Two for the Road いつもふたりで

"Due per la strada" --- ミラノに住むふたり、橘凛夫婦が、徒然とイタリア生活やヨーロッパの綺麗な風景、旅行記を綴ります。

イタリアでの新型コロナウィルスの影響

お題「最近気になったニュース」

f:id:ventottoprimavera:20200127063203j:plain

イタリアでも非常事態宣言が出ています

特にアジア圏で猛威を奮っている新型コロナウィルス。
ヨーロッパ各地でも感染者が報告され、こちらでも対岸の火事ではありません。

在住者の実感としては、
住んでいる住宅街では、特に変わった感じのしない日常ですが、
中心街の観光地、特に先週末に行ったアウトレットでは、
店員さんの一部は大きなマスクをして対応しており、
アジア系のお客さんへの目線もいつもとは違う感じを受けました。

マスクをすること自体、こちらでは本当に珍しいことなので、
今までにないほど、欧州の人々も恐れているように思います。

観光経済は年々チャイナマネーに依存しており、もちろんイタリアも例外ではなく、
Chinese New Yearをこちらでも積極的に祝う感じになっていっていますが、
今年のこの状況ではあまり和やかなムードではありません。

春節のかきいれ時ではあっても、中国人観光客は例年より少なそうで、
デパートにデカデカと飾られたChinese New Yearを祝うポスターが寂しげに見えます。

ミラノの中華街などでは春節のパレードも中止となったらしく、
私達も足を運んでいませんが、いつもほどの活気はないのではないかと思います。

インフルエンザも世界的に流行しているようなので、
もはや予防に次ぐ予防しかないのでしょうか。皆様も本当にお気をつけください。

ただ、私が言いたいのは、在住者でも、旅行者でも、
常に自分らしく、堂々と過ごしていただきたいということです。

あと、有名な話ですが、
ヨーロッパには、「予防のためのマスク」という概念が全く存在しません!!
ここがマスク文化のアジアとはえらい違いです。
なので、アウトレットの店員に驚いたのです。
基本的に、マスクをしている人=重い伝染病患者という風な見方しかないため、
予防のためにマスクするのは、あまり良い対策ではないです。
こちらを旅行中は、すでにインフルエンザにかかっているでもない限り、
マスクはしない方が良いでしょう。

 

写真はお正月のミラノ中心地ですが、この時はこんなことになるとは思わなかったなぁ。
2020年、波乱の幕開けという感じがしますね、、
気にしていない人もたくさんいるのでしょうが、小さな子がいると少しナーバスになりますね。