Two for the Road いつもふたりで

"Due per la strada" --- ミラノに住むふたり、橘凛夫婦が、徒然とイタリア生活やヨーロッパの綺麗な風景、旅行記を綴ります。

渋滞で止まる時に撮影する風景

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渋滞で止まる時に撮影する風景

ある日の混雑状況です。
モンツァの郵便局前の道。

渋滞は高速道路だけじゃなくて、下道でも沢山あります。
それはヨーロッパでも同じか、もしくはより悪いか。

元々の文化もありなん、悲しい過去もありなん、
我々は建物を改築するのに非常に気軽な気がします。

イタリア含め、ヨーロッパは非常に時間がかかる。
なので幹線道路でも、そんなことお構いなしに狭い道のまま。

そういえば、人口の多い地域にエサを沢山置いて、アメーバに地図を作らせた時、
アメーバが伸ばす菌糸は最も効率的な道路網を表わす、
だなんて話を聞いたことがあります。

良く言えば温故知新、悪く言えばアメーバ以下。
表現する言葉はいつだって表裏一体なんでしょう。
その言葉をどう噛み砕いて、どう捉えるかは、その人次第です。
だから日々勉強して、広く賢くあろうとするのが、我々の責務かと思います。

ウィーンの水道橋

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まーたウィーンへ出張でした

ウィーンの南西、リージング区 / Wien Liesingによく宿泊します。
早朝、散歩をしてみたのですが、やっぱり知らない土地は面白いですね。
ホテルの周辺の雰囲気が延々と続くわけなんて当然なくて、
ちょっと歩けば、それまで見ていた風景がガラッと変わったり。

正直、駅と目の前のショッピングセンターしか知らなかった私ですが、
まさかショッピングセンター奥をどんどん歩いていけば、
こんな水道橋に出会えるだなんて。
初めてのウィーンも同じホテルに泊まっていたので、
それまでの私のリージング駅のイメージをすごく変えてくれました。

 

ちなみにこれ、Googleマップにも載ってなかったんですよ。
多分、水道橋だろうと思って調べたら、案の定水道橋でした。
英語に翻訳かけて読んだドイツ語版Wikipediaからは、19世紀のものと理解しました。
しかも現在もまだ使われているようですね。

Aquädukt Liesing – Wikipedia

本当に、世界というのは、小さくも不思議と発見で溢れていますね。

東京の洋食屋さんの軒先

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ここ何処だろ?

前回帰国時の昨年5月に自分で撮ったのに、何処だったか、とんと思い出せない。
きっと、東京の広尾とか白金のあたりだったかなと思うんですが。

こういう昔ながらの洋食屋って何か良いですよね。
積極的に入るわけではないんですが、日本独特の文化みたいな気がして、見かけるとまじまじと覗いてしまいます。
ニューヨークだとダイナー、ミラノだとバールかターボラカルダみたいな感じかなぁ。

最近、夫のバンド仲間の方に借りた、吉本ばななの短編小説集「デッドエンドの思い出」が思いのほか良くて、久々に女流作家ものにハマっております。

 

デッドエンドの思い出 (文春文庫)

デッドエンドの思い出 (文春文庫)

 

 

特に、表題作ではない「幽霊の家」という短編が、昔ながらの洋食屋さんが出てくるお話で。
主人公の二人の立場が少し羨ましくなるような、可愛いラブストーリーです。個人的に、恋愛ものは読後感が良いものはそうないように思っているので、嬉しかった。

 

今日のBGM


The Beach Boys - Kokomo (1988)

週末に夫が車内で流していた曲。若かりし頃のトム・クルーズも見れます。

最近、本当に晴れ続きでカラッとしているし、晩春も初夏もすっ飛ばして、夏本番みたいな毎日なんです。

海に囲まれたイタリアなのに、すぐ行ける距離にビーチはないのが悲しい 。湖ならいっぱいあるけれど…。
でも、この曲を聴いていると、気持ちだけでもすでに夏のバカンス地へ飛んでいきます。

 

写真の位置情報とミラノ・チャイナタウンの豆腐屋

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写真の位置情報について

昨日の写真、2週間前だったか、ウィーンに行く途中のものだったので、
てっきりチロル地方のものかと思っていましたが(離陸時は寝てましたし)、
いやいや、まだまだ、全然イタリアもイタリア、
南チロルですらなく、イゼーオ湖の北東、ブレーノ辺りだったようで。
あの辺りでもまだ春先はこんな景色を残すんだなぁ、と驚きました。

携帯電話で撮影した写真なので位置情報まで書き足すんですよね。
それは確かに2010年くらいにはもう実装されていて、
当時iPhone4の写真で十分だった私は結構その機能を気に入っておりました。
一眼レフは専用のGPSモジュールが無いと着けられないですからね。
ちなみにGPS信号なんで、携帯電話がフライトモードでも、使えるわけです。

でも最近ではGoogleフォトとかに入れておくと、
中のアシスタント機能がえらく優秀で、場所分けをすごいしてくるんです。
これまた、すごい勝手に。

何が恐ろしいかって、これ、自分ちの庭で撮影しても、
自分の住んでる町の中の分類になってるんですよ。
別に風景とか撮ってるわけでもない写真でも、レストランの中の写真でも。
あれどうやってるんだろう。
私の携帯がGPS情報を送ったりしていて、その時間で勝手に分類するのかしら。

顔判別もそうですよね。
未だに通りすがりの人やらポスターの写真やらダビデ像やら(笑)判別しますが、
いやいや、これが結構正確で。

で、今世の中の携帯Androidも結構な数いるわけで(特に欧州は)。
その携帯には、基本的にGoogleフォトが入っているし、同期もオンなんですよね。
そして、それぞれの携帯写真が、アップされて、顔やら風景やら判別されて、
そうなっていくと、その人のやってることや行動パターンとかも、
やろうと思えば分かっちゃいますよね。
それは、ちょっと怖いのかもしれない。

まぁ便利さというのは、常にリスクが付き纏うわけで。
私なんかは自宅と職場の場所もGoogleマップに登録していて、
そうしておくと朝起きた時も携帯が、今混雑しているかしていないか、
簡単な渋滞情報を教えてくれるし、
ミラノ辺りを調べていると、その場所まで何分かかるかとか教えてくれる。
もし万が一、私の事を傷めようと思う人がいれば、
その情報を盗んで分析すれば、多分簡単に出来ちゃうでしょう。
まぁそんな分析する程ヒマな人がいるか分かりませんが。

先日出張を共にした同僚とも話していましたが、
要は便利とリスクとの付き合い方なんですよね。
重要なのはリテラシー、リスクをどこまで受容しながら、利便性を享受するか。
SNSや携帯を使いながらもたまにふとリスクについて考えてみるのも良いのでは。

 

しかしGoogleフォト。
アップローダーに関しては非常に、なんというか、不便です。
特に今。
最近強制的に使わされているアップロードソフト「バックアップと同期」が、
ただただ長い・・・そして名前不詳、おいおいGoogle怖いよ。
この3日間PCを立ち上げっぱなしにしても、まだ半分も終わってないとか。(絶望)

Picasaからずっと使っていた身としては、Picasaが使えなくなって、
Googleフォトアプリをインストールして再度同期したりして、
でそのアプリが急に停止になり、今回の「バックアップと同期」・・・
次また新しいソフトになる時はいっその事Googleフォトを止めようかと思っています。

おっと、今日の写真はミラノのチャイナタウンです。

閑話休題

今日の写真はミラノのチャイナタウンの一画。
写真の中心には、チャイナタウンに行く度に寄るお豆腐屋さん、Da Zhong Dou Fu。
もちろん中国の豆腐で、絹ごし豆腐はないですが、木綿豆腐によく似た食感のがあり、
しかもかなりデカい一丁が1.2ユーロなんて安さなので、
チャイナタウンに寄る際は毎回必ず買うようにしています。

ミラノのチャイナタウンは結構異質で、面白い町だと思います。
イタリアの建物をそのまんまに、お店のサインは漢字、漢字、漢字。
行き交う人も半分くらい中国人で、聞こえてくる言語も中国語だらけ。

でも、残りの半分くらいはイタリア人なので、
ミラネーゼ達にもこの不思議な世界は受容されているのかなと思います。

そんなミラノのチャイナタウンですが、
最近オープンしたうどん屋さんが我々の大のお気に入りです。
ちょっと覗いてみていただけると幸いです。

飛行機から眺めるアルプス

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私も書きます

ご無沙汰しております。
投稿しない期間がかなり長くなってしまいました。

その間も出張先等で、ちょくちょく撮影しているのですが、
なんというか、個人的にあまり変わり映えのしない写真が多くて、
撮る度に投稿したいと思えるか悩んで結局投稿していません。

そんな難しく考えず、最近撮影した中で話のネタになるのを、
ただただ出すだけでいいんですけどね。

 

なので今日は、とりあえず携帯写真でも。
今日のは飛行機で見下ろすアルプスです。
ミラノから北に移動しようとすると、当然アルプスが立ちはだかります。
このアルプスが延々と続く様が、天気が良いとこうやって窓の下で見られます。

私は預け荷物がある時、意識的に窓側の席を取っています。
到着してもどうせ預け荷物で待たされるので、通路側を取ってもしょうがない。
それ以外では、何分にもせっかちなので、
特に眠くもなくて、降りたらすぐに空港から出られるなら、
通路側の席を取って、少しでも早く動けるようにしたいんです。

窓側の席を取ったとき、特に超早朝のフライトの場合、
往往にして寝る事ばかり考えているのですが(窓に寄り掛かれるし)、
そんな時に限って朝日が綺麗で、雲もなくて、アルプスの景色が本当に綺麗なんです。
朝3時に起きて眠い中でも、撮らなきゃいけない使命感と、勿体ない貧乏性。
・・・今までに何枚も何枚も撮ってるんですけどね。

携帯は、最近購入したMoto Z2 Play、それに付属出来るHasselbladのカメラ。

持ち運びがよくて、さらにズームが出来て、非常に満足しております。