Two for the Road いつもふたりで

"Due per la strada" --- ミラノに住むふたり、橘凛夫婦が、徒然とイタリア生活やヨーロッパの綺麗な風景、旅行記を綴ります。

本年もよろしくお願いします!

特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと

写真も紅白のおめでたい感じで☆

ウィーンのクリスマスマーケットでの一コマです。
遠目に見ると、日本の可愛い手毬のようにも見えます^^

先月はその後、インフルエンザに倒れてしまい、
忙しい師走をほぼ寝込んで過ごすという非常に悔しい思いをしていました。

久々のインフルエンザ、39度の高熱を経験しました。
その後も、味覚・嗅覚障害が続き(インフルエンザでもなるんですね)、
今はようやく空咳と鼻詰まり程度に落ち着いてきましたが、もうかれこれ1ヶ月近く。

ちなみに、インフルエンザ治療でタミフルを使用しているのは、
実は世界で日本くらい(!!)だそうです。

こちらでは普通の風邪とほぼ同じ扱いになるので、ひたすら自宅で寝込むしかない。

しかし、インフルって私は人生数度目ではあるんですが、
あの一気に高熱に駆け上がるスピード、やっぱり凄まじいです。

発症後48時間以内に服用しないといけないタミフルはなかなかハード。

高熱の最中はとてもホームドクターに行く気力など湧かなかったので。。

我が家の近所には、365日やっている薬局があるのですが、
こちらのクリスマスデー、26日、そして元旦には、長蛇の列ができていました。

コロナやインフル、その他風邪、やはり大流行しているようです。

 

貴重な年末年始が思うように過ごせなかったのもあり、
今年の第一の目標は、無病息災です。

昨年は夫婦ともに健康面でいろいろあって、体が何よりの資本ということを
ひしひしと実感しました。

健康でないと、何にも打ち込めないですからね。
なので、ちょっとした健康オタクになっていこうと思ってます。

それから、個人的に、去年から夢中で取り組んでいることがあるので、
実っていけば良いなぁと願っています。

 

2023年も、本ブログを訪れるすべての方が幸せでありますように。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

今日の一曲

キリスト教圏では、1月6日の公現祭までは、引き続きクリスマスシーズンなので、
お正月過ぎても、まだまだクリスマスソングがガンガン流れてます。
この歌が、昨日行ったショッピングセンターでも流れてました。

ヨーロッパ各地のクリスマスマーケットも、6日で店じまいです。
今週のあいだに、近所のはもう一度は行っておこうと思ってます。

私はこの文化がなかなか好きです。
クリスマスシーズンが長いのはやっぱり気持ちが華やぐし、
それに、クリスマスが終わって急いで飾り付けを片付ける必要がないから(笑)

イエス・キリストの生誕後だもの、そりゃしばらくめでたいよねと思いつつ、
今週末にクリスマスツリーやリースを地下倉庫にしまいます。


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日記を継続するための、たった2つのマイルール

今週のお題「日記の書き方」

私は日記歴が長いです

12歳頃から、なんやかんやでずっと書いてます。

私にとって、日記を書くポイントは、①「毎日書くことを義務にしない」こと。

そして、②「その日、何があったか」ではなく、
「何を考えたか」をメインに書くことです。


この2つのルールにより、20年以上の間、継続してきました。

やっぱり文章が書くのが好きなんです。

日々はすぐ流れてしまうので、日記を書くことで、
そのときそのときの自分の想いや考えを言語化しておきたいのです。

そうすることで、自分のなかで、確固たる軸にしていけたと思います。

日記には、中学生以降の私の中のいろんな想いが込められまくっています。
喜怒哀楽はもちろん、特に10代はやっぱり恋愛のときめきとかが多かったかな。

無印やキャンパスの小さめのノートに書いていたので、
書き溜めてきたものは、もうすでに何十冊というレベルであります。。。

やはり恥ずかしいので、読み返しはしていません。
老後あたりになったら、ようやく楽しんでできそうかなと思ってます。

自分以外の誰かに読まれるなんて、それこそ死んでしまうので、
小さ目のスーツケースにすべて詰め、今住んでいる家の地下倉庫の隅に置いてます。

夫はもちろん知ってるので、私がもし急死しても良いようにしてくれるでしょう。

 

思春期の頃の気持ちや考えを綴っておいて良かった、と思うのは、
今でいう、自己肯定力の高め方や、自分への自信の持ち方などを、
人知れず真剣に考えまくっていたことです。
当時は当時で、とても楽しかったけど、精神的葛藤もたくさんあってしんどかった。

でも、年を経るにつれ、子供の頃やティーンエイジャーだった頃の記憶は、
少しずつあやふやになってきてしまいます。

でも、その頃の気持ちや想いを少しばかりでも覚えていれば。
将来、子育てが思春期以降に差し掛かっても、子供の気持ちを少しばかりは、
同じ年の頃の気持ちになって考えられるかな?とちょっと思います。

 

あまりに嵩張ってきたので、20代後半以降、自分の日記をノートに書くのはやめました。
それ以降は、自分だけが見られるように、アプリのメモや、メールの下書きなどに綴っています。

手書きよりも、PCタッチでの方がすっかり速くなってしまったので、
こちらの方が効率良いのですよね。

そのなかで、このこと話したいなぁとか、誰かの役に立ちそうかな、と思ったことは、
こうしてブログに書いたりして公開しています。

今日の一曲

すっかりクリスマスシーズンですね。
先週は、ウィーンのクリスマスマーケット巡りに行っていました。
が、ウィーンの寒さにすぐ風邪をひいてしまった私です。
風邪が治ったら、写真を整理しようと思います。

好きなクリスマスソングはそれこそ山ほどあるけれど、
今日は可愛さと多幸感でいっぱいのこちらを。

Britney Spears - My Only Wish (This Year)


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留学が私の人生を変えた

今週のお題「人生変わった瞬間」

ドーヴァー海峡

私の場合は留学です。

もともと、海外旅行が大好きでした。
「国内行くなら海外行きたい!」といつも言っていて、親や周囲に呆れられてました。。

とはいえ旅行中毒だったので、国内もめぼしいところはかなり回りました。
特に北海道に行くのが大好きで、今でもよく行きたくなります。

そんな私が留学先に選んだのは、アメリカ・ニューヨーク

高校2年の夏休みに初めて行って感激し、いつか住んでみたい!!と決意。

親の理解もあって、数年後に実現しました。

ニューヨークに到着したのは、新緑の5月はじめ。

学生寮に入る前に、アッパーウェストサイドのホテルに泊まっていたので、
新緑眩しいW72nd Streetを歩きながら、
「今日はどうしよう!明日から何しよう!?」と、
底知れぬワクワク感で全身震えたのを覚えています。

その夏からの日々は、もうこの生涯、命終わるときまで、
心の中の宝箱に閉じ込めておきたいと思うほど、輝いた毎日でした。

私は個人的に青春時代が長かった方かな?と思ってるんですが、
そのときの毎日は、「青春」ってきっとこういうことを指すのだろうと、
心から実感できるような日々でした。

そして、自分には、海外生活、やっぱり合っているのかも知れない…と、
漠然と思うようになったわけです。

留学後は、東京に引越し&仕事、そして色々あってイタリアにやってくるわけですが、
数年に一度は、ホストファミリーや友人に会いに、ニューヨークに行っていました。

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不思議なもので、ニューヨーク大好き、アメリカ大好きだった私も、
今やヨーロッパの方が好きだし、イタリア暮らしがなんだか落ち着きます。

夫も、ヨーロッパ来るまでは、アメリ東海岸大好き派だったらしいので、同じくです。

今でも英語や英語圏は好きで、暮らしやすくて良いなと思うんですが
(今夏の英国旅行でもまさにそう思った)、
ヨーロッパ大陸の多民族・多国籍が、ひしめき合ってる感じも何か好きなんですよ。
少し車を走らせたり、短距離飛行機で移動するだけで、全く違う言語や文化があって、色々な人がそれぞれの場所で生活を営んでいる。

多様性というものをより身近に感じられるようになったからかも知れません。

ただ、外国人である、ということを感じることは多いし、不便さもアップしました。

なんかドMっぽいけど、何事も物事は表裏一体。

それゆえに面白いこともたくさんあるし、
なんとか創意工夫していこうと頑張ってる自分達のこと、
嫌いじゃないんですよね。

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長らく続いたコロナ時代。
留学を迷っている人、諦めた人、いらっしゃるんじゃないかなと思います。

人生ってタイミングだから、合わない、ということも確実にある。

でも、もし、少しでも、気持ちが残っているのなら、
チャレンジしてみて欲しい。短期間でも。

自分自身が、本当に好きなこと、意外に頑張れること、
こんな一面も持っているんだなということ。
外の世界に飛び出すことで、見えてくるものがあると思うのです。

本日の一曲


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New York State Of Mind

私の心の郷のひとつであるニューヨークを思い出したい時に弾きます。

ビリージョエルのニューヨークの街への愛が詰まった、「街へのラブソング」。

イントロ部分だけで、胸がきゅっとします。

彼のようにカッコ良くないけれど、、、
ニューヨークの片隅のジャズバーで弾いてる気分に、少しだけ酔えます。

 

管弦楽部(オーケストラ部)だった人、いるかな?

今週のお題「わたし○○部でした」

最近、忙しくてブログを見る時間がなかったのですが…
このはてなお題は!と思って飛び付きました。

私は、管弦楽部出身です!

と言っても、え?という反応を一瞬受けがちなので…、
オーケストラ部です、と言い足すことが多いです。

世に吹奏楽部は数あれど、オーケストラ部のある学校はあまり多くありません。

私は京都市内の私立中高に通ってましたが、管弦楽部がある学校は、
市内でも私立では6校程度しかありませんでした、確か。

なので、私の中高時代には、オケ部同士が年に数回集まって、
合同演奏会を開く機会がありました。

私の学校は共学でしたが、男子校・女子校が多かったのもあって、
そこから恋の華が開いたりしていたなぁ、懐かしい。。。笑

ちなみに、私のパートはヴァイオリン。
人数が一番多いパートでもあるので、いろんな悲喜交交もあったけど、楽しかった。

 

学生時代の後、旧友は、地元の市民楽団に入ったり、個人で続けたり、
はたまた全く楽器をさわらない生活になった人など、ほんとに様々。

私は海外メインの生活になり、特定のオーケストラに入ることはなかったですが、
子供の頃から習っていたピアノと共に、ブランクありつつも、ずっと一緒です。
多分、一生一緒にいると思います。

 

楽器を多少なり弾くということは、人生のいろんな場面で、
私を助けてくれました。

言葉が分からなくても、教会の室内楽に急遽参加したり、
ピアノを人前で急に弾くことになったり。

こちらでやるアマオケのイベントにもいくつか参加して、
日本とのやり方の違いに面白さを感じたこともあります。

「過去に学んだことは決して無駄にはならない」を強く実感できた分野です。

 

そして、夫との出会いで、音楽や楽器に対する考えがまた大きく変わりました。

バンドが趣味の夫は、主にギターボーカル。
が、作詞作曲・ベース・ドラムなども幅広くやる人です。

というか、軽音をやる人って、「幅広くやる・できる」人がとても多いですよね?

それまで私がいた世界は、主にクラシック音楽ばかりやるのもあってか、
自分の陣地で切磋琢磨して「一所懸命」やることが美徳、のような風潮があって。

オーケストラには、あんなにたくさんの種類の楽器があるのに、
他の楽器に手を出すのなんてご法度、みたいな雰囲気があったんです。

打楽器のヘルプはやらせてもらったりもしましたけど、それだけ。

夫と結婚してから、私も幅広く、いろんなものに手を出し始めました。

ピアノはポップスやジャズにも範囲を広げ、楽器はウクレレやドラムなどなど。
子供とは毎日カラオケしたり、伴奏したりしています。

より音楽生活が、自由に楽しくなりました。

今日の一曲

いろんな曲の思い出があるけれど、その中でも思い出深い交響曲はこれ。
チャイコフスキー交響曲第5番、通称チャイ5。

第6番の「悲愴」の方がメジャーですが、個人的にはこちらが大好き。
どの楽章もほんとにメロディアスで…惚れ惚れします。

次々展開される美しい旋律に、何度聴いても、浄化されるような心持ちになります。

そして、もう二度と戻ってこない、あの夏の部活合宿の空気を思い出します。


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親になったことがある人に、一度読んで欲しい

今週のお題「最近おもしろかった本」

ちいさな雛たち

育児歴1年目から、何度も読み返している絵本です

Someday ちいさなあなたへ

大人のための絵本です。

親になったことがある人は、涙でいっぱいになって、最後まで読むのが難しいかも。

母親だけでなく、父親でも感涙必至!!
現に、夫も毎回泣いています。

私は、まだ生後半年だった我が子と一緒に行った日本の本屋さんの絵本コーナーで、
この本を見つけ、何気なく読み始めたら、ボロ泣きして、すぐレジに持って行きました。

今でも、私は、この絵本と「人魚姫」は、途中で泣いてしまいます。
子どもからティッシュを渡されて心配されてしまうので、子どもの前ではあまり読めません。

人魚姫は、純粋性とか自己犠牲精神に胸打たれるので、また別物の涙なんですが。。

 

ちなみに、日本語訳も素敵ですが、原語は英語。
我が家は日本語と英語、両方持っています。

Someday

Someday

Amazon

イタリア語も含め、世界各国に翻訳されている模様。
身近な誰かが親になったら、そっとプレゼントしたくなる、そんな特別な一冊です。

子育てに疲れたとき、親でいることが辛くなったとき、
家庭というシステムを回していくのが、たまに面倒に感じたとき、
原点に戻るという意味で、大事にしています。