Two for the Road いつもふたりで

"Due per la strada" --- ミラノに住むふたり、橘凛夫婦が、徒然とイタリア生活やヨーロッパの綺麗な風景、旅行記を綴ります。

ローテンブルクの中世の街並み

f:id:ventottoprimavera:ローテンブルク・オプ・デア・タウバー;交叉路

今日の場所はローテンブルク・オプ・デア・タウバー /Rothenburg ob der Tauber。

ロマンチック街道の中心地・ローテンブルク

ブログの写真を少し整理していたら、そういえば、ドイツとハンガリーは散々仕事で行ったのに全く紹介しておりませんでした。なので、まずはドイツを引っ張り出しました、ここローテンブルク。

この旧市街は、古い中世ドイツの街並みをそのまま残しています。特に写真の場所は、ドイツ観光の中でもロマンチック街道を調べると、必ず出てくる有名なローテンブルクの岐路です。

ローテンブルクの良さとは?

さてはて、そんな中世の街並みを残すローテンブルクですが、一体何か特徴的な名所はあるのか。ん、何か特筆する名所はないぞ??

正直なところ、こういう街並みはこの近辺ではよくあります。近郊のドイツ人知人が、何故あの小さな町に沢山観光客が押し寄せるか不思議、と思っていたりします。また私としても、例えばネルトリンゲン / Nördlingenなど、もっと面白い町はドイツにはあると言いたい。

ただ、ローテンブルクのその街並みの範囲というのは、他の周辺町村と比べてかなり広いです。また写真の通り、色とりどりの家々に可愛い看板が掛けられ、殆ど交通標識も無いというのがこの町の特徴でしょう。

他にも特筆すべき点を箇条書きにすると、

  1. レストランに日本語メニューが置いてある。
  2. JCBカードが大概の店で使える。
  3. 町の散歩は楽しく、のんびり休暇をするには良い。
  4. 小さな町なので、物売りとか鬱陶しいのが殆どいない。
  5. 町の人は優しい。

以上の点が非常に嬉しいです。特に私は4について、私が超観光地のイタリアに住んでいるせいか、ホッとするのです。町歩いていて、警戒しなければいけないような嫌な気持ちもしない。

また、日本での知名度故にか、1や2は他の観光地にはありません。昨今は中国人観光客も、また他の国の観光客も増えてきているそうで、決して日本人ばかりでは無いですが、やっぱり海外旅行で味わう不自由さが少しでも減っているのは安心しますよね。

ロケーションはニュルンベルク南西、ヴュルツブルク南。この辺りにいらっしゃる方は是非足を運んでみてください。

アクセス

観光で賑わっている町ですが、大都市ではないので、電車、バスよりも、車を使う方が便利だと思います。

ただ、旧市街は車を停められる場所が限られます。ここは、ローテンブルクの旧市街にホテルを取って、そこに車を置き去りにしましょう。観光は徒歩で十分ですし、何より散歩する価値のある町です。

今日のBGM 

Stereophonics "Have A Nice Day"

ローテンブルクにいるなら、のんびりこの曲を聴きたいかなぁ、と。