Two for the Road いつもふたりで

"Due per la strada" --- ミラノに住むふたり、橘凛夫婦が、徒然とイタリア生活やヨーロッパの綺麗な風景、旅行記を綴ります。

おおらかで寛容さを身につけられること間違いなし

お題「我が家のここが好き」

残念ながら。

吉田麻也選手はシャルケに行ってしまいました。ちぇー

 

何でセリエAに日本人選手ってあまり来ないのだろう?

欧州サッカーに詳しい親友に聞いたところ、
日本人が最初に欧州で挑戦するにはハードルが高いけれど、
その後に挑む最高峰のリーグとしてはプレミアやブンデスよりは挑み辛い、
要は中途半端な立ち位置なんだとのこと。

なるほどな、と感じました。

正直、自分の海外人生を選べるなら、そら英語圏、ドイツ語圏に置きますよ。
言語を使えれば将来性も広がるし、何より国民性の気質も近いんでしょうね。

でも、イタリアの良いところって、天気や景色が良いところだけではなくて、
人間のいい加減さもあるんですよ、私に言わせると。
ぶっちゃけ罰金食らって、値段が安い期日内に出せなくても、
さらっと安い方の値段払って知らんぷりしても大体通る、そんなアバウトな感じで、
この国は動いてる、ほんとよく回っているよ、いやいやマジな話、マジで。

南に行けば行くほど、そのレベルが高くなるという、
ゲームとかでたまにある、イージーモードとか難易度が選べるように、選べます。
南イタリアに住む人とかはこの北イタリアの、
イタリアのアバウト感と北方ヨーロッパのきっちり感が
中途半端に混じったのが嫌いな人もいるんですが
私なんかは、この北イタリアくらいがちょうど良いんです。

まぁ我が家、というか、我々の環境で好きなところ、ですね。

今日の写真と、イタリアの電車の話

モンツァ繋がりでモンツァ駅です。
正面玄関は綺麗な建物ですが、中に入っちまえば全く普通の駅。
それでも夕暮れなんかは雰囲気出ます、

そういえばある時の飲み会で、
ミラノ中央駅で待ち合わせしたので、電車を使ったのですが、
(私はミラノチェントロ行く時は大体車がメインです。)
電車が駅に到着するのがそもそも15分遅れ。

勿論こちらもそんなのは慣れっこ。
30分以上余裕を持った電車を考えているので大丈夫かと思いきや
来た電車に乗っても一向に出発しない。

乗ってくる人皆一様に困惑しているのですが、
アナウンスはただただ無情に、30分遅れと、40分遅れとアナウンスするだけ。
そして、そもそもアナウンスの30分遅れも、30分後から15分遅れのアナウンス笑

次第に状況が前の車両を野次um見てきた人から伝言ゲーム的に伝えられて、
喧嘩なのか病人なのか、さらに何が何だか分からない笑

最初からポルタ・ガリバルディ駅で待ち合わせすれば、別の電車に乗れたのに…
と後悔しても最早後の祭り。

結局、真相は一切分からずのまま、一時間後に発車するという伝言ゲームから、
発車する雰囲気になり、発車。
結果、待ち合わせ相手を一時間待たせてしまいました。
うーーーん、ちょっと遅れても30分前には着くはずだったのに。。。

 

それでも待ち合わせたのは、やはりイタリアに慣れた方。

「これぞ、イタリアだよねー、気にしないで、カフェでのんびりしてる」
と笑って許してくれた、あなたはもはやイタリア人。

自分もこの一言で大分イタリアという寛容さを身につけた気がします。