Two for the Road いつもふたりで

"Due per la strada" --- ミラノに住むふたり、橘凛夫婦が、徒然とイタリア生活やヨーロッパの綺麗な風景、旅行記を綴ります。

なつのうた@欧州大熱波

今週のお題「最近洗ったもの」

ミラノに散見する、植物と共存型ビル

毎日水着を洗ってます

6月末が学年末となるイタリアですが、
7月いっぱいは幼稚園のサマースクールがあったので、子供を通わせていました。
本日最終日でした。

サマースクールは、普段の幼稚園よりも、水遊びや外遊びがメインです。
外部のプールや湖にまで連れて行ってくれたりもします。

ただ、7月後半は、1757年以来だとかいう、欧州大熱波が来ていたので、
子供も体調崩しがちで、皆勤はとても出来ませんでした。
が、通った日は毎日のように3枚のタオルと2枚の水着を順番に洗濯し続けていました。

サマースクールのおかげで、水への抵抗がなくなったようで、
プールやお風呂に好んで入ったり、自分の体をバスタオルで拭いたりなどもするようになったので、大きな収穫でした。

 

今月のうた

www.youtube.com

今月のヨーロッパ、特に南欧イタリア・スペインに、これほど合った歌はないでしょう!

歌詞にある、

想像を絶するレベルで あつい
朝から晩までとめどなく あつい

をマジで体験しましたよ。

まあエアコンの存在にかなり助けられましたが。。
うちはこういう近未来を予測して、居間と寝室にダイキンエアコン完備!!
ただ、暑さがメーター振り切ると、エアコンの効きもどうしても落ちますよね涙

今週から、毎晩、恵みの雨が降るようになり、昼も汗ばまず、夜はグッと涼しくなって、

あっ、ヨーロッパの夏って、本来、こういうのだったよな。
と、ふっと思い出しました。

ま、来週はまた36度行くっぽいんですけどね、、、
熱波、去ってなかったのか・・・?

日本もしばらく極暑の日々が続くようですが、お互いこの夏を乗り越えましょう。

おおらかで寛容さを身につけられること間違いなし

お題「我が家のここが好き」

残念ながら。

吉田麻也選手はシャルケに行ってしまいました。ちぇー

 

何でセリエAに日本人選手ってあまり来ないのだろう?

欧州サッカーに詳しい親友に聞いたところ、
日本人が最初に欧州で挑戦するにはハードルが高いけれど、
その後に挑む最高峰のリーグとしてはプレミアやブンデスよりは挑み辛い、
要は中途半端な立ち位置なんだとのこと。

なるほどな、と感じました。

正直、自分の海外人生を選べるなら、そら英語圏、ドイツ語圏に置きますよ。
言語を使えれば将来性も広がるし、何より国民性の気質も近いんでしょうね。

でも、イタリアの良いところって、天気や景色が良いところだけではなくて、
人間のいい加減さもあるんですよ、私に言わせると。
ぶっちゃけ罰金食らって、値段が安い期日内に出せなくても、
さらっと安い方の値段払って知らんぷりしても大体通る、そんなアバウトな感じで、
この国は動いてる、ほんとよく回っているよ、いやいやマジな話、マジで。

南に行けば行くほど、そのレベルが高くなるという、
ゲームとかでたまにある、イージーモードとか難易度が選べるように、選べます。
南イタリアに住む人とかはこの北イタリアの、
イタリアのアバウト感と北方ヨーロッパのきっちり感が
中途半端に混じったのが嫌いな人もいるんですが
私なんかは、この北イタリアくらいがちょうど良いんです。

まぁ我が家、というか、我々の環境で好きなところ、ですね。

今日の写真と、イタリアの電車の話

モンツァ繋がりでモンツァ駅です。
正面玄関は綺麗な建物ですが、中に入っちまえば全く普通の駅。
それでも夕暮れなんかは雰囲気出ます、

そういえばある時の飲み会で、
ミラノ中央駅で待ち合わせしたので、電車を使ったのですが、
(私はミラノチェントロ行く時は大体車がメインです。)
電車が駅に到着するのがそもそも15分遅れ。

勿論こちらもそんなのは慣れっこ。
30分以上余裕を持った電車を考えているので大丈夫かと思いきや
来た電車に乗っても一向に出発しない。

乗ってくる人皆一様に困惑しているのですが、
アナウンスはただただ無情に、30分遅れと、40分遅れとアナウンスするだけ。
そして、そもそもアナウンスの30分遅れも、30分後から15分遅れのアナウンス笑

次第に状況が前の車両を野次um見てきた人から伝言ゲーム的に伝えられて、
喧嘩なのか病人なのか、さらに何が何だか分からない笑

最初からポルタ・ガリバルディ駅で待ち合わせすれば、別の電車に乗れたのに…
と後悔しても最早後の祭り。

結局、真相は一切分からずのまま、一時間後に発車するという伝言ゲームから、
発車する雰囲気になり、発車。
結果、待ち合わせ相手を一時間待たせてしまいました。
うーーーん、ちょっと遅れても30分前には着くはずだったのに。。。

 

それでも待ち合わせたのは、やはりイタリアに慣れた方。

「これぞ、イタリアだよねー、気にしないで、カフェでのんびりしてる」
と笑って許してくれた、あなたはもはやイタリア人。

自分もこの一言で大分イタリアという寛容さを身につけた気がします。

吉田麻也選手、モンツァに来ないものか。。。

ご無沙汰しております。

いつも当ブログを拝読いただき誠にありがとうございます。
ご無沙汰しております、旦那の方です。
ここ数年、長らく投稿しておりませんでした。

少し忙しくなった事もあったのですが、
写真は変わらず続けておりました。
投稿も、どこかのタイミングで復帰しようと思っておりました。
アップデートは少ないかもしれませんが、また今後とも、宜しくお願いします。

またACモンツァの話をば。

さて、先日取り上げました通り、我々は近場のACモンツァを、
実はセリエBに上がった頃から応援しております。

italia.hatenadiary.com

まぁ近場なのもありますが、私が大好きなカープに共通するものもあるんですよね。
というユニフォームのカラーもそうですが、
なんというか、そもそも愛知育ちの私が縁もゆかりもないカープファンなのは、
ナゴヤドームカープ戦のレフトスタンド席しか買ってこない兄貴のせい
カープが(当時)弱小ながらも、
松田オーナーをはじめとした球団の一本気な魅力が刺さったからでもあります。

ACモンツァもクラブ史110年で一度も1部リーグに昇格せずでした。
これがベルルスコーニ&ガッリアーニ体制から、
19年ぶりのセリエBへの昇格を果たすと、破竹の勢いでセリエAへ駆け上がりました。
勿論この結果は、選手や監督、コーチの実力なんですが、
やはりクラブ全体が一体となっているクラブは強いし、外から見ても魅力的です。

自動昇格位置にいた最終節でずっこけてプレーオフ入りしてしまったり、
セリエA入りを決めたプレーオフ決勝でも開始1分に先制されたり、
プレーオフ勝ち抜け間際の90分で同点ゴールを決められたり、
不安な要素はたっぷりありましたが、
それでも延長でしっかり、しかも2点決めて感動的な昇格を決めた、
そんな危うさだって魅力ですね。

ベルルスコーニは、人間的なところや、政治家としてのクソ度合いは置いておいて、
やはりACミランの黄金期を作り上げた手腕は伊達じゃないんでしょう。

野球小僧だった私ですが、
昨年のEURO2020からようやくサッカーを観ることを楽しんでおります。
今までセリエAどころかCLの日程すら興味なかったのですが、
今年はインテリスタの同僚と試合日程を話すまでに熱中し始めました。

そんなところに吉田麻也選手のニュース!

来シーズンは、誰かセリエAに日本人プレーヤー来ないか、と考えてましたが、
まさか我らがACモンツァ
日本代表キャプテンの吉田麻也選手に正式なオファーを出したなんて!

sakanowa.jp

知らなかったのですが、吉田選手、長崎の方ながら、高校は豊田出身だったんですね。
そしてキャリア初めも、私の(密かに)応援している名古屋グランパス
何かしら縁を感じずにはいられません。

コメント的にはレギュラーで出たいが、レベルが落としたくない、とのこと。
それならセリエAに残ってくれないかなぁ。
ちょっと前までは世界最高のリーグ、そして今でもレベルとしては高いはず。

この夏、インテルでキャプテンを張ったラノッキアを既に獲得したり、
インテルで得点王にも輝いたイカルディにもオファーかけたり、
非常にACモンツァは活発に動いています。
きっとさらに面白いチームになってくれるだろうから、選んでくれないかなぁ。

モンツァはちょっと日本人学校からは遠いですが、
街としてはF1、宮殿や王冠など魅力的な観光地でもあるし、
ベルルスコーニも住んでいる高級住宅地が広がっている裕福な地方都市だし、
なにより電車でも車でも、ミラノへのアクセスがとても近い!
住むにはとても良い環境です。

そんなこんな、ロンバルディアの片隅で、我々は密かに願っております。

スタディオ・ブリアンテオと応援歌

そんなわけで今回の写真は、ACモンツァホーム、スタディオ・ブリアンテオ!
ネーミングライツで、正式にはU-Power Stadiumです。)
実はプレーオフの準決勝、モンツァ対ブレーシャの試合を観に行っておりました。

この試合も前半早々に先制点を与えてしまい、おいおい大丈夫かと不安にさせるも、
後半すぐに取り返し、ロスタイムできっちり勝ち越してくれました。
(結果は2−1の勝利)

やはり興味を持って足を踏み入れてみると、知らなかったことを知るようになります。
Curvaって何ぞや、と初めて考えましたが、勿論英語でいうカーブCurveのことですが、
イタリア語では他にもサッカーの応援席・応援団を意味するんですね。

そしてInnoという単語は、応援歌・アンセム
また、Ale(アレー)は、日本語で言う「フレー」です、可愛いな、おい。
ACモンツァの応援歌、
ギターソロもさりげに格好いいんだよな、耳コピしてみようかな。


www.youtube.com

イタリア版「美しい村」シリーズ

お題「好きなシリーズもの」

Cornello dei Tasso

実はイタリアにもあります

ja.wikipedia.org

フランスには、
「フランスの最も美しい村
(Les plus beaux villages de France)
という、
地方の小さな村々の中でも特に美しいとされるものを選ぶ協会(1982年設立)
があって、こちらではわりあい有名です。

ひとつひとつの村は人口2000人以下で、かなりマイナー。
南仏のルールマランゴルドという村なら聞いたことがある人もいるかも。

最近、イタリアにも同じような団体があることを知り、
車で行ける範囲で日帰りするのが楽しみになっています。

ja.wikipedia.org

公式サイト I borghi più belli d'Italia

borghipiubelliditalia.it

フランスの影響を受けて、2001年に設立されたようです。
公式サイトでは、州ごとに地図で所在地チェックできるので便利!

ロンバルディア州住まいなので、今回はCornello dei Tassoに行ってきました。
博物館もあったのですが、日曜日でお休みだったのが残念。
小さなチャペルと中世劇のロケ地にできそうな路地が素敵でした。
(写真はまた随時上げます)

日本にもあった!

今回調べていたら、日本にも類似の連盟がありました。

ja.wikipedia.org

こちらは2005年設立。日本国内での知名度はどれくらいなんだろう?

全国各地にあるみたいなんで、ぜひ行ってみたいですね〜。

今日の一曲

www.youtube.com

ドーナツ好き一家で、これをよく歌うので、頭から離れない時があります!
夏の歌で爽やかなんですよね〜。
昔のミスドで永遠リピートで流れてたのを思い出します。。

ミラノ日本人学校の古本市

今週のお題「本棚の中身」

紙の日本語の書籍が手に入る、数少ない機会

イタリア、というか、ミラノ日本人学校では、

年に二度、古本市をやっています。大体、5月と11月。

コロナで数年休止していましたが、再開していて、先月のも行ってきました。

北イタリア日本人会に入っていれば、

文庫本は一冊1€、単行本は一冊2€。

入会していなくてもその倍値くらいだったと思います。

私は一時期、電子書籍にハマっていたことがあるのですが、

紙の本と比べて、目も疲れる気がするし、
本として手元に残るわけでもないのが、
やはり物足りなくなってしまって、あまり買わなくなりました。

海外にいながら、日本の本が(全て網羅しているわけではないけど)、
読めるのはありがたいので、すごく欲しいものがあったら、
電子書籍でも買いますけどね。

日本の本屋さんは、パリなどもっと大きな街に行かない限りはないですが、
そういう意味で、この古本市は、ミラノで日本語書籍が手に入る、数少ない機会なのです。

だからと言ってはなんですが、

本棚に並ぶ日本の本の多くは、ここで手に入れたもの。

私は小説が好きなので、
イタリア定番の江國香織辻仁成の「冷静と情熱のあいだ」はもちろん、
彼らの他の小説やエッセイ、
他に、山本文緒群ようこ唯川恵奥田英朗瀬尾まいこ、などなど。

そしてもちろん、トラベラーに欠かせない地球の歩き方

ヨーロッパ各国はほとんど並んでます♪

この夏は、ようやく国外旅行も行けそう。

私達も計画中です。