Two for the Road いつもふたりで

"Due per la strada" --- ミラノに住むふたり、橘凛夫婦が、徒然とイタリア生活やヨーロッパの綺麗な風景、旅行記を綴ります。

何故ヴェネチアはかくも魅力的なのだろう。

お題「好きな街」

お題「カメラ」

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Canon EOS 70D  f5.0  56mm 1/5s ISO2500 絞り優先モード

夕暮れと今日も綺麗なヴェネチアよ 明日はどんなベッラマドンナ?

今日の場所

夜のヴェネチアです。細かい場所でいうと、ヴェネチアの真ん中を通るカナル・グランデ / Canal Grandeのほぼ終わり、アカデミア橋 / Ponte dell'Academiaからサンマルコ広場の斜向かいのサンタ・マリア・デッレ・サルーテ聖堂 / Basillica di Santa Maria delle Saluteを撮った写真です。

何度も言及しますが、ヴェネチアほどフォトジェニックな街はないと思います。ちょっとカメラを向けただけで、普段の生活と離れた一枚が簡単に撮れてしまう。何ででしょう?

個人的に下記の通り、色々考えました。

 

1) 運河の曲がり具合と、イタリアの直線的な建物が非常にマッチして、構図が作りやすい。
2) 運河を進む水上バスや、ゴンドラなど、動きがのんびりして、シャッタースピードをそこまで気にしなくて良い。
3) イタリアの明るさ、絞りを絞っても昼はかなり光を取り込む。
4) 建物が密集していて、絞りを開けても街はあまりボケず良し、絞っても構図が逆にはっきりして良し。
5) ライトアップされる夜はライトが水面にも漂うように映り、幻想的な風景を作る。
6) 入り組んだ路地が写真の中の遠近層を増やす。

 

いずれにせよ、イタリアを旅行するのであれば、是非ヴェネチアは外さないでいてほしい(逆にミラノはビジネス街なので、観光なら外しても良いかも笑)。写真がご趣味なら、撮影の為に1日ぶらぶらするのも有りです。観光客で賑わう場所も、少し外れた観光客がいない路地も。

ローマに住む私の友人で、この街に住むか考えている方がいらっしゃいましたが、確かに自由業であればこの街に住んで、沢山風景写真を撮ってみたいですね。執筆など静かにクリエイティブな活動をするにも向いていると思います。何十年も住めるかと言うと疑問ですが。。。

行き方

毎度「車」です、申し訳ないです、私の行く手段がそれなので。

もちろん、電車で行くのも一般的です。ミラノ中央駅から、特急列車が沢山出ています。1等2等それぞれ片道40〜50ユーロ台で、所用約2時間半の旅。ローマからも列車が出ています。ヴェネチア本島に入っていくまでの、海の上に浮かんでいるような一本道は感動的です。

でも私は車をオススメします。ミラノからヴェネチアまで車で片道2時間半〜3時間程度、行こうと思えば日帰り出来ちゃうんです。

車の場合、本島に渡ったすぐ右手側に、白い大きい、駐車場の建物があります。ここに入って、えっちらおっちら10Fまで螺旋道路で上っていきます。

あとは車を空いたスペースに駐めて、入場券をなくさず手元に入れて、そこから先は、自由です。最初の橋を渡らず、水上バスに乗るか、それとも最初の橋を渡って、目的地までのんびり歩くか。

勿論、本島に渡った後の選択は電車でも同じです。電車の場合、車を駐める手間みたいなのは一切ありません。

ただ、車は車で周辺の町まで気軽に行けます。周辺も、パドヴァやヴィチェンツァなど、これまた世界遺産の街がごろごろ、と。ちょいっと行くだけでも、楽しいですよ。

また、そういった周辺の街の情報は、また今度。

今日のBGM

ROUND TABLE featuring Nino "Rainbow"


Rainbow - Round Table feat. Nino

「ARIA」は観てないんですが、ヴェネチアに行くとのんびりこれを聴きたくなります。