Two for the Road いつもふたりで

"Due per la strada" --- ミラノに住むふたり、橘凛夫婦が、徒然とイタリア生活やヨーロッパの綺麗な風景、旅行記を綴ります。

初めての中国のお話

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初めての中国

もはや去年の出来事になりますが、ちょうど今頃中国の長沙に出張していました。
今まで行く機会が中々なかった中国。
あの後、たった一年で寧波やら香港やら行きましたが、
今でも出張で行くと思うとワクワクする。
ほんと少しでもいいから街ブラして撮影したい、その地の音楽を聴いてみたい。

高校時代、宮城谷昌光の小説から『史記』を読み込むくらい、
その歴史の魅力にどっぷりハマった、中国。
最近、テレビで見て、いつか旅行でたっぷり観光したくなりました。

ただ、やっぱり異質な世界なんですよね。
あの政f・・・おっと、アクセス出来なくなっちゃうぜ。

写真のおばちゃんも、何を運んでいるのかさっぱり分からない。
・・・・・・海・・・産・・物?
長沙で?あの内陸部で?

この街が人口45位程度の都市とはこれまた驚くのです。
ほんとヨーロッパと比べたら、大国の首都レベルですよ。

児童文学を読み返す、見返す

お題「マイブーム」

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 最近のマイブーム

私が子どもが出来て何が楽しみかというと、

もう一度大好きな児童文学を一緒になって読めることです。

息子だから、私の好きだったジャンルと被らないかも知れないし、
そもそも本好きな子になるかも不明だし、
何語をメインにして読んでいくかもわからないので、
もしかすると夢物語になるかも知れませんが。。 

私は子供の頃、一番好きだったアニメは、世界名作劇場でした。

いつからか終わってしまったみたいですが、このアニメの存在が、
児童文学への誘いに貢献していたところがかなりあると思います、少なくとも私には。

道徳教育にも優れているとは思うのですが、時代には合わなくなっていったのかも知れませんね。
児童労働とか、大人の子供への虐待ともいえるイビリすごいし。
ロミオの青い空」で、ロミオが初っぱなから人身売買されたシーンなどは今でもトラウマです。。

 

最近、ほとんどの名作劇場youtubeにあることに気付き、
将来、息子と観られそうな物以外で、比較的ハードな展開が少なくのんびりとしていそうな
赤毛のアン(1979年製作)」を観始めましたが、、、

最初の5話行くまでに、既に毎話、ボロ泣き(笑)

赤毛のアンでこれだけ泣かされるとなると、
「小公女」や「ロミオの青い空」なんてとても観られないんじゃないでしょうか。
ロミオは男の子向けだし、ミラノが舞台の名作なのでぜひ全部見返したいんですが、、

 

原作を読んでいた頃は、きっと他の読者と同じようにマリラが苦手でしたが、
今は中間的な立場で見られるようになったせいか、登場人物全員の気持ちがわかるだけに、
胸に響くのですよね。

手違いでグリーンゲイブルズにやってきたアンをすぐに孤児院に追い返そうとするマリラに、マシューが
「あの子に何かしてもらえるというよりも、私達があの子に何かしてやれるかも知れない」
というようなことをいうシーンがあり、無論、それを聞いたマリラはブチ切れる一方なんですが、
これってすべてに言えることかも知れない、、、と、ここ数日の子育てを反省しました。

 

子供の頃に本を読んで、映像作品を観て、大人になって同じことをまた辿り、二度美味しいのが児童文学の良さだとしみじみ思います。

 


赤毛のアン(1979) OP&ED [ステレオ]

 

ED観ていて気付きましたが、宮崎駿高畑勲コンビなんですね。。

そりゃ面白いはずだわ、、

 

再びのウィーン

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お題「カメラ」

ご無沙汰してます

今夜は、21時に寝てくれた...!

お風呂上がり、久しぶりにブログ書いてます。

息子は1歳半ばとなり、気の赴くままに何処へでも歩いて行くようになり、毎日毎晩元気いっぱい。

病気知らずで怖いもの知らずの我が息子は、どうも赤ちゃんの中でも、

かなりアクティブでパワフルなタイプなのではないか?と、最近うっすらと気付き始めました。。^^;

本当に、全身からエネルギーが爆発しているよう。

底なしの体力に、私は夕方になるとグッタリとして口もきけないほどです(笑)

今月はウィーンにいる日の方が多いです

バカンスシーズンが終わり、欧州は本格ビジネスモードに入っています。

夫も出張三昧、ミラノにいる時でも夜まで会食三昧。

あまりに多いので、私と息子も8日間ほどウィーンに付いて行きました。

 

私にとっては3年ぶり、オーケストラの演奏旅行以来のウィーンでした。

前回は滞在期間中、練習時間が多くて、ほとんど歩き回れなかったので、

少しやり残した感があったのです。

とはいえ、小さな子ども連れでは、好きなコンサートや美術館に行くのも難しく、

結果としてほぼひたすらウィーンの街歩きとなりましたが、

やっぱり素敵な街だと再認識しました。

気候が毎日美しい秋晴れだったせいもあると思います。

9月は暑くもなく寒くもなく、まだ日も長いので、訪れるにベストシーズンかも知れません。

 

あっ、あと嬉しい発見。

ウィーンは、食事がとても美味しいですね。

ウィーン名物の肉料理、コンソメスープ、ケーキセットなど頼んでいたのですが、どれもイタリアにはない味わいの美味しさ!

息子は私に似たのか肉食なので、ウィンナーシュニッツェルを頼むと、一緒になって爆食(笑)

ザッハーやデーメルは常に行列待ちの人気っぷりだったので、それ以外のカフェに入っていましたが、
どこも一切ハズレなしでした。

またおいおい書いていけたら。

ストラスブールの空

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ただ空が綺麗だった

ストラスブールに特に期待をせずに行ってしまったので、
前日のホテルで必死になって予習していました。

さすが世界遺産、見所が沢山あった。
上から目線で書き始めて誠に申し訳ない。

ボートも乗れたし、大聖堂も子どもを背負って登れたし、言う事なし。
とはいえ、個人的には全くお金かからなかった、この景色が最高でした。
当日は午後から雨が降るという予報だったにも関わらず、
天気は持ってくれて、夕方の雰囲気を少し纏った、
それでも心から綺麗な晴れ間を味わうことが出来ました。

でも夕飯後にものすごく降られてしまって大変でした。
さらに子どもがウンチしてしまって、車に戻るには臭いし・・・
雨宿りしながらお店の前、ベビーカーの上でおしりを拭いて、オムツを変えた事を、
将来覚えていられるだろうか。

夏のヨーロッパの宿泊先選び

今週のお題「残暑を乗り切る」

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コモ湖の湖上から

欧州、暑い夏でした(なお継続中)

この夏は、6月はじめからずーっと暑い夏でした。

いや、イタリアは南国なので、毎年暑いのですが。
フランスやドイツもかなり暑かったんです。

ただ、アルプス以北は、立秋過ぎたあたりからあれよあれよと涼しくなり、
その頃ドイツのニュルンベルクにいた私は、薄手の上着を買いました。

 

さて、今後、夏のヨーロッパに来る方にアドバイスがあります。

もう、絶対に、夏の旅行は、「ホテル」を選ばなければなりません。

私達も、今回の旅行の宿泊先を選ぶに当たって、
エアコン付き!!というのが外せない条件でした。

「アパートメント」には、エアコンは基本ありません。

ヨーロッパは湿度低いから平気でしょとよく言われますし、
実際、すごく爽やかではあるんですが、それは屋外の木陰での話。
木陰は確かに、オンブラマイフを歌い出したくなるくらい心地良いです笑。

が!ヨーロッパの家は、なんせ基本、冬向けに造られているので、
異常に機密性が高いし、風通しがとても良いわけではありません。

しかも網戸がないので、窓を開けっ放しにするしか方法がなく、
そうすると蚊が入ってきたりと何かとストレスです。

 

昔の涼しい欧州は、もはや神話です。
今は地球の寒冷期で今後寒くなっていくという説もチラホラありますが、
少なくとも今現在は感じられません。。

寒くて良いから、夏のこの明るさ、晴天続きをそのまま、
秋冬の気候に持って来られたらなぁといつも願うのですが。
きっとそれは虫がよすぎる話ですね。
やっぱり、欧州の秋冬は、曇天の日が多いので。
南欧はかなりマシな方です。だから、欧州人はイタリアが大好きなんです。

 

7月にコモ湖Air bnbでアパートメント宿泊した人が嘆いていました。
もちろんエアコンは付いておらず、とても寝られる状態ではなかったそうで。

(欧州の家庭用エアコン普及率は1割切ると読んだことあります)

大家さんも、でもここはもともと避暑地だから、、と困り果てて、
持って来てくれたのが小さな卓上扇風機だけだったとか。

私達は時々コモに行きますが、高度が高いわけではないので、
避暑地という感じはしません。

エアコン要らずでも涼しい!むしろ寒い!というようなところは、
高度がかなり高いアルプスに入って行かない限り、
有り得ないくらいの夏になって来ました。

 

しかし、この猛暑で、エアコンのない暮らし、
ヨーロッパ人達はどうやって過ごしているのか。

実は、彼らは必死に耐えています。
でも暑さはイライラを助長するため、家庭内喧嘩が増えるそうです笑。

あと、あまり虫を気にしない人が多いので、
朝まで窓を開けっ放しで寝ている家も多いです。

 

では、なぜ欧州で家庭用エアコンが一般的にならないのか。

まず、高い。
エアコン本体も、ヨーロッパの一般家庭にとっては痛い出費だし、
その後の電気代が高くなるのも恐れている。
(電気代がかかると嫌だからと電子レンジを置かない家庭もあります。。)
とはいえ、毎年行っているバカンス旅行を一度我慢するかド短期にすれば、
充分に購入可能だろうと私は思いますが、、
人によってプライオリティーは様々なんでしょう。

そしてもう一つの理由に、人々の考えが保守的であること。
エアコンは身体に悪い!空気が悪くなる!等思っている、
結構頭の固い人達が多く(お年寄りだけでなく、割と若い人でも!)、
それをなかなか変えようとしないのです。

なので、夏の間、アパートメントを貸し出すオーナーは沢山いますが、
ほぼエアコンが付いてないので、もし泊まってしまった場合、

暑さに強いと自信がある人でない限り、暑い暑いと嘆きながら過ごすことになります。

 

あ、でも涼しい季節に、趣味のいいアパートメントを選んで泊まるのは良いですよ。
住んでいるように過ごせたり、ホテル以上に満足度が高いところ、結構有ります。

私達は、施設の充実度面や、クルマ移動が多く深夜到着も多いので、
どちらかというとホテル派ですが、良かったアパートメントはまた紹介していきますね。

 

今日の音楽


Mondialito夢的雅朵: Sous Le Soleil D'ete 夏日陽光之下

久しぶりに今日聴いた音楽のこと。

全編フランス語ですが、ボーカルは日本人。
フランス⇄日本(台湾)で活動されているみたいですね。
日本以上に、アジアで人気みたいです。

私(凛)は、こういう感じの音楽が心地良くて好きです。