して、広く賢くあろうとするのが、我々の責務かと思います。