Two for the Road いつもふたりで

"Due per la strada" --- ミラノに住むふたり、橘凛夫婦が、徒然とイタリア生活やヨーロッパの綺麗な風景、旅行記を綴ります。

イタリアでジョッキアーモ/レッツプレイ・ゴルフ

f:id:ventottoprimavera:イタリア;ゴルフ場;マルペンサ;Le Robinie;ミラノ

イタリアLe Robinie ゴルフ場にて。すみません、可愛い女の子には掲載の許可取らずですが、素敵な写真だったので何卒お許しを。

イタリアのゴルフ歴史

皆様、ゴルフで楽しまれた事はあるでしょうか。ゴルフが近代スポーツとなった場所はスコットランドというのは、もはや一般的な認識だと思います。

しかし、ゴルフの起源というと一体どこなのか。

民明書房*1みたく、中国の宋家二代 「呉竜府」(ご りゅうふ)が編み出した技に起源すると、すべて中華拳法に繋げてしまうのもありますが、実際にはイタリア起源説も世の中にはあります。

紀元前の話になりますが、ローマ帝国全盛期、帝国は今でいうグレートブリテン島まで侵攻しており、スコットランド人とかなり戦争しておりました。この時、ローマ帝国で遊ばれていた、羽毛を詰めた革製のボールを木の棒で叩く遊びが、スコットランド人に伝わり、それがゴルフの起源になったというものです。こうすると、民明書房よりも古いですね。。。

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近代スポーツとして、イタリアゴルフの歴史は20世紀になってからです。イタリアで最初のゴルフ場は、1903年オープンしたローマにあるCirco del Golf di Roma Acquasanta。奇しくも日本最古のゴルフ場も、神戸ゴルフ倶楽部で1903年オープン。スタートした歴史は、日本とほぼ同時期です。

しかし今や競技人口にかなりの差が出てしまいました。日本でゴルフというと、もはやビジネスマンのスポーツですが、ここイタリアでは未だマイナースポーツ。以前サンシーロ競馬場でも競馬場内のゴルフ練習場を紹介しましたが、 あそこもかなり珍しい場所です。

italia.hatenadiary.com

イタリア人が何故ゴルフをしないか。

一つは給料の差でしょう。日本のビジネスマンより遥かに低い給料が一般的なイタリア人は、こんなにお金がかかるスポーツは敬遠するのが普通です。特に日本のように、中古ゴルフ市場が形成されているわけでもなく、またゴルフ用品を買う場所すら多くありません。

もう一つは、やる理由がないからでしょう。猫も杓子も同じもの、前に倣えの国・日本に比べて、イタリアは良く言えば個性尊重的、悪く言えば協調性皆無の国民なので、上司がプレイしようが、仲の良い友人がプレイしようが、流されませんし、他に強制しません。また、私みたいなボールを飛ばす野球経験者が多い日本人に比べ、サッカー経験者が多いイタリアではボールは蹴るもの、何かの棒で飛ばすものではないのでしょう。言っちゃ悪いですが、日本のプレイヤーに比べてイタリア人のスイングは遥かに不恰好です。

しかし、ここイタリアでも、やはり上流階級はゴルフをプレイすることも多いようです。そもそもゴルフがお金のかかるスポーツなので、ゴルフ場にいる人は総じて余裕があります。そして、若い人があまりいない。。。しかしプレイしている人は大概上手だったりします。

イタリアでジョッキアーモ/レッツ・ゴルフ

さて、写真はLe Robinieというゴルフ場での写真です。

Le Robinie Golf Club a Solbiate Olona - Prenotazione di un hotel Golf Residence & Resort vicino aeroporto Malpensa

このホテル場、ミラノのゴルフプレイヤーにはかなり人気があり、少しお値段も高めです。それもそのはず、ここは帝王ジャック・ニクラス /Jack Nicklaus設計のゴルフ場。

そもそもイタリアは平野が多い国。このゴルフ場も平面でとても広く、また池も多いので、ホールによっては大量にボールを失くします(笑) 特に私は上手くないので、大概ボールを3個くらいは使ってしまいます。

勿論お昼はクラブハウスで昼食。ビールも飲め、美味しいイタリアンに舌鼓を打ち、残りの9ホールをプレイ。

ちなみに、このゴルフ場はオープンスペースの打ちっ放し練習場がある上、その奥にパター練習場、さらにバンカー練習場まであります。また、私は体験してないですが、ゴルフ場内にはホテルもありますし、また珍しいことにパターゴルフ場もあります。

是非休暇をイタリアでのんびり過ごす際には、最後のフライト前に、このゴルフ場で過ごしてみては。

アクセス

ミラノ最大の空港、マルペンサ空港は東京の成田空港みたいなもので、かなりの郊外にあります。このLe Robinieゴルフ場は、ミラノからマルペンサ空港に向かう途中、高速道路*2A8を降りてSS336に乗り換えてすぐにあります。

ホテル脇を抜け、森の道をくぐり抜ければ、ゴルフ場への正面玄関。両サイドの駐車場に駐め、受付を済ませて、クラブハウス正面向かって左の方へ向かいましょう。そこからラウンドスタートです。

尚、イタリアのゴルフ場にもシャワールームや着替え場所がありますが、基本的に皆さん家で着替えて来ていますね。さすがに盗難が心配なので、私もクラブハウスで着替えたことはありません。日本と違ってイタリアは湿気が少ないので、汗っかきの私ですら18Hラウンド後もそこまで不快感なくバーでビール飲んだりしています。

今日のBGM

Donavon Frankenreiter "It Don't Matter"

It Don't Matter

It Don't Matter

  • Donavon Frankenreiter
  • Rock
  • USD 1.29
  • provided courtesy of iTunes

ラウンド後、クラブハウスのオープンハウスでビールを飲んでる最中に流したいです、この曲。

*1:「ワシが男塾塾長、江田島平八である!」の『魁!!男塾』参照

*2:アウトストラーダ / Autostrada