留学が私の人生を変えた
今週のお題「人生変わった瞬間」
私の場合は留学です。
もともと、海外旅行が大好きでした。
「国内行くなら海外行きたい!」といつも言っていて、親や周囲に呆れられてました。。
とはいえ旅行中毒だったので、国内もめぼしいところはかなり回りました。
特に北海道に行くのが大好きで、今でもよく行きたくなります。
そんな私が留学先に選んだのは、アメリカ・ニューヨーク。
高校2年の夏休みに初めて行って感激し、いつか住んでみたい!!と決意。
親の理解もあって、数年後に実現しました。
ニューヨークに到着したのは、新緑の5月はじめ。
学生寮に入る前に、アッパーウェストサイドのホテルに泊まっていたので、
新緑眩しいW72nd Streetを歩きながら、
「今日はどうしよう!明日から何しよう!?」と、
底知れぬワクワク感で全身震えたのを覚えています。
その夏からの日々は、もうこの生涯、命終わるときまで、
心の中の宝箱に閉じ込めておきたいと思うほど、輝いた毎日でした。
私は個人的に青春時代が長かった方かな?と思ってるんですが、
そのときの毎日は、「青春」ってきっとこういうことを指すのだろうと、
心から実感できるような日々でした。
そして、自分には、海外生活、やっぱり合っているのかも知れない…と、
漠然と思うようになったわけです。
留学後は、東京に引越し&仕事、そして色々あってイタリアにやってくるわけですが、
数年に一度は、ホストファミリーや友人に会いに、ニューヨークに行っていました。
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不思議なもので、ニューヨーク大好き、アメリカ大好きだった私も、
今やヨーロッパの方が好きだし、イタリア暮らしがなんだか落ち着きます。
夫も、ヨーロッパ来るまでは、アメリカ東海岸大好き派だったらしいので、同じくです。
今でも英語や英語圏は好きで、暮らしやすくて良いなと思うんですが
(今夏の英国旅行でもまさにそう思った)、
ヨーロッパ大陸の多民族・多国籍が、ひしめき合ってる感じも何か好きなんですよ。
少し車を走らせたり、短距離飛行機で移動するだけで、全く違う言語や文化があって、色々な人がそれぞれの場所で生活を営んでいる。
多様性というものをより身近に感じられるようになったからかも知れません。
ただ、外国人である、ということを感じることは多いし、不便さもアップしました。
なんかドMっぽいけど、何事も物事は表裏一体。
それゆえに面白いこともたくさんあるし、
なんとか創意工夫していこうと頑張ってる自分達のこと、
嫌いじゃないんですよね。
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長らく続いたコロナ時代。
留学を迷っている人、諦めた人、いらっしゃるんじゃないかなと思います。
人生ってタイミングだから、合わない、ということも確実にある。
でも、もし、少しでも、気持ちが残っているのなら、
チャレンジしてみて欲しい。短期間でも。
自分自身が、本当に好きなこと、意外に頑張れること、
こんな一面も持っているんだなということ。
外の世界に飛び出すことで、見えてくるものがあると思うのです。
本日の一曲
New York State Of Mind
私の心の郷のひとつであるニューヨークを思い出したい時に弾きます。
ビリージョエルのニューヨークの街への愛が詰まった、「街へのラブソング」。
イントロ部分だけで、胸がきゅっとします。
彼のようにカッコ良くないけれど、、、
ニューヨークの片隅のジャズバーで弾いてる気分に、少しだけ酔えます。