Two for the Road いつもふたりで

"Due per la strada" --- ミラノに住むふたり、橘凛夫婦が、徒然とイタリア生活やヨーロッパの綺麗な風景、旅行記を綴ります。

Happy Holidays!!

お題「ささやかな幸せ」

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クリスマスも無事終わり。

うちはクリスマスイブがプロポーズ記念日です。
今年でちょうど5年が経ちました。

なので、街の見知らぬカップルを少しロマンチックな感じに撮ってみました。

ちなみに結婚記念日は、ちょうど半年後の6/24。
間に家族それぞれの誕生日があり、記念日がバラけていて良い感じです。

今年のクリスマス

独身の頃は、仕事で日欧を行き来する日々だったので、
クリスマス=日本に戻る時期という目安でした。

結婚して子供が産まれてからは、クリスマスの風景も一変しました。

一昨年は、生後半年で日本へ頑張って帰国。

昨年は、まだ一歳半だからと、この家で静かに過ごしました。

今年は、「同じComune(市町村)に住む2人までなら会っても良い」
という行政からの通達だったので、一人暮らしの友達の家を訪ねました。

日本だと、普通に仕事日だし、
わりと普段と変わらない過ごし方をする人も多かろうと思いますが、

こっちは長いと2週間くらい休みだし、クリスマス=家族で過ごすものなので、
「独りぼっちでクリスマスを過ごしてはいけない!」という考えが根強くあります。
これ、若干めんどくさいし、正直放っておいて欲しいんですがね。。。

でも、今年はいろんなことがあり、近くの友達って大事だなとしみじみ思ったので、
クリスマスに誘い合うのは自然なことに思えました。

結局、お昼すぎに行ったのに、行政が定める門限ギリギリ(22時)まで遊んでいました。
御馳走食べたり、2歳の我が子も交えてトランプしたり。

家族以外と会うのは久しぶりでしたが、
やっぱり受ける刺激が大人も子供も違うなと思いました。

 

明日からは北欧からの大寒波がやってくるそうで、
イタリアも10年ぶりの寒さと豪雪になるとか。

私達も未体験の寒さなので、この南欧で雪がどれほど積もるのかちょっと楽しみです。

同時にお正月明けまで強制的引きこもりになるでしょう。

色々あった2020年だけど、すべての人にHappy Holidays!!

 

 

 

スペイン・カタルーニャ州政府観光局との記事公開されました

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バルセロナの街並み

新しい記事が掲載されました

www.travel.co.jp

スペイン・カタルーニャ州政府観光局さんとのタイアップ記事で、
主たるテーマはカタルーニャ地方と食文化」

政府観光局さんから提供の、美しい写真もたっぷりなので、
ぜひご覧になってください。

本当は、スペイン現地まで私達も取材旅行予定だったのですが、
あいにくのこのコロナ禍。。。叶わぬこととなってしまいました(涙)

代わりに観光局さんとのオンライン打ち合わせや、
いただいた資料や動画など読み込み、今回の記事を完成させました。

カタルーニャ州は州都バルセロナが突出して有名ですが、
実は州内に4つの県があって、ピレネー山脈の山岳リゾートや、
コスタ・ブラバのような美しい地中海のビーチリゾートなど、
あ〜良いな〜行ってみたいな〜と思うようなところがいっぱいあるんですよね。

ステイホーム期間が長引くなか、私も擬似旅行しているような感覚に陥りました。

今は海外旅行に自由に行けない昨今なんで、
オンライン海外ツアーみたいなサービスもあるみたいですね。

 

ちなみに、先週末からイタリアは、ロンバルディア州含む多くの州が、
イエローゾーンまで緩和されました。
イエローゾーンは、レッドオレンジイエローの三段階のなかで
一番規制が緩くなり、州内ならどこでも行けることになっています。

来週からクリスマスホリデーが始まり、1/7までは旅行自粛期間になります。
クリスマスイブとクリスマスデー、大晦日と元旦は、全国的にレッドゾーン
それ以外の日はオレンジゾーンに変更、といった感じ。

まるで馬の調教のように手綱を緩めたり締めたりしながら、
この状況を乗り切っている感覚です。

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あ〜、スペイン行きたいなぁ! !

 

またひとり

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近しい親族を亡くしました

親しかった方が、毎年のように、いなくなっていくことは、
世代の移り変わりといえ、寂しいものです。

長生きしてくれたからこそ、想い出もたくさんですが。

 

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霧の深い深い、ローディ(ミラノ近郊の都市です)郊外にある教会にて。


 

今日からアドヴェント

今週のお題「感謝したいこと」

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Vigevano

未曾有の出来事が起こった年だったけれど

特に身寄りのない外国暮らしで、
家族全員、楽しく健康に暮らせていること。

それだけで感謝したい気持ちになります。

 

今日から、住んでいるロンバルディア州は、
レッドゾーンからオレンジゾーンに緩和されました。

レッドゾーンでも割とお店も開いてたし、人も歩いていたので、
今回のロックダウンはそれほどキツくなかったですが、
オレンジゾーンになるとお店がどこも開けられるようになるので、
どこもクリスマス商戦に躍起になるんだと思います。

今年は残念ながらクリスマスマーケットも開催されないようだけど、
でも、家の表通り沿いにイルミネーションが飾られて(市が出してます)、
キラキラと輝いてるのを眺めていると、少し安心します。

 

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実は「本物」が少ない、バルサミコ酢の世界

お題「これ買いました」

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前回のモデナの街のお話の続きです

www.travel.co.jp

食文化の面で、モデナを世界的に有名にしているのが、バルサミコ酢です。
バルサミコ酢のラベルには、大抵、Aceto Balsamico di Modena
と書いてあることが多いと思います。
イタリアのスーパーに置いてあるのにもほとんどそうあります。

でも、悲しいかな、スーパーで売っている普及品のほとんどは、
バルサミコ酢に似せた何か」と言っても過言ではないようです。
ラベルにバルサミコ酢と書いてあっても。
これって意外に知らない人が多いんじゃないでしょうか。

「本物」の定義は、最低12年以上の熟成、使用されている葡萄の種類、
醸成の方法など、法律で事細かに決められているそうで、
モデナ産(または隣町のレッジョ・エミリア産)のみがDOP指定を受けます。

DOPは、イタリアの原産地証明です。
指定を受けているものは、確実に原産地品かつ高品質という証明になるので、
迷ったときは、DOPマークがあるものを選べば間違いないです。

それらのみがAceto Balsamico Tradizionale(伝統的バルサミコ酢)と呼ばれ、
12年以上の熟成を経たものがAffinata(アッフィナータ)、
25年以上の熟成を経たものがStravecchia(ストラヴェッキア)と呼ばれます。

モデナの街の台所、アルビネッリ市場でも、その名で売られていました。
そして、そういうバルサミコ酢はかなり高価。

写真のような親指サイズの小瓶でも、12年物で8ユーロ〜、
25年物で15ユーロ〜しました。大瓶だと100ユーロ超えます。

普及品が、大瓶で2ユーロ台くらいから売ってることを思うと、相当高価です。

私達も、記念にストラヴェッキアの小瓶をひとつ書いましたが、
通常のイタリアの使い方ではなく、少量を少しずつ使うもののようです。

なので、意外に持ちそう。賞味期限も2028年までとかなり長い。

通常のイタリアの使い方というのは、サラダのドレッシングにするというのが
最もメジャーだと思うんですが、こちらのサラダはとにかく豪快。

サラダにオリーブオイルとバルサミコ酢を驚くほどドバドバかけて、
塩胡椒をサッサと振っておしまい。
他のドレッシングは、シーザーサラダくらいしか見ません。

なので、我が家では、ガーリックを効かせた醤油ベースとか、
フレンチドレッシングとか、色々作ります。

日本からの長期出張者には、バルサミコドレッシングに飽きないように、
ごまだれドレッシングとか、日本のドレッシングを持ってくる人も結構いるんですよ。

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アルビネッリ市場