Two for the Road いつもふたりで

"Due per la strada" --- ミラノに住むふたり、橘凛夫婦が、徒然とイタリア生活やヨーロッパの綺麗な風景、旅行記を綴ります。

冬の終わり@ミラノ

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最後の冬将軍?

今週、イタリアではちょっと有り得ない寒さ(最高気温でもマイナス)になっています。南部ナポリでも雪が舞ったという信じられない事態。
どうしちゃったんでしょうか…?

イタリアは北部でも零下までいくのは結構めずらしいので、
昨日の日曜などはみんな引きこもってるのか、私達の住む住宅街では、
通りに人影があまり見えませんでした。

 写真はDuomo広場横のガレリアそば、ここは週末はいつもこんな感じに人がいます。
この通り沿いにはティファニーの大きな店舗が去年できました。
イタリアは意外とティファニー人気あるみたいです、
ミラノには中心地の歩ける範囲内に合計3店舗あって、どこも結構賑わっています。

最近は風邪を引かないように気をつけているので、
中心地にはよほど用事がない限り行っていませんが、
今はミラノコレクションシーズンなので、
きっとこれ以上に混み合っているかも知れません。

冬も終わるけど、うーん、こうして見ると、やっぱりミラノは冬の空気が似合うなぁ。

 

最近気に入った歌

お題「マイブーム」

私達は日本に住んでいた間も含め、TVを持たない生活をここ10年ほどしています。

ネット世代なので、正直、特に困ったことはないのですが、
デメリットがあるとすれば現地の音楽や流行に自然に疎くなってしまうことでしょうか。
あと、今月日本で大盛り上がりしていた冬季オリンピックも実感として得られず寂しい限りです。。

なので、イタリアの流行歌は、車で流れるラジオや、街やお店で聴いて、いいなと思ったら、楽曲認識アプリでGETしてダウンロードというのが結構マイブームです。

これは家具屋さんに行った時に流れていました。
L’Auraというアーティストが去年リリースした"La Meccanica Del Cuore"というシングル曲です。
ミラノからも近いブレーシャ出身の歌手だそう。

フレンチポップな可愛い曲で、ご機嫌なティータイムに聴きたくなる感じですね。


L'Aura - La Meccanica Del Cuore (Official Video)

 

その家具屋さんのスタッフ(おそらく同年代のイタリア人)には、
「どうやってTVなしで暮らしているの!?」と驚かれました。
TVなし生活はどこでもまだまだ少数派なのかなぁ。 

 

一休みしたい&数字に対する感覚

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最近、忙しいんです。

最近、ほんと忙しいんです。

本当は先週今週とイタリアにいて、来週だけ出張入れようと考えていたのですが、
結局今週も急遽出張入って、数日間飛ぶことになって。
実はすごく嫌でした、帰りの空港で窓口に当たり散らしちゃった、ごめんなさい。

あと再来週はデスクワークがあるので予定を入れていないのですが、
その次の週はドイツに呼び出され、そしてその次は直近で行かないと思ってた日本。
でもまだスケジュール立てて、フライト取ってない、まずい。
それが追っつかないくらい、デスクワークが終わらない。
最近毎晩仕事の夢を見てます、問題なくいってる夢なのがまだ救いだけど。

そんなに仕事が出来るわけではないからこそ仕事が溜まるのに、
何故か、色んな仕事が降ってくる、普段の管轄外なのにやってくる、
20代の頃から自分は変わっていないなぁ、とふと悲しくなってきます。
そりゃ、今の会社を取り巻く状況が非常に危ういからなんだけど*1
でももうちょっとのんびり仕事したいなぁ。

聞いた話では、ヨーロッパは学校が二期制なので、
2月3月は期の変わり目、子どもに合わせて色んな人達が休む休む。
勿論僕らはそんな感覚ないし、あとイタリアは子どもたちが休まないので*2
巡り巡って、休みなく働いていた自分が気付いたら結構な責任者になっていた、
というところです、くそぅ。。。

この案件が落ち着いたら、休暇取る事を夢見ています。

数字や単位に対する感覚

お題「これって私だけ?」

そんな時でも、ちょっと聞いてみたいのが、
数字について、皆さんは何かしらの感覚を覚える事はありませんか?

パッと見た時に、これ緩いな、とか、すごくきついな、とか、
なんだか日常生活でそれを見た時に感じる感覚です。

*1:内部崩壊とか経営危機とかではないです。

*2:その分、夏休みに狂ったように休む。3ヶ月半とか、バカじゃないのかな。

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ミラノの日本食レストラン最新リスト(ほぼ完全版)

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ミラノの地区別和食レストランリスト作成しました

自他共に認める食いしん坊の我々は、食べ歩きブログも同時執筆しているのですが、
今回、そちらのブログの方に、夫が主力となって、
ミラノの最新の和食レストランリストを作成しました。

地区別に分けているので、滞在先に合わせてチェックしてみてください。
ぜひ、ご参考になれば。

ventottoprimavera-travelinfo.hatenablog.com

 

しかし、今回まとめて改めて気づいたのですが、
いやはや、ミラノ地区だけでも、日本食レストランとっても多いです。
というか、ここ数年の日本ブームにより激増!!しました。

これら以外にも大量の日本食を名乗るレストラン群が、ミラノ近辺だけでなく、
イタリア中を席巻しているここ数年です(それらの大半は残念なクオリティですが)。

私達は勿論、主に日本人が経営する、日本の味が楽しめるところばかり掲載しています。

店舗数から見ると、パリやロンドン、ニューヨークに比べるとまだ少ないかも知れませんが、現地在住としてはこれほどバラエティに富んでいるのはありがたい限りです。

まず、イタリアはイタリア料理がハズレなく美味しいですしね、
旅行に来られる方も、メインはイタリアンを満喫して、
胃が疲れたら、日本食が恋しくなったら、ミラノでという使い方がベストだと思います。

現地在住者としても、あとは日本風のパン専門店
(クリームパンとかあんパンとかメロンパンとか…!)、
うどんそば専門店などが出来てくれれば、もう何も言うことは無いです。

今思うと、、、
私達がイタリアに渡った頃がちょうどブームの始まりだったのかなと思います。
日本旅行ブームもその頃からでしょうか。

たった5年ほどの流れですが、本当に不自由しない良い時代になったね、と満足です。

怒りのエネルギー

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穏やかな日々です

しばらく、日本から母が来てくれていました。
主にミラノ近辺で過ごして色々とお世話になったのですが、
ちょうどヴァイオリン職人の友人がクレモナに居るタイミングでしたので、
クレモナ名物のヴァイオリン博物館や工房を案内してくれたりと、
イタリアでしかできないことも出来て良かったかなと思います。
その友人は、欧州各地の工房で働いたり、
非常に個性的な弦楽器を作る面白い人なので、いずれ紹介出来たら。

近況では、夫が長らく悩まされてきた仕事用携帯(過去記事参照)の機種変をしたので、とてもご機嫌です。

italia.hatenadiary.com

新携帯はモトローラで、私も過去のアメリカ留学時に使用していた携帯がモトローラなので、懐かしさを感じています。
別売でスウェーデンのHasselbladのカメラなど取り付けられるそうで、張り切っています。
一眼レフを持ちたくない日にも良さそうですね。

www.motorola.com

夫は「怒れる若者」「エモ系」 (夫親友ら談)なので、いつも世の不正義や不条理に飽くことなく怒っています。
隣で時折うるさい時もありますが、殊に価値観や判断基準が全く異なる他者がいっぱいいる海外生活においては、
「怒る」という行為そのものがとてもエネルギーが必要で疲れるもの。
夫はとてもエネルギッシュで体力があるなぁといつも感心しています。
自分の代わりに何でも怒って主張してくれるパートナーというのもなかなか良いものです。

そういえば、私もイタリアに住む前は、自分はそこそこエモーショナルな性格と思ってました。が。
ヒステリックでクレイジーで、すぐ号泣までしちゃう熱いハートを持つこの国に来て、
全然だったということに気づきました。
世界は広い!

写真は、アオスタ州のとあるお城の庭で撮ったもの。去年の4月かな。

毎年2月も半ばを越えると、陽の光の彩度明度がグッと変わって来ますね。
一番好きな季節である春から初夏までもうすぐな気がして、とてもフレッシュな気持ちを運んでくれます。

日本でしか撮れないものは他国以上にあると思います。

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カメラって面白いですよね

常々思うのは、カメラをもう少し早めにやっておけば良かった、ということ。
自分の人生で、欧州で職を得て、欧州の風景を沢山撮れるのは大変な幸運ですが、
やっぱり日本の風景をもっと沢山撮影したい、と思う事も多々あります。

特に、色んなブログを拝見させていただくと、
皆さん日本の日常を上手く切り取っていらっしゃる。
そういう写真を見ると、己の未熟さもそうですが、
私もこんなのが撮りたいなぁ、と思う気持ちもあるのです。

あぁ、私は何故日本を離れる前までに、一眼レフを持ち始めなかったのか。
もちろんその全てが巡り合せなんですけどね。

 

その味わいもそうですが、日本そもそもの文化、暮らし、風俗、
海外のどの国よりも、日本でしか撮れない写真ってあるのでは、と思います。
おっと、日本人としての贔屓目でしょうかね。 

写真は京都の祇園の、、、何ていうお店だったかな。
寧ろお店の名前を言ってしまってはダメな気がする。
私が持っている沢山の故郷と同様、
妻の実家である京都、日本に帰国する楽しみの一つです。