Two for the Road いつもふたりで

"Due per la strada" --- ミラノに住むふたり、橘凛夫婦が、徒然とイタリア生活やヨーロッパの綺麗な風景、旅行記を綴ります。

今年もカーニバルが終わった

お題「手作りしました」

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Tre Torri @Milano

子供たちの狂乱

ウクライナの戦況が悪化する一方で、気が気でありませんが。。
ここ2週間ほど、カトリック圏では、カーニバル(謝肉祭)週間でした。

イタリア語では「カルニバーレ」。ヴェネチアのカーニバルなどで有名なアレです。

www.travel.co.jp

 ↑このヴェネチアのカーニバルは大人向けですが、
カルニバーレは基本的に子供向けのお祭りです。
主に幼稚園〜小学校低学年くらいの子供が、ハロウィンのように仮装します。
女の子は大抵ディズニープリンセス系ドレス。
男の子はマーベル系スーパーヒーロー物がほとんどです。
まさに子供たちの狂乱と言っていいほど楽しみにしているイベントのようです。

ただ、私達はどうしてもこのカーニバルという行事に馴染みがなく、
どうもピンと来ないのです。

私はプロテスタントキリスト教の学校育ちですが、
カーニバルという習慣をほぼ見聞きしたことがありません。

で、我が子の未就園時代は問題なかったものの、、
先週、幼稚園にも仮装していかなければならないと気づき、前日に慌てて、
夏によく着ている甚平をこの季節向けにアレンジしました。

手作りってほどじゃないけれど、オリジナリティは充分だったようで、
そんな格好で着ている子は誰もおらず、先生からは絶賛を受けて、
本人は大満足しているし、とりあえずホッ。

親としては、来年はもうちょっと本格的な仮装(忍者とか侍とか?)を
させてあげないと、、と申し訳なく思いました。

そして、ここ二週の週末は、各地の広場で、
仮装衣装に身を包んだ子供と保護者であふれました。
幼稚園に着ていくだけではもったいないということなのか、
週末になると、屋外でもカルニバーレする習慣のようです。

ただ、カーニバルがあるのはいつも2−3月の寒い季節なので、
せっかく仮装していても、上からコートを着ているので、
全身があまりよくわからないのがちょっと残念な点かな。。

ほんと、人酔いするくらい人がいるので、通り過ぎるくらいしかしなかったけど、
子供達みんなとても嬉しそうで。
ああ こういう笑顔がずっと守れたら良いのにと思わずにいられなかったです。